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点滴輸液をしている患者さん。空気が入ったらどうする?

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今回は「点滴輸液をしている患者さん。空気が入ったらどうする?」について記載していきますね。

 

あなたは、看護師として患者さんに点滴投与を行ったことがありますか?

 

多くの看護師は、患者さんに対して輸液管理を行います。

 

・空気が入らないようにする

・輸液の速度が急激にならないようにする

・薬剤の知識を持って、患者さんに投与する

 

というように、ただ輸液管理をしているだけでは、患者さんに危険を及ぼす可能性が高まります。

 

しかし、輸液について、看護師同士で聞けない素朴な疑問ってありますよね。

 

では、輸液中の空気は、どの程度入ったら危険なの?輸液の速度を、なぜ途中から早くしてはだめなの?CVポートから輸液を投与する時には、なぜ血液の逆流を確認するの?解説していきましょう!

 


 

輸液中の空気は、どの程度入ったら危険なの?

 

輸液ルートに空気が混入する場合としては、

 

・輸液バッグを交換するとき

・薬剤を輸液ルートから混入するとき

・冷たい輸液製剤が、室温に戻ったとき

 

というような場面が、想定できます。

 

看護師も患者さんも、輸液ルート内に空気が入ってしまうと、危険という知識は持っています。

 

では、具体的にどの程度の空気が入ると、危険になるのでしょうか。

 

明確なデータはありませんが、報告された中では、10mlぐらいの空気が急速に入ると、肺塞栓を起こし、生命を脅かす状態になるといわれています。

 

計算上では、輸液ルートの1cmあたりで、0.04mlの空気が入るとされています。

 

ということは、250cmに全て空気が入っている状態で、初めて10mlの空気を急速に入る条件が整います。

 

しかし、輸液ルートに延長チューブをつけたとして、250cmを超える長さにはなりません。

 

そのため、ほとんどの場合、人体に大きな影響を与えることはならないでしょう。

 

ただしです。

 

仮に、自分が患者さんで空気がある程度入っている状況を想像してみてください。

 

不安ですよね。

 

知識としてわかっていたとしても、恐ろしいですし不安も強くなります。

 

輸液ルート内に空気が入っていることに気がついた時点で、空気を抜くことが大切になります。

 

説明を求められた場合には、上記に書いた情報を提供することで、不安を経験させることができるので、覚えておきましょう。

 

輸液の速度を、なぜ途中から早くしてはだめなの?

 

輸液速度の基本的な知識としては、一定に投与することが原則です。

 

薬剤の種類によっては、投与をやや早くしても、人体に大きな影響を与えないこともありますが、重大な症状を起こしてしまうこともあるので、注意が必要です。

 

特に、輸液の速度に影響を与える薬剤としては、

 

・カリウム製剤

・ドパミン製剤

・ニコランジルやニカルジピン

 

といった、循環器で使用されることが多い薬剤です。

 

カリウム製剤を急速静注すると、心停止を起こすことは有名です。

 

ドパミン製剤やニコランジルなど、心不全や狭心症の治療薬は、急速に静注すると、血圧の大きな変動や不整脈を起こすリスクが高まります。

 

抗菌薬についても、早く投与するとショックや血圧低下が起こる可能性を高めます。

 

高カロリー輸液を早く落としてしまうと、浮腫やアシドーシスなどの電解質異常を引き起こすこともあります。

 

このように、薬剤によって副作用出現に差はありますが、一定に投与することが、患者さんの安全を守るために必須と考えるようにしましょう。

 

CVポートから輸液を投与する時には、なぜ血液の逆流を確認するの?

 

CVポートの輸液管理をする上で大切なことは、血管外に漏れないということが大事です。

 

特に、CVポートを埋め込まれている患者さんの多くは、抗がん剤を投与する方が多いです。

 

抗がん剤は、皮膚を壊死させてしまう強力な薬剤でもあるので、血管外漏出を起こしてしまうと、重大な合併症を引き起こす可能性が高まります。

 

なので、絶対に漏れさせないという方法で、血液の逆流を必ず確認するようにしています。

 

また、抗がん剤投与の前には、必ず生理食塩液などでスムーズに投与できるのかを確認することも、リスクを減少させる方法です。

 

スムーズに注入できない場合、滴下が不良の場合には、上大静脈に留置されているCVポートのカテーテル先端が、違う場所に移動している場合があります。

 

また、カテーテル自体にトラブルが起きている可能性も考えられます。

 

その際には、レントゲン撮影を医師と相談し、危険がない状態で投与することが望ましいです。

 

血液の逆流が確認できれば良いのですが、CVポートの種類によっては、血液の逆流が確認できないものもあります。

 

そのため、一つの確認方法だけではなく、いくつかの確認方法を行い、総合的に判断する必要があります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

輸液管理は、看護師の仕事をする上で上位を占めます。

 

ただ言われたとおりに輸液を投与するのではなく、理解をして輸液管理をすることが重要です。

 

・どんな薬剤を

・誰に

・何のために

・どんなリスクが想定される

 

というように、患者さんの状態や薬剤を理解していることが必須です。

 

何もわからないで薬剤を投与するから、危険なのです。

 

正しい知識を持って患者さんに対応することで、正しい看護を提供できますし、患者さんの安全につながります。

 

一つ一つの正しい知識を大切にしていきましょう。

 




 

 

 

 

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