看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

高齢者ポジショニングと身体的特徴を理解し、看護へ

今回は「高齢者ポジショニングと身体的特徴」について記載していきますね。

高齢化が進んでおり、入院患者さんの年齢層も高くなっています。70歳以上の患者さんは多くなってきており、60代だと若いと感じてしまいます。

高齢者のポジショニングを考えるためには、高齢者の身体的特徴、現在の疾患を理解する必要があります。そして、日常生活にどのような制限が出ているのかを検討していかなければなりません。

高齢者のポジショニングの目的とは?高齢者の身体的特徴はなに?解説していきましょう!




高齢者ポジショニングの目的って?

昔から言われているのは、高齢者は回復することが困難になる可能性があるため、現状維持を目的としていることが多いです。 

一般的にポジショニングには、上記に書いた現状維持を目的とする維持パターン、そして身体機能を回復するための改善パターン、回復が見込めないため安楽を追求するQOLパターンに分けることができます。

それぞれのパターンについて具体的に書いていきましょう。

改善パターン:
疾患が比較的単純な場合は、短い期間で回復 していきます。そのため、機能改善が期待できます。例えば、軽度の肺炎や整形分野の骨折からのリハビリなどが該当しますね。基本的には、円滑にリハビリが進むように、活動と休息のバランスが崩れないように注意していきます。

維持パターン:
治療前の完全な状態には戻れないが、回復した現在の状態を維持していく状態です。ベッド上での生活時間が長くなるので、 臥床環境を整えていく必要があります。

QOLパターン:
回復が厳しい状態のため、安全・安楽を追求する状態です。この時期は、低栄養や浮腫が影響し、皮膚の褥瘡に注意していく必要があります。また体位調整も、動かすことで疼痛を引き起こすこともよくあるので、バランスを保つ必要があり、十分なアセスメントが必要となります。

高齢者の身体的特徴ってなに?

高齢になると、身体的な機能が低下し、特徴的な身体症状が出現してきます。これを一般的に老化現象と呼んでいます。

老化に伴い、様々な身体症状があります。

・骨突出
栄養不良状態で、全身の筋肉がなくなり、骨が飛び出すような状態をいいます。飛び出した骨には、圧が加わりやすいので、褥瘡を引き起こしやすくなります。

・浮腫
皮膚は弾力性に欠け、乾燥しやすい。そのため、皮膚が損傷を受けやすい状態になっています。また免疫力が低下しているので、感染しやすい。

・拘縮・変形
老化による活動低下や可動性の低下、そして脳梗塞後遺症による麻痺などが原因で、起こしやすいです。適切なポジショニングにより、予防することができます。

・円背
脊柱の彎曲異常のことをいいます。臥位では背中に強い圧がかかってしまうので、褥瘡を作りやすい状態です。ポジショニングにより、安楽な体位や除圧をしていく必要があります。

このような知識を持っていることで、看護を提供する時にアセスメントの材料となります。

例えば、誤嚥性肺炎の高齢者で、寝たきり。今後食事を摂る事ができずにQOLパターン、骨突出と円背を合わせ持つ患者さんの場合、どう考えたらよいでしょう?
 
ポジショニングを適切に提供し、皮膚の損傷や褥瘡を作らないこと。そして、安楽に過ごし苦痛を感じないようにしていくことが考えられます。

経験上、患者さんによっては、拒否があることも十分にありますので、患者さんの訴えと医療者側の見解を合わせて、安楽に過ごすために、バランスの良い医療を提供していくことが必要ですね。

その患者さんが、どのような疾患を患っており、どのような時期の方なのか、どのような身体的特徴を持っているのかを総合的に判断することが求められています。 
日常生活援助は、看護の分野です。適切な看護を提供できるようにしていきましょう! 





 

 

 

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