看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

急変時の処置:体位

今回からは、急変時の処置について記載していきますね。
患者さんの意識がないとき、どのような体位をとったほうが良いでしょうか?

「急変した!」と認識したら、まずは患者さんの意識を確認します。
患者さんの意識がなく応答がない場合には、素早く仰臥位(仰向け)にしましょう。
仰臥位にすることで、気管挿管が必要になった場合に、すぐに実施できるメリットがあります。

そしてすぐに一次救命処置(BLS)に沿って、A(気道確保)・B(呼吸)・C(循環・脈拍)を確認しましょう。
BLSに関しては、「既に生命維持が危険な緊急事態にあなたはどうしますか?」の記事を参照してください^^

C(循環)に異常がある、ショック状態での体位は、頭部挙上は極力避けるようにします。
静脈還流量を増やし、循環を保つために下肢挙上位(ショック体位)をとります。

患者さんが嘔吐を併発している場合には、吐物の誤嚥や窒息を防止するために、側臥位(横を向く)をとります。吐物を口角より排出できるようになります。左右どちらでも良い場合には、胃の逆流防止という意味で、胃側(噴門部)を上にした右側臥位をとるのが、良いでしょう。

もし、患者さんが転倒し、頭部打撲や頸髄損傷が疑われる場合は、医師が判断するまで、基本的に頸部を保護する対応をし、頭部や体幹を動かしてはいけません。多数の医療者や固定具が揃い、確実に保てる状態のみ、動かしてよいです。しかし、ABC(気道・呼吸・脈拍)に異常がある場合には、こちらの対応を優先してください。何より、生命の危機を脱することで最善だからです。

意識がありABCに問題がない場合には、
・受傷機転(どのように倒れたのか?)
・疼痛部位
・神経症状(四肢の動き・しびれ・知覚など)

これらを確認していくようにします。

基本的に、一人でベッドに戻すリスクが高いため、可能であれば数人で対処することが非常に重要です。

では、ここで救急外来での出来事を少し書いてみますね。
交通外傷の方で、全脊柱固定がされている患者さんがいました。バックボードという硬い板で、救急救命士が既に固定されていました。頸椎損傷が疑わしい場合には、このように固定してくれていることが多いです。
このバッグボードですが、とにかく硬いし身動きがとれないので、意識がある患者さんの場合には「もうとっていいのかい?」とほとんどの方から聞かれます。その都度説明はしますが、コミュニケーション能力って大事だと思いましたね。外す基準はCTやレントゲン検査、とにかく画像診断で異常がないかチェックしてからになります。

異常がなければ、もちろん全てフリーになりますが、異常部位に対して頚椎を保護するためのカラーなどを使用し、不要な部分は外していくことになります。

まとめると、
・ABCを最優先とすること
・仰臥位にすることで、メリットが多いという知識を覚えておくこと
・嘔吐がある場合には、側臥位(できれば右側臥位)がよいこと
・外傷が疑われる場合には、安易に動かさないこと

これらが体位で、重要なポイントとなります。知識として覚えておくと、活かせる場面があります。





 

 

 

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