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経腸栄養の保存期間って?シリンジはどう扱うの?

今回は「経腸栄養やシリンジの取り扱い」について記載していきますね。

生命の危機から脱した患者さんが、口から食事を摂れない場合、鼻から胃管を挿入し、栄養を直接胃に入れるような処置を行います。 誤嚥性肺炎の方や脳疾患を抱えた方など様々な対象がいます。

そんな経腸栄養ですが、あなたは取り扱ったことがありますか?

慢性期病棟や施設を経験した方は、当たり前なのかもしれません。しかし、急性期しか経験をしたことがない方、または見たことがない方にとっては、鼻から栄養を入れることって恐ろしく感じたりします。

そうです。人は、やったことがないことに対しては、不安があるのです。

では、経管栄養を毎日行っているような人でも、経腸栄養を開封したら、どれぐらいの間に終了しなければいけないか考えたことはありますか?また胃泡音や胃液の確認、薬剤の注入のためにシリンジを使用すると思います。このシリンジですが、どのような取り扱ってよいでしょう?解説していきますね!



経腸栄養剤って、どれぐらい保存しても大丈夫なの?

まず経腸栄養剤の形状によって、違いがあるんですね。基本的に未開封であれば、期限が切れるまでは大丈夫でしょう。

実際に缶やパックから、栄養ボトルに移しかえた時、どれぐらい大丈夫なのか?
実験した結果によると、6時間後から菌数が増加したそうです。8時間後を過ぎると、菌数がかなり増殖したようなんですね。なので、栄養剤を開封し、栄養ボトルに入れた後は、8時間以内に投与完了するようにしなければいけませんね。

では、ラコールなどのクローズドシステムが採用され、投与することができるバックタイプは、24時間後も菌数が増加したという報告はなかったようです。

ちなみに私の病棟では、朝投与分の栄養準備を、深夜の3時~4時の間で準備されます。朝の9時までには全て投与終了が基本です。つまり6時間以内で完了していることになるので、問題ないということになりますね。

シリンジは、どのように取り扱うの?毎回捨てるの?

シリンジは、基本的には1患者1シリンジとなります。

じゃあ、毎回捨てて新しいシリンジを使うの?という話しになりますが、これは病院や施設毎に異なります。

毎回交換となると、もちろんコストがかかります。しっかり洗うことができれば、再使用も可能です。
再使用の場合には、十分に洗った後に0.1%次亜塩素酸ナトリウムに1時間漬けて、しっかり乾燥させます。

再使用を繰り返すと、内筒のすべりが悪くなっているので、交換は必要になります。

ちなみに私の病棟では、朝必要分のシリンジを開封し、準備しています。夜、栄養が終了した時点で全てシリンジを投げるようにしています。

いかがでしたか?ルーチンにやっている処置はありますが、必ず意味があって行っています。この意味を理解しないで、日々の処置を行ってしまうと、思わぬところでミスが起こります。経腸栄養の準備一つでも、必ず知識を持って、行動するようにしましょう。

正しい知識を持って行動することが、自分自身にスキルアップにつながり、患者さんに適切な看護を提供できることになります。 




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