看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

看護や介護の現場では、においが気になる場面が多い?

4a41e1d68d64c94190e2575c0c0b3013_s

 

 

今回は「看護や介護の現場では、においが気になる場面が多い」について記載していきますね。

 

あなたは、においやかおりを気にしたことはありますか?

 

・人に不快感を与えるにおい

・人に快感を与えるかおり

 

というように分けることができます。

 

看護や介護の場面では、

 

・建物自体のにおい

・体液や排泄物のにおい

・壊死組織によるにおい

・アロマによるかおり

 

というように、実に様々な場面で、においを経験することになります。

 

におい対策は、療養環境の質を高めることにつながります。

 

では、そもそも、においを感じるメカニズムって何なの?臨床現場で、においが気になる患者さんの特徴とは?排泄物のにおい対策をどう行っていけばよいの?解説していきましょう!

 

 

そもそも、においを感じるメカニズムって何なの?

 

においを感じるときは、必ず空気中に“におい物質”と呼ばれる、化学物質が空気中に漂っています。

 

そのにおい物質を吸気し、鼻孔→鼻腔→嗅上皮というように運ばれていきます。

 

嗅上皮には、嗅細胞が存在していて、におい受容器があります。

 

詳しく書くと、難しい用語がたくさん出てくるので、こんな感じでにおいを感じているのだと覚えておけばよいかと思います。

 

では、においを嗅ぎ続けると、においを感じなくなることはありませんか?

 

これは、自己順応と言われるもので、ある程度持続すると、細胞の興奮は抑制されます。

 

ただし、個人差はあります。

 

例えば、大部屋のAさんが便失禁をしたとします。

 

Bさんは、排泄物のにおいに対して、しばらく不快感を訴えていましたが、それ以外の患者さんは、あまり不快感を訴えていませんでした。

 

つまり、Bさんは、その排泄物のにおいに対して、順応していないということになります。

 

臨床現場で、においが気になる患者さんの特徴とは?

 

においが気になる一番としては、口臭が挙げられます。

 

口臭を発生させる原因は、

 

・口腔ケア不足

・口内炎

・歯周病

 

などが挙げられます。

 

入院中の患者さんは、どうしても治療上、禁食または絶飲食になることがあります。

 

その時に、細菌による影響で不快なにおい物質が産生されます。

 

次に、便失禁または尿失禁の場面って、結構多いですよね。

 

特に便失禁をしている場合には、尿失禁も一緒に伴うことが多いです。

 

単純に、尿+便だけではなくて、強い不快なにおいを感じませんか。

 

これは、尿素を便中に存在している菌が分解をして、短時間の間に、大量のアンモニアを産生するためです。

 

小学生の理科の実験で、アンモニアは強い刺激臭で、アルカリ性でしたよね。

 

なので、便失禁と尿失禁の回数が多いと、皮膚炎を起こすことにつながるのです。

 

排泄物のにおい対策をどう行っていけばよいの?

 

オムツ内の尿便失禁に対しては、訴えることができる患者さんだと、早急にオムツ交換をすることで、においはもちろん、様々なデメリットを排除することができますよね。

 

それ以外にも、オムツ内の失禁はないけど、トイレまでにはいけない状態の患者さんも多くいます。

 

ADLが低下している患者さんには、

 

・ポータブルトイレ

・尿器

・差し込み便器

 

というように、排泄用具を使用することが多いですよね。

 

排尿直後の場合、基本的に尿は無菌なので、においません。

 

しかし、時間の経過と共に細菌が分解されて、アンモニア臭が強くなります。

 

そのため、排泄毎に尿を処理することが、におい対策において重要になります。

 

私の病棟では、排泄後に処理をするのはもちろんですが、基本的に毎日洗浄を行うようにしています。

 

においは、患者さん本人はもちろん、同室者にも不快感を与えてしまうので、配慮は必要になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

排泄物のにおいは、誰もが気になる不快なにおいです。

 

尿と便から、なぜにおいが発生するのかを理解すると、自然と対策が出てくるのではないでしょうか。

 

高齢社会において、看護や介護では、排泄物に関しての場面が多くなってきています。

 

においのコントロールをすることは、療養環境の質を高める、つまり安心して日常生活が送れることを意味します。

 

一つ一つ、ケアの必要性を理解することが、大切なのではないかと思います。

 




関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。