看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

リハビリテーションと看護の役割について

「今回は「リハビリと看護」について記載していきますね。

脳外科患者さんや整形外科患者さんには、リハビリという言葉を良く聞いたことがあると思います。リハビリという分野はとても幅広いです。加齢による身体機能の低下により、寝たきりになっている患者さんにもリハビリは有用なのです。

そもそもリハビリとは何なのか?関節拘縮を予防するためには?リハビリスタッフと看護師が行うリハビリも違いとは?リハビリと看護師の役割とは何なのか?解説していきましょう!



そもそもリハビリってなに?なぜ行うの?

リハビリテーションとは、「再びできるようになること」という意味があります。病気やけがをしてしまい、身体の機能を失ってしまうことは、生活の質が低下してしまうことを意味します。

生活の質が低下してしまうということは、当たり前だと思っていた幸せな生活が崩れてしまうことになります。

せっかく生命が助かったとしても、寝たきりの状態で、日常生活の全てを介助してもらわなければならない生活は幸せだとは思えません。

リハビリとは、身体の失われた機能を復活し、幸せな毎日を取り戻すことであるといってよいと思います。

関節拘縮を予防するためにはどうするの?

皮膚や筋肉、腱、神経などの関節の周りが、変化を起こして関節可動域の制限を起こします。この関節の変化を予防、または改善するためには、関節可動域(ROM)訓練を行っていきます。

関節拘縮の一番の原因は、マヒや固定によって動かさないことです。発症当初からROM訓練を行うことが大切です。しかし、急性期なので全身状態を観察しながら行うことが重要ですね。

リハビリスタッフと看護師が行うリハビリの違いってあるの?

大きな違いは、リハビリスタッフは医師の処方がないとできませんが、看護師は看護の一つとしてリハビリをすることが可能です。

リハビリスタッフのリハビリは、治療として位置づけられているためです。

・理学療法士(PT):基本的動作能力の回復を図るため、治療体操やその他の運動を行う
・作業療法士(OT):応用的動作能力や社会に適応できる能力の回復を図るため、手芸や工作の作業を行う 
・言語聴覚士(ST):音声機能や言語機能 の維持向上を図り、言語訓練やその他の訓練の援助を行う

このような様々なアプローチをしていきます。

看護師が行うリハビリって何なの?

単発的なリハビリではなくて、患者さんを健康な頃の生活に近い状態にすることが重要です。

具体的にいうと、

・朝起きたら座る
・座って食事をする
・昼間は起きて、夜は眠る
・歯を磨く
・ひげを剃る

このような当たり前だと思われる生活の一つ一つの援助こそが、看護師が行うリハビリです。患者さんにできる範囲でやってもらい、できない部分を援助します。

これこそが、看護師が行う日常生活の中でのリハビリとなります。

例を挙げると、食事を食べるためのリハビリとは、どのようにしたらよいでしょう?

脳外科患者さんは、摂食や嚥下障害が出現する可能性が高いです。誤嚥や窒息の危険性があるため、食事制限をする場合が多いです。その時には、正しい嚥下能力を評価するために、STに介入してもらいます。STに介入し、嚥下や体勢などの正しい情報をもらいます。

看護師は、STの対応を継続し安全に食べるための設定をすることで、食事を食べる楽しみを 続けることができます。機能を維持することになるので、これもリハビリです。

このように看護師のリハビリは幅広いですが、日常生活の援助一つ一つが患者さんの機能維持につながると考えたほうが良いでしょう。 

まとめると、

・リハビリスタッフのリハビリは、治療の一環として行っている
・看護師のリハビリは、日常生活援助の一つ一つであり、機能維持をすること
・早期のリハビリ開始が、関節拘縮予防に効果的であること 

これらが挙げられます。生活の質を落とさずに、機能維持や向上を目指すのは根気が必要ですが、患者さんの将来のために、正しい知識を持って関わっていきましょう! 




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