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がん治療の分子標的薬を理解することは、看護師に必要

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今回は「がん治療の分子標的薬を理解することは、看護師に必要」について記載していきますね。

 

あなたは、がん治療の患者さんに看護を提供したことがありますか?

 

がんの標準治療といえば、三大治療と言われている

 

・手術

・放射線治療

・抗がん剤治療

 

となります。

 

どれが一番良いというのではなくて、病状の進行によって、選択されていきます。

 

また、単独で行うだけではなくて、

 

・手術+抗がん剤治療

・手術+放射線治療+抗がん剤治療

 

というように、組み合わせて効果を高めることも行います。

 

医師から、がんだと告知された時、患者さんの不安は増大します。

 

しかしながら、医師には相談できず、後で看護師に相談するケースも多いと感じます。

 

そこで、看護師として大事なことは、正しい知識を持っていることになります。

 

最終的な治療選択は、医師と相談していくことになりますが、看護師は、わかりやすくメリット、デメリットを説明する場合もあります。

 

また、患者さんが行う治療方法について、知識がなければ共感することも難しいですし、上辺だけの対応になってしまいがちです。

 

そうならないように、新しい治療方法について、知識をつけることが求められます。

 

では、分子標的薬ってなに?分子標的薬には、3つのタイプが存在する?分子標的薬の副作用とは?解説していきましょう!

 

 

分子標的薬ってなに?

 

そもそもがん治療というのは、何なのか?

 

ここを考えてみましょう。

 

正常な細胞が、何らかの原因でがん細胞に変化してしまい、放っておくと、全身に転移してしまいます。

 

なぜ、がん細胞が広がってしまうのでしょうか。

 

がん細胞は、細胞分裂を繰り返し、増殖するという性質を持っています。

 

それが解明されたと同時に、

 

・がん細胞の増殖

・細胞のがん化

 

これらに影響している“分子”という存在が、明らかになりました。

 

この分子に対して、直接アプローチをするという薬剤が、分子標的薬となります。

 

標準治療薬としての抗がん剤は、がん細胞を攻撃する力もあると同時に、正常細胞もダメージを受けてしまうというデメリットもあります。

 

分子標的薬を使用することで、正常細胞への影響を少なくすることが特徴です。

 

正常細胞への影響が少ないということは、副作用も軽減することを意味します。

 

なので、がん治療に有効的な方法と言われているのですね。

 

分子標的薬には、3つのタイプが存在する?

 

分子標的薬と一言でいっても、1種類ではありません。

 

大きく分けて、3つに分けることができ、

 

・がん細胞の増殖を命令する分子に対して、攻撃する

・がん細胞を特異的に攻撃する

・がん細胞が、栄養を吸収するために作り出した血管を阻害する

 

というような種類があります。

 

それぞれの特徴について、具体的にしていきましょう。

 

1つ目の増殖を命令する分子を攻撃するでは、ハーセプチンという薬剤が挙げられます。

 

この薬剤は、HER2という増殖に関わる受容体に対して反応して、増殖を抑えることができます。

 

ただ、全てのがんにHER2があるとは限らず、あったとしても大小があるので、検査やがん組織を調べて判断することが求められます。

 

2つ目のがん細胞を特異的に攻撃するでは、EGFという受容体に対して反応が期待されます。

 

こちらも1つ目と同様、効果が高い場合、低い場合があるので、がん細胞にどの程度含んでいるのかが判断基準となります。

 

3つ目の栄養を吸収する血管を阻害するでは、アバスチンという薬剤が挙げられます。

 

がん細胞は、ある程度進行すると、血管を勝手に作り出して、酸素や栄養を取り込み、さらに増殖を繰り返す性質があります。

 

この血管を新しく作り出してしまう原因の一つとしては、タンパク質が挙げられます。

 

血管を新しく作り出すタンパク質の働きを抑えるために、アバスチンなどの薬剤が有効的とされています。

 

これらの種類を理解しているだけで、患者さんに質問された時、正しい情報として伝えることができ、信頼関係を作り出すきっかけになるので、覚えておきましょう。

 

分子標的薬の副作用とは?

 

通常の抗がん剤治療より、副作用が少ないと書きました。

 

ですが、全く影響がないわけではありません。

 

メリットがあれば、当然デメリットも存在します。

 

薬剤によって、副作用のリスクは全く違うので、ここでは全てを書くことはできません。

 

例えば、アバスチンでは、出血や血栓ができるリスクが高まるなどありますし、ハーセプチンなら、嘔気や間質性肺炎、骨髄抑制など強い副作用が出現する場合もあります。

 

患者さんの全身状態、投与量、がんの部位など、様々な要因が絡んでくるので、副作用の可能性が症状を頭に入れておくことが大切です。

 

看護師として大事なポイントとしては、分子標的薬を使用する時、どのような主作用を期待して、副作用は、どんな症状が出るのか?

 

ここを把握し、観察することができること。

 

患者さんに、正しい副作用の症状を伝えること。

 

これが大事になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

どんな治療をする時にも言えることですが、メリット、デメリットが必ず存在します。

 

看護師として大事なのは、正しい知識を持つことです。

 

正常、異常の判断は、正しい知識がなければ、当然できません。

 

明らかに急変している症状もあれば、気がつかないレベルで症状が出現している場合があります。

 

この気がつかないレベルで症状が出ているとき、早期の判断をすることで、患者さんの安楽につながります。

 

正しい知識、つけていきましょう。

 



 

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