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経腸栄養、末梢静脈、中心静脈を看護師は理解が必要

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今回は「経腸栄養、末梢静脈、中心静脈を看護師は理解が必要」について記載していきますね。

 

あなたは、各々の栄養投与経路について、正しく理解されていますか?

 

普段健康な時の栄養投与経路といえば、経口摂取ですよね。

 

基本的にエネルギー補給経路として、嚥下障害や消化管の問題などがなければ、スタンダードな方法になります。

 

では、何かしらの障害があった場合、他の栄養投与経路には、どのような方法があるでしょうか。

 

栄養投与経路としては、

 

・鼻から、または経口の経腸栄養法

・胃ろう

・末梢静脈栄養法

・中心静脈栄養法

 

というような方法があります。

 

それぞれの栄養投与方法には、メリット・デメリットが存在します。正しく理解することで、患者さんに合った選択肢を考えることができ、アセスメントをすることにつながります。

 

では、経腸栄養法のメリット・デメリットは?末梢静脈栄養と中心静脈栄養のメリット・デメリットは?経鼻管栄養とPEGのメリット・デメリットは?解説していきましょう!

 


 

経腸栄養法のメリット・デメリットは?

 

経腸栄養は、腸が機能している場合、全て適応となることです。

 

メリットとしては、

 

・腸管粘膜を維持

・免疫機能を維持

・消化管の機能を維持

 

などのメリットがあります。

 

栄養量を確保していくということでは、一番合っている方法ではないでしょうか。

 

しかし、腸に直接栄養を送り込むことになるので、当然デメリットもあります。

 

・誤嚥性肺炎

・腹痛

・嘔気や嘔吐

・下痢

 

などの症状が出現しやすいです。

 

特に臨床現場では、嘔気や嘔吐、下痢症状が出る場合が多いので、症状の出現が見られていないか、看護師は観察をしていく必要があります。

 

経腸栄養を行っているということは、口から食事がとれない嚥下障害の可能性が非常に高いので、常に誤嚥リスクがあるため、誤嚥性肺炎も当然起こりやすい状態にあります。

 

末梢静脈栄養と中心静脈栄養のメリット・デメリットは?

 

末梢静脈栄養法や中心静脈栄養法は、経腸栄養法ができない状態に選択されていきます。

 

消化器に入院している多くの患者さんは、消化管の安静が必要になるので、点滴をしている患者さんが圧倒的に多くなるのですね。

 

まず、それぞれの適応について書いていきますね。

 

末梢静脈栄養法の適応としては、

 

・一時的な消化管の安静(禁食や絶飲食)

・食欲低下による経口摂取量を補う

・手術などの処置前後

 

などが適応となります。

 

一方、中心静脈栄養法の適応としては、

 

・イレウスや炎症性の腸疾患が、長期化する場合

・重症膵炎で、大量輸液と数種類の薬剤を投与する場合

・末梢血管確保が難しく、しばらく点滴管理が必要な場合

 

などが適応として挙げられます。

 

では、末梢静脈栄養法と中心静脈栄養法のメリット・デメリットは何があるでしょうか。

 

末梢静脈栄養法のメリットとしては、

 

・感染リスクが中心静脈栄養法より低い

・血管が見えていれば、血管確保が容易

・血管確保は医師だけではなく、看護師でも行うことが可能

 

などが挙げられます。

 

デメリットとしては、

 

・高カロリー輸液を行うと静脈炎を起こすので、投与濃度に制限がある

・十分なカロリーを確保することができないので、長期化する場合には限界がある

・長期間の留置をすることができず、数日置きに入れ替えをしないといけない

 

などが挙げられます。

 

次に、中心静脈栄養法のメリットとしては、

 

・必要なエネルギー量を確保することができる

・長期間、消化管を安静に保つことができる

・重症患者さんへ、複数の薬剤投与をする時の投与経路が確立している

 

などが挙げられます。

 

デメリットとしては、

 

・カテーテルからの感染があると、合併症のリスクが高い

・高カロリー輸液による、高血糖のリスクがある

 

などが挙げられます。

 

どの栄養投与経路にしても、必ずデメリットが存在します。

 

大事なのは、現在の患者さんの状態に合わせて、最善と思われる方法を選択することです。

 

看護師としてメリット、デメリットを理解することで、観察していかなければいけない症状を理解できます。

 

また治療過程において、デメリットを天秤にかけて、栄養投与経路を変更したほうが良い場合もあります。

 

その場合には、医師と相談していくことになりますが、何が正しいのか判断することが難しいので、正しい知識が必要になります。

 

経鼻管栄養とPEGのメリット・デメリットは?

 

鼻から胃管カテーテルを挿入している患者さんが、長期化すると、PEG造設の話題が出てきます。

 

PEG造設について、賛否両論がありますが、ここでは一般的なメリット・デメリットについて、触れていこうと思います。

 

経鼻胃管栄養のメリットとしては、

 

・ベッドサイドで簡便に挿入することができる

・合併症を起こすリスクが低い

・必ず医師が挿入しなくても良い

 

などが挙げられます。

 

デメリットとしては、

 

・管による違和感がある

・意思疎通が困難な場合、自己抜去のリスクが高い

・嚥下に悪影響を与える場合がある

 

などが挙げられます。

 

次に、PEGのメリットとしては、

 

・チューブによる違和感が、経鼻胃管カテーテルより少ない

・チューブが患者さんから見えないので、自己抜去のリスクが格段に下がる

・逆流による誤嚥リスクは低下する

 

などが挙げられます。

 

デメリットとしては、

 

・チューブが抜けてしまった場合、早急に対処しないと穴が閉鎖してしまう

・挿入部周囲に発赤など、トラブルが起きることがある

 

などが挙げられます。

 

適応については、患者さんの全身状態、患者さんと家族の意向を確認しながら、選択をしていく必要があります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

栄養投与経路は、様々ですが、それぞれ適応とメリット、デメリットが必ずあります。

 

看護師として大事なのは、

 

・なぜ、この栄養投与経路なのか

・治療の回復過程の場合、変更する必要があるのか

・必要な栄養量は確保されているのか

 

という部分を正しく考えることができることです。

 

例えば、経腸栄養を行っている患者さんが、下痢が頻回だとします。

 

この場合、栄養状態は維持できていない可能性が高いですよね。

 

ということは、

 

「消化管の安静を保つために、医師に相談をして、経腸栄養を中止して、末梢静脈栄養法に切り替えたほうが良いか、相談してみよう。」

 

と考えることができます。

 

正しい知識を持つことは、患者さんの最適な状態を考える手段になります。

 

看護師のスキルアップは、正しい知識の積み重ねが大事なのではないでしょうか。

 





 

 

 

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