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急変時に必要な薬剤とは

今回は、急変時の薬剤について記載していきますね。

薬剤の指示は、もちろん医師の指示のもとで行いますが、患者さんの状態を看護師も予測することは、経験や知識があればできると思います。「たぶん、この薬剤を使用する可能性が高いな!」と考えることができれば、事前に投与する手前まで準備することができます。これが非常に重要で、素早く対応できるために必要不可欠と考えてよいでしょう。

しかしながら急変といっても、様々なシチュエーションがありますので、状況毎に解説していきますので、知識を深めていきましょう。(薬剤の説明なので、少しかたい文章になりますが、許してね)

心肺蘇生の場面で用いられる薬剤の場合
 心静止やPEA(無脈性電気活動)の場合には、アドレナリンを使用します。アドレナリンは、抹消血管を収縮させて、冠動脈への血流を増やすという目的で行います。

 迷走神経性徐脈に関しては、 アトロピンを使用します。アトロピンは、副交感神経遮断薬を目的として行います。副交感神経って何?という疑問があると思いますので、簡単に説明しますね。
 交感神経は、マラソンをしている時など活動しているような状態で、脈が速くなる要素があります。
 副交感神経は、寝ている時などリラックスしている状態で、脈が安定しています。
 この副交感神経が、強まってしまうと徐脈(脈が極端に少なくなってしまうこと)になってしまい、生命の危機に陥るので、アトロピンを使用し徐脈を取り除こうとするのです。

 VF(心室細動)やVT(心室頻拍)の場合には、アドレナリン以外に抗不整脈薬の投与が行われます。基本的には、除細動器が一番の治療になるので、並行して薬剤が投与されます。

血圧低下時の場面で用いられる薬剤の場合
 血圧低下時には、輸液・昇圧薬の投与が行われます。

・心原性ショック:
心筋収縮力を増大させる目的で、ドパミン塩酸塩やノルアドレナリンの投与を行う
 
・循環血液量減少性ショック:
循環血液量を増やす目的で、細胞外液を含む急速点滴静注を行う

・アナフィラキシーショック:
即効性の意味でアドレナリンを使用します。喘息症状が強い場合には、アミノフィリンの投与も行います

・敗血症ショック:
細胞外液の輸液のみで血圧が安定しない場合には、
ドパミン塩酸塩、ノルアドレナリン、ステロイドの投与を検討していきます。

状況によって、薬剤の内容が変わるのが難しいですが、超急性期の生命の危機に陥っている場合には、第一選択薬としてアドレナリンを使用します。薬剤を覚えるのは大変ですが、これらの薬剤は臨床で使用すると、強い印象が残っていることが影響しているのか、体に染み込んでなかなか忘れないことが多いです。是非覚えて、辛い患者さんに1秒でも早く薬剤を投与できるように頑張りましょう!





 

 

 

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