
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・3年目看護師を辞めたい7つの理由
・3年目看護師を辞めない方が良い3つの理由
・3年目看護師を続ける3つのメリット
・3年目看護師が転職をしても良い人&しない方が良い人
・辞めるベストのタイミングは5年目の7月
✔︎本記事の信頼性
✔︎現役14年目看護師&副業ブロガー
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✔︎ブログきっかけで看護の本を執筆
結論から言うと
3年目看護師で辞めるのはデメリットが大きい
と一般的にはいえます。
なぜなら、
✔︎収入が減ってしまう
✔︎転職の幅が狭くなる
上記が主な理由ですね。
とはいえ、
✔︎情緒不安定で睡眠剤を飲まないと眠れない
✔︎労働環境が違反レベルで心が疲れきっている
こんな状態であれば、迷わずすぐに転職を強くおすすめします。
本記事では、
『3年目看護師が辞めたい理由とメリット、デメリット』
について解説をしていきます。
3年目看護師で転職を考えている方は、最後までじっくりと読んでみてください。
それでは、スタートしていきましょう!
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Contents
3年目看護師が辞めたい7つの理由
7つの理由
・係活動や看護研究の無給時間が多すぎる
・奨学金の返済義務がなくなる
・勤務先の悪い部分が見えてくる
・他と比較すると給与が安く感じる
・残業時間が多すぎる
・不規則勤務がつらく、夜勤を卒業したい
・他の科に興味があり、キャリアアップをしたい
順番に解説をします。
係活動や看護研究の無給時間が多すぎる
代表的な無給時間
・休日に係活動を行う
・看護研究でサービス残業
・チーム会や勉強会の参加
1年目にあまり感じなかった係活動や看護研究などが、3年目看護師になると急激に増えていきます。
話し合いや資料作成の時間は、時間外の無給時間で行うのが当たり前な雰囲気になりがちです。

奨学金の返済義務がなくなる
奨学金制度とは・・・
3年または4年の奨学金を受け取る代わりに、決められた年数のお礼奉公をする制度。
決められた年数を働くことで、返済しなくて良い。
とてもありがたい制度になりますが、病院側の事情を考えると
常に人員確保で困っている病院
もっと言えば、看護師の人員不足で忙しい病院であるということですね。
良い条件に転職をしたいと思うのは自然の流れなので、感度の高い看護師は次の転職先を探し始めるわけです。
勤務先の悪い部分が見えてくる
悪い部分
・人間関係が悪い
・残業が当たり前
・医師との連携ができていない
・勤務希望が通らない
・上司が無能
3年目看護師になると、上記のような悪い部分がたくさん見えてきます。
労働環境に疑問を持ちますし、不満もたまりやすい時期です。

他と比較すると給与が安く感じる
✔︎夜間手当が安い
✔︎基本給が安い
忙しく働いているのに、残業時間と給与が安い
こう感じて、他の求人票を一度は必ず見るものです。
残業時間が多すぎる
毎日1〜3時間の残業なんて当たり前
私が総合病院で働いていた頃の状況ですね。
当時は、看護師は残業が当たり前だと思っていました。
ただ、全くそんなことはありません。
残業時間0の職場はたくさんありますし、私が今働いている職場も残業時間0です。

不規則勤務がつらく、夜勤を卒業したい
ex)不規則勤務の勤務形態
早出:7:00〜15:35
日勤:8:30〜17:05
遅出:10:00〜18:35
準夜:16:30〜1:05
深夜:0:30〜9:05
日勤L:8:30〜18:45
夜勤:17:30 〜9:05
上記は私が以前働いていた総合病院の勤務形態ですが、バラバラですよね。
深夜・深夜・遅出・準夜・準夜
こんな勤務形態も月1回はありました。
✔︎プライベートの時間が作れない
✔︎5日間仕事に縛られている感覚
✔︎夜勤後に体調が悪い

他の科に興味があり、キャリアアップをしたい
✔︎認定看護師や専門看護師を目指したい
✔︎他の科で勉強をしたい
✔︎高度医療やホスピスで働きたい
3年目看護師になると、看護観や学びたい分野が明確になってきます。
今働いている職場でキャリアアップが難しいのであれば、積極的に行動するのが大切です。
3年目看護師を辞めない方が良い3つの理由
・退職金+給与の差
・チームリーダー&プリセプター経験がない
・専門分野への転職が難しい
上記3つが主な理由になります。
順番に解説をしていきます。
退職金+給与の差
3年目看護師or3年以上働いた看護師
この両者では、転職後の給与に大きな影響があります。
✔︎退職金は勤続年数3年以上
✔︎経験年数を考慮する
数ヶ月の差で退職金がもらえない医療機関も多いですし、3年以上の経験年数があるかという視点で見られます。

チームリーダー&プリセプターの経験がない
3年目看護師の多くは、チームリーダーを経験することができます。
チームリーダーの特徴
・病棟全体を見るマネジメント能力
・メンバー看護師への協力やコントロール
・医師などの他職種と連携
今後の看護師キャリアを積み上げる上で、チームリーダーの経験は重要なスキルになります。
また、プリセプターを経験するのが、3年目看護師または4年目看護師が一般的です。
後輩を指導する立場を経験することで、転職先で即戦力の評価をもらいやすくなります。

専門分野への転職が難しい
ICUや緩和ケアなどの専門性が高い転職先を求める場合、実務経験が必須となるのがほとんどです。
✔︎看護師経験年数が3年以上
✔︎専門分野の実務経験が3年以上
上記のように、いくつか条件を提示される場合があります。

3年目看護師を続ける3つのメリット
・プリセプターの経験
・リーダー業務の経験
・看護師としての自信が身につく
上記3つが主な理由になります。
プリセプターの経験
プリセプターを経験すると、
指導力と自分自身のスキルアップ
この2つを手に入れることができます。
それ以外にも、
✔︎人間性
✔︎看護観の向上
✔︎信頼
こういった部分もプラスになるので、転職をするときに有利な条件を手に入れることができます。

リーダー業務の経験
リーダー業務の経験をすることで
✔︎看護業務の全体をコントロールできる
✔︎視野が広がる
✔︎マネジメント能力を高められる
上記3つの能力を得ることができます。
リーダー業務は大変だと感じる部分も多いですが、リーダーの経験は間違いなく転職時のプラス要因になります。
プラス要因というのは、給与アップや高い評価がある状態で転職できるということですね。

看護師としての自信が身につく
1年目看護師→目の前の仕事に精一杯
2年目看護師→少し慣れたけど、まだまだ経験値と知識が乏しい
2年目までの多くの看護師は、自信を持てずに日々を過ごしているものです。
ただ、3年間働いた多くの看護師は、自信を手に入れます。
理由としては
・患者さんや家族のクレーム対応
・医師などの他職種と連携
・基礎知識や点滴などのスキルが確立
・知識が確立しアセスメント能力が向上
・心電図モニターや医療機器の理解
上記のような知識やスキルを3年目には習得できるわけです。

3年目看護師が転職をしても良い人&しない方が良い人
ここまで3年目看護師は転職をしない方がメリットが多いことを伝えてきました。
とはいえ、転職をした方が良い人も当然います。
以下の表にまとめました。
3年目で転職をした方が良い人 | 3年目で転職しない方が良い人 |
・労働環境に不満がある | ・転職の理由があいまい |
・奨学金を借りていない | ・なんとなく他の病院が良いと思う |
・結婚予定で仕事と家庭のバランス重視 | ・給与アップをめざしたい |
・他の科に興味がある | ・奨学金を借りている |
・人間関係で精神的につらい | ・キャリアアップをしたい |
今より好条件で働きたいといったポジティブな内容であれば、3年目を継続するメリットが大きいです。
その一方で、人間関係や仕事のバランスを考える場合には、転職を今から検討するのが良いですね。

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辞めるベストのタイミング&考えておきたい副業
転職をするベストのタイミングは
5年目の7月になります。
理由は
✔︎夏の賞与がもらえる
✔︎有給を消化しやすい
✔︎5年目の方が退職金が高い
上記3つが主な理由になります。
12月末の賞与後、3月末で転職する看護師が多いですが、病院としては嫌がられます。
12月は休みのコントロールが難しいですし、3月は新人看護師が入るため間違いなく忙しいわけです。
その結果、有給の消化ができずに、転職をするギリギリまで勤務をすることになりますね。

こう思うかもしれませんね。
そこで、考えてほしいのが副業ブログについてです。
関連:【今からでもOK】看護師をしながら副業するならブログ。理由は7つ

理由は3つあって
✔︎夜勤なしを選択した場合、年収が100万下がる
✔︎転職先の幅が広がる
✔︎月5万円の副収入があれば、心にゆとりが生まれる
これが主な理由ですね。
一つひとつ、詳しく解説をしていきます。
夜勤なしを選択した場合、年収が100万下がる
病院などの夜勤あり看護師の場合、夜勤手当が年間50〜60万程度あります。
残業が多い職場であれば、約100万前後が一般的です。
日勤のみで残業がほぼない職場に転職をすれば、年間100万前後の収入が減ることになります。
生活水準というのは、容易に下げられるものではありませんよね。
その結果、希望をしない夜勤ありのフルタイム看護師を選択しなくてはいけない状況になります。

転職先の幅が広がる
給与を中心に転職先を探してしまう
転職先を探すとき、今の生活水準を維持or向上するために給与を中心に見てしまうものです。
給与は大事な要素の一つではありますが、本当に大切なことは
・転職を希望した理由
・看護師としてどう働きたいか
・仕事とプライベートのバランス
上記3つのような視点を持つことです。

月5万円の副収入があれば、心にゆとりが生まれる
月5万円=年間60万円
シンプルに年間60万円は、大きい額だと思います。
不思議なことに月5万円の副収入を得てからは、看護師の仕事で嫌なことがあっても、あまり気にしなくなります。
おそらく、自分自身の中で
今の職場を辞めても、転職先はいくらでも選択できる
こんな気持ちが出てきたからだと思いますね。

まとめ:3年目看護師は、具体的な理由があれば転職OK。よく考えてから行動するのが大切
今回は、辞めたい7つの理由と辞めない方が良い3つの理由について解説をしました。
本記事の要約
✔︎3年目看護師が辞めたい7つの理由
✔︎3年目看護師が辞めない方が良い3つの理由
✔︎3年目看護師を続ける3つのメリット
✔︎3年目看護師が転職をしても良い人&しない方が良い人
✔︎辞めるベストのタイミング&考えておきたい副業
3年目看護師というのは、キャリアアップや人間関係、仕事のプライベートのバランスなど、今後の方向性を考える時期になります。

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