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急変時の処置:酸素療法

今回は、酸素投与について記載していきますね。

まずは基本的な知識ですが、加湿は酸素5リットル以下に対して不要だとされています。
なぜなら、酸素濃度40%までなら、酸素と空気の混合により、乾燥した酸素が直接鼻腔を刺激することはないとされているからです。また鼻腔にはもともと加湿機能があります。

ただし、あくまで目安なので、加湿してはいけないということでは全くありません。酸素投与量を減らしても、加湿器をつけたままで可能です。

ということで、基本的なことを書きましたが、急変時の酸素療法で必要なことは、5リットル以上の酸素を使う可能性が非常に高いということです。なので、マスクの準備ならびに加湿準備は必須と考えてよいです。

酸素投与の種類ですが、主に
・低流量システム
・高流量システム
・リザーバーシステム 

この3つに分けることができます。
低流量システムでは、患者さんが必要としている1回換気量以下の酸素を供給する方法です。
鼻カニューラや酸素マスクが適応となります。

高流量システムでは、1回換気量以上の酸素を供給する方法です。
ベンチュリーマスクやインスピロンが適応となります。 

リザーバーシステムでは、酸素をリザーバー内に蓄えて吸うことで、高濃度の酸素を効率的に吸い込むことができる方法です。
リザーバー付き酸素マスクがあります。

では次に、酸素は投与し続けてもよいのか?という疑問が出てくると思います。
メリットが多いですが、もちろんデメリットもありますので、説明していきますね。

酸素投与中、SPO2(酸素飽和度)については、ほとんどの方が観察していると思います。酸素投与において、最大のデメリットは、「二酸化炭素の蓄積を招くことがある」ということです。この二酸化炭素を危惧して、多くの医療者は、不要な酸素はすぐに減量しなければいけないという知識を持っています。

二酸化炭素が蓄積すると何が起きるか?
代表的な疾患がCO2ナルコーシスです。主な症状は、意識障害、高度の呼吸性アシドーシス、自発呼吸の減弱などがあります。 

特に慢性Ⅱ型呼吸不全患者さんへの、高濃度酸素投与は危険です。
簡単に説明すると、呼吸抑制が生じ、CO2ナルコーシスを誘発し、最終的には死に至ります。 

入院していた患者さんで、慢性Ⅱ型呼吸不全患者さんがいました。その方の全身状態が悪化し、SPO2=75~80%程度になったことがありました。意識レベルは傾眠傾向でした。

このような症状の患者さんの場合、どう行動しますか?ということです。
「酸素もむやみにいけない、だからといってSPO2が低すぎる。どうする・・・?」と私は考え、
「では、CO2の値はいくらなのか?」と考え、ETCO2を測定しました。酸素カニューラのようなもので、
簡単に測定できる医療機器があるのです。
CO2の値とSPO2の数字、意識レベルやバイタルサイン測定値を主治医に報告。Bipapを装着し、低流量の酸素投与から開始となりました。厳密に酸素濃度を○○%に保つようにし、結果数日で落ち着き、今は酸素なしで生活をしています。

このような事例もありますので、酸素投与の際には、十分な知識と情報収集を行い適正な量を投与できるようにしましょう。





 

 

 

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