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長期臥床中の方に多い尿路感染症。どう看護していく?

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今回は「長期臥床中の方に多い尿路感染症。どう看護していくのか」について記載していきますね。

 

あなたは、尿路感染症を起こした患者さんを看護したことはありますか?

 

尿路感染症は、高齢者や女性、小児といったように、幅広い年齢層で発生していますよね。

 

突然の発熱で尿検査を行ったら、尿細菌3+というような状況になっていることが、臨床現場において、多い印象です。

 

これから高齢社会になる上で、ますます高齢者の尿路感染症が増えることが予想されます。

 

尿路感染症の正しい知識をつけ、対応していくことが大事になっていきます。

 

では、そもそも尿路感染症は、なぜ発生するのか?オムツ使用中はリスクが高まる?尿道留置カテーテルの菌の進入ルートとは?尿道留置カテーテルを挿入中の患者さん。尿路感染症のため抜去したが、自尿がない。どうしたらいいの?解説していきましょう!

 


 

そもそも尿路感染症は、なぜ発生するのか?オムツ使用中はリスクが高まる?

 

尿路とは、膀胱、尿道、腎臓、尿管というように、尿の通り道を言います。

 

その尿路に何らかの原因で感染を起こすと、尿路感染症となります。

 

原因としては、

 

・尿路結石や尿路障害、癌などによる尿路感染症

・疾患はなく、尿道口から菌が侵入、または血流から腎臓に侵入する尿路感染症

 

という風に考えられます。

 

高齢者の場合、加齢に伴う影響で

 

・免疫機能の低下

・腎機能の低下

・前立腺肥大、脳血管障害などの基礎疾患を持っている

 

というように、尿路感染症を引き起こしやすい状況になっています。

 

健康な高齢者は、尿路感染症が成立する条件を満たしづらいですが、長期臥床中、つまり寝たきり状態の場合、条件が整ってしまうことが多いのが特徴です。

 

長期臥床中の患者さんは、排泄に関してのセルフケアを自力で行うことができません。

 

そこで、オムツを着用し対応していきますよね。

 

このオムツ使用時の尿路感染の割合は、50%前後と多くを占めていると報告があります。

 

なぜ、オムツ使用時に尿路感染症を引き起こすのでしょうか。

 

・基礎疾患による尿路障害

・残尿が多い

・排泄後からオムツ交換までの時間

 

というように、原因はいくつか考えられます。

 

長期臥床中の患者さんといっても、ナースコールなどで排泄に関して呼ぶことができる方もいれば、できない方もいます。

 

私が働いている病棟では、呼べない患者さんが大多数です。

 

極端な話しをすると、オムツ交換をした数分後に排便をしても、次にオムツ交換をするまでに気づきにくいです。

 

オムツ交換までの時間が長いということは、オムツ内で細菌が増殖するということになります。

 

増殖した細菌が尿道や膣に付着、そして逆流をすることで、尿路感染症が成立してしまいます。

 

尿道留置カテーテルの菌の進入ルートと対策とは?

 

急性期の治療中、自然排尿が見られない場合など、尿道留置カテーテルが必要な状況がありますよね。

 

尿路に直接アクセスするので、当然、尿路感染症を引き起こす原因にもなります。

 

尿道留置カテーテルを挿入時には、無菌操作で行うのは基本です。

 

手技については割愛しますが、挿入後の侵入ルートとしては、

 

・カテーテルが挿入されている粘膜の隙間から、菌が侵入する

・カテーテルとウロバッグの接続部から菌が侵入する

・ウロバッグの排尿口から菌が侵入する

 

というように、侵入ルートはいくつかあります。

 

これらの侵入ルートを遮断するために、

 

・毎日陰部洗浄をして清潔を保つ

・接続部を絶対外さない

・排尿口から尿を排出後は、アルコール綿で拭く

 

というように対応する必要があります。

 

尿道留置カテーテルを挿入中の患者さん。尿路感染症のため抜去したが、自尿がない。どうしたらいいの?

 

まず、尿道留置カテーテルを挿入していた理由を理解しているのが大切です。

 

疾患により、自然排尿ができない理由で挿入されているのであれば、再留置になります。

 

そうでなければ、経過を見ていくために、時間を見ながら導尿を行う必要があります。

 

自尿がない場合には、導尿の量、時間間隔を記録していき、主治医に泌尿器科の受診を検討してもらうことになります。

 

残尿が多いと、そこから尿路感染症を引き起こすリスクを高めてしまいます。

 

自力排尿があっても、出し切れていない場合もありますよね。

 

その場合、泌尿器科では、排尿後の残尿測定を行うことができるので、治療を行うことができます。

 

大切なことは、なぜ自尿がないのかを判断しようと行動できるかになります。

 

確かに、

 

自尿がない=尿道留置カテーテル再留置

 

というケースは多いですが、全てこのように考えてしまうと、必要のない感染リスクを高めてしまうことにもなります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

どんな症状についても、正しい知識と対応が必要です。

 

なんとなく対応していると、不要な感染リスクを高めてしまうことになりかねません。

 

今回の尿路感染症だと、

 

・なぜ尿路感染症を起こすのか

・リスクが高い方の特徴

・尿路感染症を起こさないための、対応

 

というような内容を理解していると、圧倒的に行動が変わるはずです。

 

正しい知識は、ケアに対して自信を持てるようになり、患者さんにとってもメリットが大きくなります。

 

正しい知識、一つ一つ覚えていきましょう。

 





 

 

 

 

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