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看護師や介護士という仕事は、腰痛になりやすい?

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今回は「看護師や介護士という仕事は、腰痛になりやすい」について記載していきますね。

 

あなたは、患者さんや利用者さんを介助する時、腰が痛いと思ったことはありませんか?

 

私が今働いている病棟は、慢性期で寝たきりの患者さんが、8割以上いる病棟になります。

 

当然、時間毎でオムツ交換と体位変換をたくさんの方に、看護師は行わなければいけません。

 

患者さんの身体状況や体重などによって、介助者の負担は変化します。

 

臨床現場において、

 

「○○さんは身体が大きいから大変。腰が痛いから手伝って。」

 

というようなやり取りが多いと思います。

 

看護を提供する上で、力は必要です。

 

どういうことかというと、看護を行う時には、必ず患者さんに対して何らかの行動を起こしますよね。

 

わかりやすい例だと、脈を測定する、食事介助でスプーンを患者さんに口に持っていくなどになります。

 

では、重力と力の関係性を知ることで、腰痛の原因がわかる?看護師や介護士が、なぜ腰痛を起こしやすいのか?ボディメカニクスをうまく使うことが、腰痛軽減のポイント?解説していきましょう!

 


 

重力と力の関係性を知ることで、腰痛の原因がわかる?

 

どんな物でも良いのですが、物を持つと重さを感じますよね。

 

この重さを感じる原因が、重力になります。

 

重力は、質量が大きいほど重くなっていきます。

 

ということは、患者さんで身体が大きい人ほど、重いというのがわかりますよね。

 

じゃあ、身体をパーツ毎に考えてみるとどうでしょう。

 

胴体や頭、両上肢、両下肢というように、それぞれ質量がありますよね。

 

質量の多い胴体、次に頭が重さを特に感じやすい部位になります。

 

なので、自力体動ができない患者さんを動かす時に、パーツ毎に動かす方が、負担を軽減させることにつながるんですね。

 

では、同じ体重の患者さんでも、重さを強く感じることがあると思いますが、なぜでしょうか。

 

これは、力の作用と反作用、患者さんの協力性がポイントになります。

 

例えば、端座位→車椅子の移乗する場面で考えてみましょう。

 

協力性があって、端座位から立ち上がりまで同じ力が働けば、介助量は減るので、重さも強く感じません。

 

逆に看護師の立場で、立ち上がってほしくても、患者さんとしては、ベッドに横になる様子が見られ、協力性がない場合には、反対の力が作用しているので、介助量は多くなり、重さも強く感じてしまいます。

 

当然、介助量が多いということは、腰にかかる力も強くなるので、腰痛の原因になっていくのです。

 

看護師や介護士が、なぜ腰痛を起こしやすいのか?

 

では、どのような場面で腰痛を起こしやすいのでしょうか。

 

臨床の起こりやすい場面としては、

 

・ベッドメーキング

・患者さんの体位変換や抱き起こそうとする時

・ベッドの高さが、自分の身長とあっていない時

 

これらが、臨床経験上多いのではないかと思います。

 

なぜ、腰痛を起こしやすいのかというと、看護における姿勢や動作は、腰に負担をかけることが、多いのです。

 

ベッド周りの環境整備やベッドメーキングなどで、上体を前傾姿勢にしますよね。

 

この行動だけで、腰部に負担がかかってしまうのです。

 

看護援助を行うということは、それぞれの援助で腰部に負担がかかっていると言っても、よいぐらいです。

 

私の臨床経験上、特に腰部に負担がかかる業務は、ベッドが低い位置でのベッドメーキング、体位変換、オムツ交換になります。

 

患者さんの数が多くなると、腰部が痛くなった経験があります。

 

忙しいときには、時間短縮の意味で、そのままの高さでやってしまいがちですが、自分の健康を害しては元も子もないので、注意していく必要があります。

 

ボディメカニクスをうまく使うことが、腰痛軽減のポイント?

 

看護学生時代、ボディメカニクスを活かすことが大切という風に言われてきたのではないでしょうか。

 

ボディメカニクスの方法としては、

 

・患者さんの支持基底面を狭くして、体位変換を容易にする

・看護師は、支持基底面を広げ、姿勢の安定性を増すようにする

 

というのが、基本になります。

 

例えば、1冊の単行本があったとします。

 

本をそのまま寝かせた状態で置いておく(支持基底面が広い)状態だと、安定性が増しますよね。

 

逆に本を立てた状態で置いておく(支持基底面が狭い)状態だと、安定性がなくなります。

 

では、小さな力で倒せるのは、どちらでしょう?

 

本を立てた状態だと、ほんの少しの力で倒れますよね。

 

この理論を、そのまま患者さんと看護師に当てはめてみると、わかりやすいのではないでしょうか。

 

患者さんの手や足をできる範囲でコンパクトにすることで、支持基底面が狭くなるので、小さな力で体位変換ができるようになります。

 

看護師側としては、支持基底面を広げることで安定性が増すので、負担を軽減することにつながります。

 

ただし、広げすぎると股関節に負担をかけてしまい、かえって不安定な姿勢になってしまうので、無理がかからない程度に自己調節することが大切です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

医療従事者である看護師にとって、腰痛対策はとても大切です。

 

自分自身の健康を害してしまっては、患者さんに良い看護を提供することができなくなります。

 

自分自身が健康な状態というのが、前提条件です。

 

正しい知識と技術を持って、日々の看護ケアを提供していきましょう。

 

 





 

 

 

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