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誤嚥性肺炎患者さんの痰づまり。看護師としての観察点は?

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今回は「誤嚥性肺炎患者さんの痰づまり。看護師としての観察点」について記載していきますね。

 

あなたは、痰が多い患者さんに関わったことがありますか?

 

臨床現場で働いていると、痰の量が多くて気管にどんどん誤嚥してしまう患者さんっていますよね。

 

その患者さんに対して、気道浄化を図るために、気管吸引を適宜行っていると思います。

 

これが、今回のテーマの痰づまり予防策といえます。

 

知識と経験を兼ね備えた看護師の場合、

 

「なんかいつもと違うな。訪室回数を多くして、注意しないといけない。」

 

と感じるわけです。

 

なぜ、経験豊富な看護師は、訪室回数を多くするのでしょうか。

 

それには、ちゃんと正しい知識を持って、患者さんを観察しているからです。

 

では、痰づまりリスクを把握するための観察ポイントは?痰づまりリスクを下げるために、どう介入する?薬剤を使用して、痰づまりのリスクを下げる?解説していきましょう!

 


 

痰づまりリスクを把握するための観察ポイントは?

 

正しい知識と経験が豊富な看護師は、この観察ポイントがしっかりしているのです。

 

具体的には、

 

・痰の量が多いか、普段と比較して変化がないか

・痰の粘稠性はどうか(低、中、高)

・痰の性状はどうか(灰白色、淡黄色、黄色)

・自力体動があるかどうか(体位ドレナージの視点で)

・意識レベルがどうか(誤嚥しても、連絡をくれない)

・咳嗽反射はあるのか(弱いもしくはないと、自力喀痰ができない)

 

などの観察ポイントを、正しく理解していると、

 

「この患者さんは、痰づまりのリスクが高いから、頻回に見にいかないといけない。酸素も下がりやすいから、SPO2モニタリングも必要かもしれない。」

 

と判断され、行動できるようになるのです。

 

痰について考えてみると、痰の量が多くて、痰の粘稠性が高ければ、喉に引っかかって、痰づまりを起こすリスクは、高くなります。

 

痰の性状が、灰白色→黄色に変化していれば、肺炎症状を疑って、痰の量が多くなることが予想されます。

 

体位ドレナージができなければ、痰は蓄積された状態で排痰しづらくなりますし、意識レベルが低下していれば、自力喀痰も期待できません。

 

というように、観察ポイントをしっかり理解していると、患者さんの痰づまりのリスクを正しく把握できるようになります。

 

痰づまりリスクを下げるために、どう介入する?

 

痰というのは、水分量に大きく影響します。

 

つまり、肺炎を起こして脱水症状が出ていたとしたら、水分不足が原因で、痰の粘稠性が高くなったのではないかと考えます。

 

患者さんの状況によりますが、医師に点滴、経管栄養の水分量を増加する、抗生剤の治療を行うなど、情報提供をして、検討してもらう必要があります。

 

次にリハビリを行っている患者さんの場合、特に理学療法士と協力体制を作って、体位ドレナージを行っていくことが、排痰に有用です。

 

薬剤を使用して、痰づまりのリスクを下げる?

 

医師の指示を確認して、吸入指示をもらうのが効果的です。

 

ビソルボンは、痰の粘稠性を低下させ、ベネトリンは、気管支を拡げるような力を持っています。

 

私の病棟でよく使用するのは、

 

・生食+ビソルボン

・生食+ビソルボン+ベネトリン

 

これらを医師の指示の元、吸入を行っています。

 

吸入以外にも、去痰薬と呼ばれている内服薬もいくつかありますし、経口内服が厳しければ、静脈注射で投与をする場合もあります。

 

患者さんの痰づまりのリスクを医師、そして看護師が判断していき、情報共有をして、正しい薬剤を選択していくことが大切になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

看護師の役割としては、

 

・痰づまりのリスクを把握し、正しい観察ポイントを理解すること

・痰づまりのリスクが高ければ、医師に情報提供し、水分量や全身状態を確認してもらい、指示をもらう

・痰の粘稠性や量が多ければ、去痰薬や吸入指示を、医師に確認し、痰が気道にこびりつかないように、予防していく

 

というような、役割があるのではないでしょうか。

 

臨床現場において、患者さんの近くにいるのは看護師です。

 

当然、異変に一番先に気づくのも看護師になります。

 

身近な存在だからこそ、正常か異常なのかを正しく判断し、患者さんが安心して入院生活を送れるようにしていく必要があります。

 

そのためには、正しい知識が必要です。看護師のスキルアップをすることは、患者さんの急変を未然に防ぐことにつながります。

 





 

 

 

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