看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

泥酔患者さんを看護。看護師としてどう関わる?

87672068af58c62f87115cbdf003f509_s

 

今回は「泥酔患者さんを看護。看護師としてどう関わるのか」について記載していきますね。

 

泥酔した患者さんにケアを提供したことはありますか?

 

救急外来で働いていた時、

 

「これから意識レベルが低下して、動けない患者さんが運ばれてきます。」

 

といった内容で、医師から看護師に連絡が入ります。

 

意識レベルが低下しているという情報から、

 

・脳外科関連?

・循内関連?

・心肺停止になるかもしれない?

 

というように、救急外来の看護師として、様々な場面を想定して、準備をしていきます。

 

いざ、搬入されて、明らかにお酒のにおいがきつい時、医師と看護師が、思わず目が合ってしまったことを覚えています。

 

ただ、気をつけなければいけないのは、急性アルコール中毒になっている場合です。その場合には、適切な治療が必要となります。

 

では、血中アルコール濃度と症状の関係性は?急性アルコール中毒の場合、どのような処置が必要なの?泥酔患者さんとのコミュニケーション。看護師はどう対応していく?解説していきましょう!

 

 

血中アルコール濃度と症状の関係性は?

 

救急外来では、アルコールによる影響が考えられると、一般採血と合わせて、血中濃度を測定する採血も行うことがあります。

 

血中アルコール濃度によって、症状の出現に違いがあるので、看護師は数値を理解することで、対応方法が変わってくるので、覚えていきましょう。

 

・微酔爽快期:血中濃度20~50mg

 気分が良い、顔が赤くなるなど

 

・ほろ酔い期:血中濃度50~150mg

 立位時にふらふらする、気が大きくなるなど

 

・酩酊期:血中濃度150~300mg

 記憶がない、千鳥足、嘔吐など

 

・泥酔期:血中濃度300~400mg

 意識混濁、支離滅裂など

 

・昏睡期:血中濃度400mg以上

 呼吸に異常が出るなど

 

というように、アルコール血中濃度によって、症状の出現は異なるので、目安を覚えておくのは大切になっていきます。

 

医療処置が必要となるのは、泥酔期以上になります。

 

急性アルコール中毒の場合、どのような処置が必要なの?

 

泥酔期以上で運ばれてくる人の中には、短時間でアルコールを摂取して、急激にアルコール血中濃度を上昇させてしまう場合があります。

 

治療としては、

 

・輸液を行う

・トイレに行ける状態ではなく、利尿確認のために尿道留置カテーテルの挿入

 

これらを行っていき、体外にアルコールを排除させるように、治療を行っていきます。

 

徐々にアルコール濃度が低下していくと、自然と意識レベルの改善は見られますが、まだふらつき、嘔吐などの症状が見られる場合があります。

 

二次的に転倒、外傷を起こさないように、配慮していく必要があります。

 

泥酔患者さんとのコミュニケーション。看護師はどう対応していく?

 

泥酔した患者さんに対応する上では、

 

・コミュニケーションが図れた場合

・コミュニケーションが図りづらかった場合

 

この2パターンになります。

 

コミュニケーションが図りづらかった場合、看護師として対応が困ることが多いので、書いていきます。

 

対応が難しい事例は、酩酊期、泥酔期にある患者さんの場合が多いです。

 

・暴言、暴力をしようとする

・近くにある椅子や物を蹴る

・大声で怒鳴る

 

というように、看護師に対して、危害を加えようとするので、コミュニケーションや観察を行うのは、容易ではありません。

 

正常な判断ができない状態、怒りでしか欲求を表現できない状態であるということを念頭に関わるようにしましょう。

 

・暴力があるかもしれないので、斜め方向から接触し、プレッシャーを与えない

・いつでも防御できるように、手は前に出しておく

・基本的に否定せず、受容的姿勢で関わる

・椅子など、物を蹴っている場合、周囲の安全確保

・一人で関わらず、警備員など複数名で関わる

 

というように、自分の身を守りつつ、相手の全身状態観察、配慮を、看護師は求められます。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

コミュニケーションを円滑に進めるために、飲酒はありますよね。

 

軽度の飲酒は、気分を高め人間関係を良好にしますが、飲みすぎると、様々な不快症状、さらに相手に危害を与えかねません。

 

度を過ぎる飲酒をした原因としては、

 

・嫌なことがあって、一気飲みをした

・宴会の場で、限界量を超えて飲酒してしまった

 

というように、様々な理由があります。

 

看護師としての役割は、泥酔した患者さんが、転倒や外傷、全身状態の悪化が見られず、安全に帰宅できるようにすることと考えます。

 

つい、飲酒による搬送だとわかると、気が緩みがちになりますが、正しい知識と処置を行い、患者さんの安全確保を行うことが、大切ですよね。

 




関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。