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ショックを早期に発見するためには?

今回は「ショック」について記載していきますね。

医療現場で、「○○さんがショックを起こしています。応援お願いします!」なんていう言葉を聞いた事がある方は多いのではないでしょうか。ショックと聞くと、緊急性が高いのだということが予想できますよね。

では、ショックとは何なのか?どんな症状が出現するのか?どのように考えるのか?
解説していきましょう!



ショックってどういう意味なの?

ショックとは、「生体に対して侵襲がある、または侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流の維持ができなくなる状態」のことをいいます。その結果、臓器障害を起こし生命の危機に陥ってしまいます。収縮期血圧が急激に低下した時に、ショックを起こしやすいといわれていますが、明確に○○以下でショックを起こすということは言われていません。

ショックになると、どんな症状が出るの?

血圧低下のイメージが強いですが、あくまでショックを起こしたときの一つの指標です。ショックの早期を示すような症状を把握することが大事なのです。具体的には、

・呼吸数増加
・冷汗や発汗
・頻脈
・末梢冷汗
・軽度の意識障害
・精神症状(不穏や興奮など)の出現
・CRT(爪を圧迫してから赤みが戻るまでの時間)が2秒以上かかる

このように、交感神経の緊張が考えられる症状になります。これらの症状を観察できることが、ショックを見つけるポイントになりますので覚えておきましょう。

特に軽度の意識障害については、細心の注意をしましょう。なぜかというと、脳への血流低下の症状が最も認められる症状なのです。脳への酸素量が低下すると、不穏や多弁などの精神症状が出現してきます。
「この患者さんは、不穏症状が強いな。よく話していて、多弁な人だな。」と感じたら、ショックの初期症状なのかもしれないと考え、行動していく必要があります。 

ショックが起きたら、どう考えたらいいの?

ショックといっても、様々な原因があります。まずは、原因検索が必要となり、大きく分けて4つに分類されます。

・循環血液量減少性ショック(出血、高度の脱水)
・血液分布異常性ショック(敗血症やアナフィラキシーショック)
・心原性ショック
・心外閉塞性、拘束性ショック(心タンポナーデ、重症肺塞栓症)

このように、ショックの原因を特定し、それぞれのショックに対しての治療が行われていきます。ショックが進行してしまうと、他のショックも複雑に交じり合ってしまうので、早期のショック治療が重要になります。

そのため、身近にいる看護師の「何かいつもと違う。体調が悪そうだ。ショックの初期症状かもしれない。」と感じる知識と観察力が求められるのです。

臨床経験はもちろん必要となってきますが、知識がなければ患者さんのちょっとした異変に気づくのは困難になります。 ショックの初期症状、知識として覚えておきましょう!




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