看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

終末期患者の家族に必要な看護、グリーフケアとは?

今回は「終末期患者の家族に必要な看護」について記載していきますね。

人には、寿命があり必ずいつかは死を迎えます。この死をどのように迎えるのか?この質が大事になってきています。徐々に死が近づいている患者さんに対しては、その都度対応し、適切な看護を提供していくことが大事です。

家族には、どのような看護を提供しなければいけないのか?ついつい、患者さん本人に目が向きがちですが、家族ケアも大変重要です。

家族が、患者さんの死が近づいている時、どのような心理的状況になっているのか?グリーフケアとは何なのか?看護師としてどのように対応していくのか?解説していきましょう!




患者さんの死が近づいている時、家族はどんな心理状況なの?

悲嘆という言葉を聞いたことがありますか?非嘆とは、心的反応(情緒や認知的反応、スプリチュアル反応)、行動的反応や身体反応などの喪失反応をいいます。

この説明だと、抽象的でわかりづらいので、具体的にしていきましょう。

・思幕想起
失われた対象が、繰り返し脳裏に浮かぶ状態をいいます。鮮明に浮かぶため、対象者がいるような感覚、もしくはその場所に実際に訪れる行動をとります。しかし、会うことはできないので強いストレスを感じます。

・疎外感
亡くなった事により、「周りだけが幸せそうだ。私だけ、取り残されたようだ。」というような感覚を訴える状態をいいます。 

・落ち込み
無関心、無気力、孤独感などの感情コントロールが非常に不安定な状態をいいます。 食欲低下や疲労感などの身体症状も伴うことが多い。

・適応しようとする
「今のままではだめだ。立ち直ろう。」とする努力のことをいいます。

このように、かなり不安定になります。このような状態を理解した上で、

「時には十分に休息をとりましょう。」
「買い物などで、外に出る機会はありますか?」 

というように、行動を促すために具体的な声かけが必要になります。

グリーフケアってなに?

グリーフケアとは、患者さんの死の前後ではなく、結果として遺族の適応過程で何らかの助けになるケアのことをいいます。終末期の患者さんが、生存中に必要な家族ケアについて、具体的にしていきましょう。

・患者さんの情報提供や援助方法の説明、家族へのケア参加への補助

患者さんの状態や治療内容、社会資源の情報は、家族一人一人のニーズによって違いがあります。しかし、必要となる時期が違うとしても、死が近いという現実に直面するためには、患者さんの状況を正しく理解する必要があります。

また終末期患者さんの役に立ちたいと感じている家族には、患者さんの癒しにつながる援助方法や、患者さんがしてほしいと感じている内容を伝えることが、大切になります。

このように必要な情報を伝えることが、家族の患者さんの状態に対する理解を高めて、どのように関わればよいのかわかるようになります。その結果、 家族のケア参加を促進していくことにつながります。

・患者さんと家族の最終的な意思決定支援

終末期患者さんの家族心理は、日々揺らぐことが一般的であるといわれています。体調が良い日と悪い日によって、一喜一憂してしまうことが多いです。

適切な情報提供を随時行っていくことが、残された時間をどのように過ごすのかを決めていく意思決定支援となります。

また患者さんや家族が、相手に遠慮をしてうまく伝えられないことがあります。代弁者となり、患者さんと家族の間で調整を行い、悔いがないように配慮する必要があります。

・患者さんと家族が充実した時間をもてるように支援

終末期の患者家族が、患者さん本人と共通の趣味や、今この時を大事にするために旅行や外出をすることは、とても大事になります。

終末期はタイミングが難しいです。しかし、このタイミングを逃さずに家族が患者さんと共に充実した時間を持てるような配慮が必要なのです。残された時間をどのように過ごすのかによって、お互いの苦痛を緩和できることにつながります。

・看取りの環境づくり

死別後の遺族の心情としては、患者さんが安らかに亡くなったと感じることが心の支えになります。逆に患者さんの死に対して、準備ができていなかった場合には、死別後の情緒不安定になる因子となります。

看取りの環境づくりとは、安心して穏やかな最期を迎えられるように、家族が十分に患者さんとのお別れを持てる環境を作ることです。

患者さんと家族の関係性は、実に様々です。今まで臨床現場で、かなりの患者さんの死と家族の関連を見てきましたが、同じ例はありません。

看護師は、家族の様々な悩みを理解する必要があります。家族のニードを理解し、適切な介入をするのが大事です。

今まで記載してきた基礎知識は、かなり重要です。家族が置かれている状況をアセスメントするためには、知識が絶対必要です。知識と経験がある看護師と知識がない看護師を比べると、対応の差は歴然です。

基礎知識から、様々な家族のニーズに合わせて応用していくことが大事です。応用をするためには、知識と経験が必要になります。知識があれば、同僚看護スタッフと同じレベルで、カンファレンスをすることができます。

身近にいる看護師だからこそ、患者さんと家族に寄り添う看護が提供できます。看護のスキルアップを目指して、知識をつけていきましょう!





 

 

 

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