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看護師が必要な伝え方。良い報告と悪い報告の違いとは?

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今回は「看護師が必要な伝え方。良い報告と悪い報告の違い」について記載していきますね。

 

あなたは、伝えたい人に正しい情報を伝えることができていますか?

 

多くの人は、人と関わる仕事をしています。

 

人と関わるということは、コミュニケーションを行うということです。

 

今までの人生の中で、

 

「伝えたいことはわかるんだけど、くどいなー。」

「結局、何を伝えたかったんだろう?」

 

こんな経験をしたことが、あるのではないでしょうか?

 

これは、伝え方の訓練不足ということもありますが、伝え方を理解していないのです。

 

急変がある臨床現場では、一人で全て対応するには、限界があります。

 

看護師間のチームプレイが大事になる場面がたくさんありますよね。

 

では、何かおかしいと気づくのが、急変対応の第一歩?SBARに沿って伝えると、相手に正しい情報が伝わる?SPO2低下をしている患者さん。良い報告と悪い報告とは?解説していきましょう!

 


 

何かおかしいと気づくのが、急変対応の第一歩?

 

誰かに良い報告をする方法を書く前に、大前提として異変に気づくことが大切です。

 

急変に気づくためには、どうしたらよいでしょうか。

 

“基礎知識を持っていること、または普段の患者さんの状態を理解していること”

 

これが、めちゃくちゃ大事です。

 

看護師として、私が常に意識していることは、

 

・患者さんが急変した時、どう行動するか?

・疾患から予想される症状は?

・どのような症状が出たら、やばいと感じるか?

 

というような視点で、看護を提供しています。

 

もちろん、症状がなくて落ち着いている患者さんには、入院生活を安楽に過ごせるように、笑いながら仕事をしています。

 

プロの看護師とは、表面上は明るく笑顔で対応をして、いざという時に、迅速な対応ができる看護師だと思うからです。

 

こういう風に、普段の患者さんの状態を把握していると、

 

「あれ?なんかいつもとおかしい気がする。」

 

という気づきに繋がるのです。

 

基礎知識から気づくこともあるし、普段の日常生活援助を通して、気づくこともあります。

 

このように、異変に気づけるポイントはいくつかあるので、アンテナをたくさん持っている看護師は、異変に気づきやすいと言えるのではないでしょうか。

 

SBARに沿って伝えると、相手に正しい情報が伝わる?

 

新人看護師時代には、よく先輩看護師から

 

「ほう・れん・そうができていない。」

 

という風に、指導されていたのを思い出します。

 

ほうれんそうとは、報告、連絡、相談のことです。

 

自分の中では、ちゃんと伝えているつもりでも、うまく伝わらなかったということです。

 

ほとんどの方が、このような経験をしたことがあるでしょう。

 

つまり、報告ができないのではなくて、報告が苦手だということです。

 

では、どうしたら良いか。

 

SBARに沿って報告をしてみると、情報が整理されて伝わりやすいです。

 

各々の意味を解説していきましょう。

 

S(状況):シチュエーションの意味で、患者さんに何が起こっているのか

 

B(背景):バックグラウンドの意味で、術後や既往歴など、どのような患者さんなのか

 

A(評価):アセスメントの意味で、患者さんの異変に対してどう考えているか

 

R(提案):すぐに診に来てほしいというように、提案すること

 

ということになります。

 

あなたの周りで、うまく相手に伝えることができている看護師は、このように情報整理をして、相手に伝えています。

 

心当たりがあるのではないでしょうか。

 

SPO2低下をしている患者さん。良い報告と悪い報告とは?

 

どの疾患でもよくある事例は、SPO2の低下がありますよね。

 

SPO2の事例を通して、良い報告と悪い報告を考えてみます。

 

誤嚥性肺炎を繰り返している85歳の女性。嚥下訓練を行い、3日前から食事を開始している。酸素も3日前から投与せずに、SPO2が95%前後で経過。昼食後にナースコールがなり、訪室すると「息が苦しい。」と言い、SPO2を測定すると、80%であった。

 

悪い報告

 

看護師A:あのー。患者さんが苦しそうなんです。

 

看護師B:それは誰の話なの?

 

看護師A:あ、Cさんの話しです。

 

看護師B:Cさんは、どんな病気の人なの?

 

看護師A:えっと、誤嚥性肺炎の人です。

 

看護師B:酸素はしていないの?SPO2値は?

 

看護師A:少し前までは、酸素をしていたんですが、今はしていないです。SPO2は80%です。

 

 

どうですか?伝えたい情報がなかなか出てきていないのが、わかると思います。

 

 

良い報告

 

看護師A:患者さんのことで相談したいことがあるのですが、今大丈夫ですか?(急いでいる様子で)

 

看護師B:ん?どうしたの?

 

看護師A:誤嚥性肺炎のCさんが、SPO2が80%まで低下しています。息が苦しいと話しています。3日前から、酸素もなくなって、食事も摂取していました。

 

看護師B:もしかしたら、また誤嚥をしたのかもしれないね。SPO2が低いから、酸素を使って、痰もあるようだったら吸引も考えてみよう。

 

看護師A:わかりました。誤嚥をしてしまって、状態が変わったので、先生にも報告したほうがよいでしょうか?

 

看護師B:そうだね。患者さんの処置をしながら、先生に診察をお願いしようか。

 

 

このように、

 

S:SPO2が低く、息が苦しいと話していること

B:誤嚥性肺炎で入院をしており、現在は酸素もなく食事を開始していたこと

A:誤嚥をして肺炎を起こしたと考えていること

R:医師に診察を依頼

 

というように、情報を整理して伝えているのがわかります。

 

伝え方一つで、情報の伝わり方に差がありますよね。

 

意識して伝えようとすると、誰でもうまく伝えられるようになるので、覚えておきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

臨床現場では、お互いに協力し合う場面がたくさんあります。

 

コミュニケーションを正しくできるためには、正しく情報を伝えることが大切です。

 

コミュニケーションを上達することは、看護師間の関係も良好になるし、なにより患者さんとの信頼関係につながります。

 

正しい伝え方、大切にしていきましょう。

 




 

 

 

 

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