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在宅患者さんの薬剤管理。看護師としてどう関わる?

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今回は「在宅患者さんの薬剤管理。看護師としてどう関わるのか」について記載していきますね。

 

あなたは、在宅患者さんの薬剤管理に、関わったことはありますか?

 

何かの病気を患って、患者さんが入院した時、内服中止や継続の指示を、医師へ確認しないといけないですよね。

 

その時、持参薬の確認を看護師は必ず行います。

 

特に高齢の患者さんに多い印象がありますが、

 

「○○さん。朝の薬だけ、あまりないようですが、家にありますか?」

 

というように、服薬が正しくできていないことがあります。

 

また、明らかに飲んでいなかっただろうと思われるほど、薬が余っていることもあります。

 

中には、

 

「この薬は、たまに飲んでいるんだ。」

 

というように、自己解釈で内服をしている患者さんもいます。

 

入院中に限っては、看護師で内服管理を行えば、正しい内服はできます。

 

ですが、在宅へ退院してからの服薬管理を考えると、適切ではないですよね。

 

では、入院中から在宅での服薬管理に関わることが大切?服薬しない理由を把握することが、大切なこともある?家族の協力、サービス介入をすることで、服薬管理をすることにつながる?解説していきましょう!

 


 

入院中から在宅での服薬管理に関わることが大切?

 

入院をしてから治療のゴールが見えた時点で、看護師の役割は、

 

「在宅生活を送る上で支障が起こらないようにするには、どうしたら良いか」

 

ここを考えていくようになります。

 

今まで服薬管理ができなかった理由はいくつかあると考えられます。

 

臨床経験上で、多いのは

 

・薬袋が多く、管理しきれていない

・朝食後、夕食後と書かれている文字が小さい、または理解できない

・手が不自由で、うまくシートから錠剤やカプセルを出すことができない

・どの薬を飲んでいいか、わからなくなる

・内服することを理解していない

 

などが挙げられます。

 

内服することを理解していない場合には、自己管理はできない状態なので、誰かの協力が不可欠です。

 

その他の場合には、対策をいくつか考えることができます。

 

・一包化にして薬袋の数を減らして、管理しやすくする

・朝食後、夕食後の文字が小さければ、こちら側で大きく文字を書き直す

・一包化にして、ハサミなど切れるものを準備しておくことで、シートから出せないことを予防する

・お薬カレンダーを準備して、いつ飲むかをわかりやすくする

 

というように、患者さんの服薬状況に合わせて、工夫できることはたくさんあります。

 

患者さんの入院生活だけではなく、在宅生活の方が圧倒的に多い時間を過ごすので、退院後

の生活を考え、提供していくことが、非常に大切になります。

 

服薬しない理由を把握することが、大切なこともある?

 

「薬を飲まなくても元気だから、大丈夫。多すぎるから飲めない。」

「漢方薬が飲みづらいから、たまにしか飲まないの。」

「食欲がないから、薬を飲まないほうが良いと思って。」

 

というように、内服管理能力を確認する以前の問題に、服薬しない理由が存在している場合

があります。

 

様々な既往歴がある高齢者の方だと、朝に10種類以上の薬を内服するのを見かけたことは

ありませんか。

 

薬の種類が多くて、飲むのが大変であれば、医師に必要な薬を再度確認する必要性が出てき

ます。飲めなければ、意味がないですからね。

 

漢方薬の場合だと、それに変わる錠剤、もしくは可能であれば医師に相談し、中止をするこ

とで、他の薬剤をしっかり服薬できるきっかけになるかもしれません。

 

食後に服薬するというのが、一般的な考え方ですよね。食欲がない時でも、服薬をしたほう

が良いメリットを伝えることが、大切です。

 

このように、服薬しない理由をはっきりさせることで、正しい内服につながるということも

あるということを、覚えておくと良いでしょう。

 

家族の協力、サービス介入をすることで、服薬管理をすることにつながる?

 

治療が終了して、身体的には在宅退院できる状態になったとします。

 

ただ、上記の方法で色々提供したけど、内服自己管理には至らなかった。

 

臨床現場では、このような事例もたくさんいます。

 

そんな時に、どう対応したらよいかというと、

 

・家族の協力は得られるか

・ヘルパーや訪問看護の導入は可能か

・個人の内服管理能力が、どこまでは可能なのか

 

これらを検討していく必要が出てきます。

 

臨床現場での例を挙げると、薬袋から毎回、カップにセットしている状態であれば内服可能

な方が、以前入院していました。

 

家族は週3回、本人の家に行くことは可能でしたが、仕事の都合で毎日行くことは難しい

事例です。

 

家族がいる時は、カップに内服薬を入れる準備ができますが、それ以外のときには、ヘルパ

ーが訪問し、服薬できるように準備していく形になりました。

 

このように、本人の内服管理能力、周囲の協力を具体的にしていき、在宅生活に移行しても、

支障が出ないように、調整していきます。決まりはないので、患者さんの個別性に合わせて、

提供していくことが大事です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

在宅退院後、正しく内服ができるように調整していくことは、患者さんの健康を維持するた

めに必要です。

 

看護師の役割は、退院後の生活も見据えて考えなければいけないといわれています。

 

退院後の生活を考えるためには、患者さんが抱えている問題を理解しなければいけません。

 

そのためには、患者さんの全体像を理解する必要が出てきます。

 

看護師の知識、経験は、実に様々な場面で活かされます。看護師のスキルアップをすること

で、患者さんのケアの質もあがります。正しい知識を身につけていきましょう!

 





 

 

 

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