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脳出血ってなに?手術後の看護ポイントは?

今回は「脳出血」について記載していきますね。

脳外科患者さんを理解する上で、脳出血は必須といってよいでしょう。脳出血をしている患者さんがどのような状態になっており、どのような判断を求められているのか?看護をどのように提供しなければいけないのか?正しい知識なしには、難しいでしょう。

そもそも脳出血とは何なのか?出血部位によって、症状は違うのか?どのような治療方針で進めていくのか?看護のポイントは何なのか?解説していきましょう!




脳出血ってなに?

脳内の出血のことをいい、脳内血腫の圧迫が原因で神経症状や頭蓋内圧亢進症状が出てきます。出血部位は、大脳や橋、小脳に見られますが、約8割は大脳から出血します。大脳をさらに区分けすると、

・被殻出血
・視床出血
・皮質下出血
・小脳出血
・脳幹出血

このように分けられますが、被殻出血と視床出血で約70%を占めます。

出血部位によって、症状は違うの?

部位毎の症状を見ていきましょう。

被殻出血:意識障害、病側を向く共同偏視、運動性失語、失行・失認、対側の同名半盲などがあります。

視床出血:日中活動時、突然の頭痛、意識障害、片麻痺、感覚障害などがあります。

小脳出血:日中活動時、突然の激しい後頭部痛、回転性めまい、吐くのを繰り返します。その後、急激に歩行障害が出てきます。眼振も出現してきます。

皮質下出血:血腫が存在する場所によって違うため、症状の出現は一概には言えません。

脳幹出血:突然の意識障害、呼吸障害、四肢麻痺、除脳硬直、瞳孔の高度な縮小などが見られます。

どのような治療方針で進んでいくの?

CT画像による出血部位の確認と意識レベルの評価をまず行います。

なぜ意識レベルの評価が重要なのかというと、

・意識レベルが良い:緊急な脳ヘルニア所見がない→内科的治療と経過観察
・意識レベルがJCS2桁:緊急な脳ヘルニア所見あり→外科的治療
・意識レベルがJCS3桁以上:昏睡状態→手術適応外

このように、意識レベルによって治療内容が変化する材料となるため、非常に重要なのです。

術後の看護ポイントとして、どこを見ていけばいいの?

まずは意識レベルの観察を行いましょう。麻酔の覚醒状態を見極める必要があるので、意識障害と混同しないように、経過を見ていく必要があります。

次に、神経症状を見ていきましょう。

・瞳孔不同と対光反射の有無
・四肢の運動障害の有無
・感覚障害の有無
・言語障害の有無

これらを注意して観察していきます。発症24時間以内、特に6時間以内は脳ヘルニアが起きやすい時間なので注意深くチェックしていきます。出血後2~3日がピークなので、症状が強くなった場合には医師に報告し、CTで画像診断をしていく必要があります。

そしてバイタルサインを測定し、血圧が安定しているのかを確認します。

浸透圧利尿剤を使用しているので、脱水になる可能性があります。IN・OUTバランスを見ていき、OUTが多いときには、脱水が見られていないか観察していきます。

手術後にけいれんが出現することがあります。症状が出た場合には、気道の確保、意識レベルの確認、バイタルサイン、薬剤などを準備し医師に報告し指示を仰ぎます。

このように、脳出血後の看護観察ポイントは、多いです。意識レベルをみる、瞳孔をみる、正しいアセスメントをする、どれをとっても正しい知識がなければ、判断することができません。

脳出血の患者さんに正しい看護を提供するには、一つ一つの基礎知識を積み重ねが重要です。

知識なしには、患者さんの安全・安楽を提供できません。頑張っていきましょう!





 

 

 

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