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ショック症状を見抜くために、必要な看護知識とは?

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今回は「ショック症状を見抜くために、必要な看護知識とは」について記載していきますね。

 

あなたは、ショック症状を起こした患者さんの看護をしたことがありますか?

 

ショック症状というのは、いわゆる急変したということになります。

 

これを見抜けるようになると、患者さんはもちろん、普段の生活でも活用することができます。

 

数日前、とある場所で、突然目の前で顔面蒼白、冷汗がある方と遭遇しました。

 

このとき、あなたならどう行動しますか?

 

看護師として、ここで行動できるのなら、あなたは正しい看護を提供できることでしょう。

 

ただ、どうしていいかわからず、ただ固まっているようなら、それは看護師ではなく、知識がない人と同じになってしまいます。

 

ショック症状を見抜くためには、観察力と正しい知識がポイントになります。

 

では、ショックを見抜くために、必要な迅速評価とは?ショックを見抜くために、必要な一次評価と二次評価とは?ショックに対して、看護師はどのように対応している?解説していきましょう!

 

 

ショックを見抜くために、必要な迅速評価とは?

 

ショックとは、急変を意味すると書きました。

 

つまり、予想外のことが起きたということです。

 

ということは、ショックを見抜くために必要な一つとして、普段の状態を正しく理解していることが前提になります。

 

経験と知識がある看護師は、日常から患者さんの状態を把握できているので、急変した時も素早く行動できているのです。

 

私もそうですが、急変したときに、どのように行動するのかを自然とシミュレーションができているんですよね。

 

これを無意識に行うことができているので、病院を離れていても、体調が悪い方を見抜けるようになっています。

 

では、どのように観察をして、行動しているのかを書いていきます。

 

観察をしていく方法としては、

 

・迅速評価

・一次評価

・二次評価

 

というように流れていきます。

 

病院外での観察は、この迅速評価になるので、最低限覚えておきましょう。

 

迅速評価では、

 

・呼吸が速くなっていないか

・努力様の呼吸ではないか

・冷汗や顔面蒼白はないか

・意識はしっかりしているか

・辛そうではないか

 

というような観察項目を、数秒で見ていきます。

 

最初に書いた方の場合、冷汗と顔面蒼白の状態でした。

 

呼吸と意識はしっかりしていましたが、脈が弱い状態で測定が難しい状態でした。

 

つまり、脈が速すぎて実測ができないか、もしくは微弱になっていたということが予測されます。

 

また、何らかの理由で血圧が急激に低下したことも考えたので、簡易的に近くのイスをかき集めて、横になってもらいました。

 

また循環改善のために、足を高くしながら経過を見ることにしました。

 

20分ほど経過を見ると、顔色は良くなり、冷汗も落ち着いた様子になりました。

 

このように、初期の段階で適切な対応をすることが、重症化させないために必要なことです。

 

今回は改善しましたが、様子がおかしい場合には、救急車を呼ぶという対応が必要になります。

 

ショックを見抜くために、必要な一次評価と二次評価とは?

 

入院中の患者さんが、急変をしたとき、迅速評価のあとに、一次評価と二次評価が大切です。

 

一次評価とは、迅速評価ではできなかった身体状況を、より詳しく把握するために必要な評価になります。

 

・バイタルサインの測定

・意識レベルの評価

・心電図モニター装着

・SPO2の測定

 

これらを測定していき、どこに異常があるのかを把握していきます。

 

当然ですが、正常値を把握していないと異常なのかは判断できないので、正しい知識が必要になります。

 

酸素の値が低ければ、医師の指示のもと酸素投与が必要になりますし、血圧が低くショック症状であれば、輸液が必要になります。

 

呼吸や循環を安定させるために、必要な処置は何なのかを把握するために一次評価は、重要になります。

 

二次評価は、一次評価で安定してから行います。

 

ここでは、なぜ、ショック症状になってしまったのか、原因を根底から考えていきます。

 

・既往歴

・情報収集

・全身状態の把握

 

これらを行っていきます。

 

同じショック症状を起こさないために、患者さんの背景を理解することは、重要なポイントです。

 

あくまで、一次評価で生命の危機を脱して、追加でより詳しく情報を得ていく感じだと、とらえておくと良いでしょう。

 

ショックに対して、看護師はどのように対応している?

 

患者さんがショックと判断した場合には、初期輸液が治療のポイントになります。

 

ということは、上記で書いた観察項目でショックだと判断した場合、医師に指示をもらいつつ、末梢静脈路の確保が同時に必要だということです。

 

入院患者さんの場合、急変に気づく割合が圧倒的に多いのは、看護師になります。

 

「何かおかしい。先生に連絡しよう。」

 

と判断して、医師が到着するまでに、どこまで対応できているのかが、重症化させないためのポイントです。

 

多くの場合、輸液と酸素が必要になるので、準備しつつ、患者さんの全身状態を観察していきます。

 

超緊急の場合、口頭指示をもらい先に対応することも求められるので、ケースバイケースになります。

 

また出血性ショックの場合には、大量輸液を行うので、同時に尿量の把握も必要になります。

 

なぜかというと、ショックの場合、体の循環を維持しようとして末梢血管を収縮します。

 

そして、腎血流量は減少して、変わりに循環量を維持しようとするんですね。

 

つまり、尿量が確保されていれば、ショックから脱したことを意味するので、患者さんの全身状態を把握する上で、大事な情報になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

急変に対応できる看護師というのは、普段から異常がないのか、よく患者さんを観察しているだと、私は考えています。

 

異常なのかどうかを判断しているということは、正しい知識を持っていないとできません。

 

ショック症状を見抜き対応するためには、日々の観察力と行動力が必要不可欠です。

 

正しい知識を持って、日々の看護ケアを行うことが、プロの看護師です。

 

一つ一つの看護ケア、知識を大切にしていきましょう。

 



 

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