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オムツ装着、テープ固定のスキンケア。看護師の乾燥ケアとは

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今回は「オムツ装着、テープ固定のスキンケア。看護師の乾燥ケアとは」について記載していきますね。

 

あなたは、患者さんのスキントラブルに遭遇したことはありますか?

 

スキントラブルは、患者さんのQOLを大きく変化させてしまいます。

 

日常生活援助を行っていく上で、スキンケアは、看護にとって大事なポイントであると言えます。

 

どのような条件が整うとスキントラブルが発生してしまうのでしょうか。

 

また冬の時期は、看護師自身の手や口唇の乾燥も目立ちますよね。

 

患者さんのスキンケア、そして自分自身の乾燥ケアを理解することは、重要だと考えます。

 

では、オムツ装着時のスキンケアは、どうしたらいいの?テープ固定時のスキンケアは、どうしたらいいの?看護師自身の手や口唇に対しての、乾燥ケアはどうしたらいいの?解説していきましょう!

 

 

オムツ装着時のスキンケアは、どうしたらいいの?

 

長期臥床中の患者さんは、自立して排泄行動を行うことができません。

 

そのため、オムツを装着して対応していますよね。

 

このオムツ内の環境は、発汗や排泄物によって、高温多湿な状況になっています。

 

皮膚は高温多湿の状況になると、摩擦によって損傷しやすくなります。

 

さらに皮膚は弱酸性であるのに対して、排泄物はアルカリ性の刺激物となります。

 

ということは、当然放置している時間が長いと、皮膚障害の原因となります。

 

スキントラブルが起きると、

 

・痛みやかゆみ

・紅班

・表皮剥離

・びらん

・潰瘍

 

というように、様々な症状が出てきます。

 

じゃあ、スキンケアをどうしたら良いのかというと、

 

・皮膚への刺激を最小限にして、汚れを拭き取る意識を持つこと

・皮膚をこするのではなくて、石けんを泡立てて泡で汚れを取る

・排便が1日何回もある場合、洗浄しすぎることは、皮脂を取り除き悪化させる原因となることを理解する

・ワセリンやアズノールなど、皮膚が接触しないようにバリアを作るイメージで行う

 

というように、対応していくことが求められます。

 

テープ固定時のスキンケアは、どうしたらいいの?

 

入院中の患者さんに対して、医療用のテープを使用する機会は多いですよね。

 

・テープを剥がしたら、赤くなっていた

・テープを剥がすと、皮膚に残ってとりづらい事があった

・テープを剥がすとき、表皮剥離をさせてしまった

 

というように、テープで様々なスキントラブルを起こしたことがあると思います。

 

医療用テープを使用する際には、必ず

 

・接着

・剥離

 

という皮膚刺激が必ずあります。

 

またテープを貼付し、固定をしますよね。その場合、

 

・皮膚の水分が過剰に反応し、ふやけるような状態になる

・ふやける状態になると、皮膚の透過性が増す

・皮膚表面にある弱酸性の環境が崩れる

 

というような状態になることがあります。

 

これらが悪化していくと、スキントラブルを起こしていくことになるのですね。

 

これを予防していくためには、テープ貼付部位をよく観察することです。

 

テープがふやけてしまうと、当然粘着力は弱まり固定の意味がなくなります。

 

また、皮脂や分泌物などに影響を受けて、汚染しやすいのがテープです。

 

定期的に交換を行い、テープでのトラブルを予防していくことが大切です。

 

看護師自身の手や口唇に対しての、乾燥ケアはどうしたらいいの?

 

看護師は、1処置1手指衛生が原則なので、手洗いや速乾性消毒薬を使用する機会が、圧倒的に多いです。

 

当然、手荒れがしやすいということになります。

 

私の場合、夏はまだ大丈夫なのですが、冬になると手は乾燥し、口唇も荒れやすいです。

 

皆さんは、どうでしょうか?

 

なぜ、手洗いや速乾性消毒薬を使用し続けると、手荒れがひどくなるかというと、皮脂を洗い流してしまうからです。

 

皮脂は、皮膚のバリア機能を担っているので、不足してしまうと、水分がなくなり、結果として乾燥となります。

 

乾燥を放っておくと、亀裂やびらんというように、スキントラブルが発生してしまいます。

 

手荒れに関しては、やはりハンドクリームでのケアが大切です。

 

手洗いの度にハンドクリームをつけるのが良いですが、できない場合には、時間を決めて塗布していくことが、大切になっていきます。

 

口唇については、乾燥の時点でリップクリームを塗布していくことが大切です。

 

口唇が悪化して、水疱や炎症が強くなってしまうと、リップクリームでは対応できないので、皮膚科を受診するのがよいでしょう。

 

リップクリームを塗布する頻度ですが、乾燥を感じたら塗布する形で十分です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

スキントラブルは、様々な条件がそろってしまうと発生してしまいます。

 

看護師は、日頃から観察はしていますが、見逃してしまうがちになるのが、スキンケアです。

 

スキントラブルが発生すると、患者さんのQOLは低下し、思わぬ苦痛を与えてしまうことになります。

 

スキントラブルが完全に発生する前に、徴候があるはずです。

 

そこに気づくことができれば、早期のスキンケアを行うことができます。

 

正しいスキンケアを理解することで、看護の質を高めることにつながります。

 




 

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