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尿路結石症の患者さん。どう看護していけばいいの?

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今回は「尿路結石症の患者さん。どう看護していくのか」について記載していきますね。

 

尿路結石症とは、どのような疾患でしょうか。

 

尿路とは、腎、尿管、膀胱、尿道の総称です。

 

つまり、尿路結石とは、上記の部位に石ができた状態を意味します。

 

腎でできれば、腎結石、膀胱でできれば、膀胱結石となります。

 

男性の40歳代に好発すると言われている理由としては、食生活が影響しています。

 

夕食を外食が多い場合、脂肪や炭水化物を多くとることになりますよね。

 

そうすると、尿中に尿路結石を作るリスクとなるカルシウム、尿酸、シュウ酸などに影響を与えます。

 

よく寝ている間に、尿路結石症を起こしているイメージがあると思います。

 

これは、食後4時間程度でピークを迎えるためです。

 

ピークを迎え、さらに寝ている間に発汗すると、水分も失われる。

 

その結果、結石が作り出されるということです。

 

では、尿路結石症を起こすと、どんな症状があるの?尿路結石症には、どんな治療方法があるの?尿路結石症の看護。どのように行っていく?解説していきましょう!

 

 

尿路結石症を起こすと、どんな症状があるの?

 

基本的には、イメージ通りで、疼痛が主訴となります。

 

なぜ、疼痛が起こるかというと、尿路が閉塞してしまうことで、腎盂内圧が上昇、尿管壁が過剰に反応するためです。

 

また、石ができた場所によっても、疼痛の強弱に差があるのが特徴です。

 

イメージにある強い疼痛としては、尿管結石になります。

 

この場合には、背部を強く叩かれたような痛みが出てきます。

 

しかし、腎結石の場合には、あまり疼痛を訴える患者さんがいません。

 

なので、尿路結石といっても、どこに石ができているのかを理解していることで、対処方法も変わってきます。

 

血尿に関しては、長期間動かずに結石が存在している場合には、出ない場合もあります。

 

尿路結石症には、どんな治療方法があるの?

 

尿路結石が小さい場合には、自然排石が期待できるので、疼痛をコントロールしながら、経過を見ていく場合が多いです。

 

痛みが強いときには、ボルタレンなどのNSAIDsが効果的です。

 

この保存療法を行っていく場合には、2リットルの水分摂取がポイントになります。

 

水分を多く摂る→尿量が増える→尿管の動きが活発になる→排石される

 

という流れを期待するために、水分摂取が有効的です。

 

ただ、数ヶ月行っても自然排石ができない場合もあります。

 

その場合には、処置を行う必要性が出てきます。

 

処置に内容としては、

 

・体外衝撃波砕石術

・経尿道的尿管砕石術

・経皮的腎砕石術

 

というような方法が選択されていきます。

 

尿路結石症の看護。どのように行っていく?

 

看護を行っていく上で、保存療法と侵襲的処置に分けて考えていきます。

 

保存療法では、自然排石ができ、外来通院をしている想定で書いていきますね。

 

尿路結石症の特徴として、再び結石が作られてしまう場合が多いといわれています。

 

痛みがある間は、水分をたくさん摂取し、自然排石をしようと頑張りますよね。

 

しかし、疼痛がなくなると、日々の忙しい仕事の中、水分摂取や食習慣が元に戻りがちになります。

 

そのため、外来通院中の患者さんに対して看護師は、結石予防について継続して関わっていくことが大切になります。

 

では、侵襲的処置の看護として、基本的な観察ポイントは、

 

・血尿

・感染や発熱の有無

・疼痛

・バイタルサインの変動

 

これらを観察していくのが、基本になります。

 

通常、血尿は徐々に薄くなっていきますが、血尿が濃くなる、尿意が強くなる場合には異常と判断し、医師に報告をしていきます。

 

一番注意しなければいけないのが、感染と発熱についてです。

 

腎盂腎炎が重症化すると、敗血症を起こし、生命の危険に陥る可能性があるので、十分な観察が必要になります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

どんな処置をするにしても、必ずメリット・デメリットが存在します。

 

大事なのは、デメリットが発生した際に、異常だと気づけることです。

 

これが、看護師にとって重要なのは間違いありません。

 

異常の早期発見は、患者さんの安全を守るために必須です。

 

異常を早期発見するためには、正しい知識を持つ、つまり正常な状態を理解しておく必要があります。

 




 

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