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患者さんの睡眠ケア。看護師としてどうケアしていく?

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今回は「患者さんの睡眠ケア。看護師としてどうケアしていくのか」について記載していきますね。

 

あなたは、不眠の患者さんに対して、どのように対応していますか?

 

不眠は、どの科においても、訴えが多い症状の一つですよね。

 

不眠が続くと、精神症状であるせん妄を誘発させるだけではなく、病状の回復や日中の活動が妨げられる、身体症状も出現してきます。

 

「じゃあ、睡眠薬を飲んで解決すればよいのでは?」

 

このような声があると思います。

 

しかし、不眠といっても

 

・熟眠感がない

・寝つきが悪い

・途中で覚醒してから眠れない

 

というように、様々なパターンがあります。

 

不眠の原因を把握し、看護師として睡眠ケアを行っていく必要がありますよね。

 

では、そもそも不眠は、なぜ問題となるの?不眠を訴えた時、どのように確認していくの?夜間頻尿が原因で不眠がある時、どうしたらいいの?解説していきましょう!

 

 

そもそも不眠は、なぜ問題となるの?

 

睡眠をするメリットを理解する必要があります。

 

睡眠をすることで、

 

・身体面、精神面の疲労回復

・成長ホルモンの分泌

・免疫機能を増強させる

・記憶の整理

・感情コントロール

 

というように、人間は睡眠を行うことで、様々なメリットがあります。

 

つまり、不眠を訴えている場合、上記に書いたメリットを受けることができないことを意味します。

 

なので、不眠が続くとイライラしたり、身体面、精神面の疲労が見られるということになります。

 

それ以外にも、睡眠中はリラックスしているため、副交感神経が優位な状態にあります。

 

ということは、不眠の場合、交感神経が優位な状態、血圧や心拍数を上昇させる原因にもなります。

 

不眠は、生活習慣病を引き起こすリスクが高まるということが知られています。

 

これらのことから、不眠が続くことは、身体に様々な悪影響を与えるので、睡眠確保をする必要があるのです。

 

不眠を訴えた時、どのように確認していくの?

 

夜勤をしている時、

 

「眠れないんだけど、眠剤もらえますか?」

 

というようなやり取りで、医師から事前指示がある不眠時指示を使用していると思います。

 

夜勤での対応については、不眠時指示での対応で概ね良いです。

 

大事なのは、日中の活動についてです。

 

基本的な内容で、

 

・朝はすっきり覚醒しているのか

・ベッドで臥床している時間が多くないか

・日中の途中で、睡眠を多くとっていないか

 

という内容の情報収集を行い、適切なアセスメントを行う必要があります。

 

それ以外にも、不眠と一言でいっても、様々な種類があることを理解していることが大切です。

 

・入眠困難

・中途覚醒

・早朝覚醒

・塾眠感がない

 

というように分けることがあります。

 

睡眠剤にも色々種類があります。

 

入眠困難であれば、マイスリーなどの導入剤が良いですし、中途覚醒の場合には、持続時間がある睡眠剤を検討します。

 

患者さんの訴えに対して、医師に報告し、適切な内服薬を検討していくことが大切になっていきます。

 

もちろん薬剤だけではなく、環境による影響は必ずあります。

 

・光や音、温度など

・寝具が合わない

・入院という環境

・点滴や検査による変化

 

というように、不眠は様々な原因があります。

 

何が患者さんの不眠を訴える原因となっているのかを、把握していくことが、看護師にとって重要なポイントになります。

 

夜間頻尿が原因で不眠がある時、どうしたらいいの?

 

夜間頻尿の原因は、

 

・循環器疾患による影響

・加齢による影響

・膀胱用量減少による影響

 

などが考えられます。

 

夜間頻尿の対策として、もし24時間の点滴を行っている場合には、夜間の点滴をゆっくり落とすように配慮をしましょう。

 

イメージとしては、寝ている間も口から水を飲んでいる感じです。

 

当然、水分が入ればトイレに行きたくなりますよね。

 

しかし、点滴をしていない場合も、多く存在します。

 

夜間1~2時間毎に、トイレに通っている患者さんがおり、難しい事例もありました。

 

当然、塾眠感がないという訴えがありましたが、睡眠剤の導入にはなりませんでした。

 

患者さんとしては、失禁するかもしれないし、転倒リスクも懸念されたからです。

 

患者さん個々に合わせていくことが大切になりますが、この方は、泌尿器を受診し、膀胱容量を増加させるような薬剤を内服し、徐々に夜間の睡眠が得られるようになりました。

 

それ以外にも、夜間の睡眠を得るために、夜間のみ尿器を使用するという患者さんもいました。

 

患者さんにあった方法を検討していき、最善と思われる方法を提供していけることが、看護師にとって大切なことではないでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

不眠について書きましたが、必ず患者さんの訴えには意味があります。

 

「眠れない。」

 

という言葉を聞いて、どのような対応方法があるのかをたくさん知っている、つまり知識が豊富だと、様々な想定をすることができます。

 

眠れない=眠剤

 

これでも確かに対応は可能ですが、対応が浅いと感じてしまいます。

 

なぜ眠れないのかをアセスメントし、適切だと思われる対応を提供していくことが、大切です。

 

患者さん個々によって、不眠の原因は違います。

 

正しい観察力、情報収集能力、判断力が求められます。そのために、正しい知識を持っていることが、条件になります。

 




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