看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

在宅では、医療用麻薬をどう管理していくのが大事?

今回は「在宅での医療用麻薬の管理」について記載していきますね。

病院で働いたことがある看護師は、医療用麻薬に触れることが、ほとんどあると思います。

医療用麻薬は、癌性疼痛に対して大変有効です。正しく服用することで、患者さんの生活の質が保たれていきます。

他サイトになりますが、在宅自己注射指導管理料について詳しく書いてあったので、参考にしてみてくださいね。

しかし、癌の患者さんが痛みを訴えて、再入院する時、「あれ?医療用麻薬が、なぜこんなに余っているのだろう。もしかして。」という経験はありませんか?

病院では、厳重に管理していくので、飲み忘れがないように細心の注意を払います。では、在宅ではどう管理していくのがよいでしょうか?最近の医療では、在院日数短縮により、早期に在宅に帰る方向になります。そのため、在宅で疼痛コントロールをするとき、どうしてよいかわからないということも発生するのではないでしょうか。

では、医療用麻薬ってどの医師でも処方できるのか?持続皮下注射をしている人は、在宅でどう管理していくのか?PCAポンプってなに?施設では、どう医療用麻薬を管理していけばいいの?解説していきましょう!




医療用麻薬って、どの医師でも処方できるの?

麻薬の施用者免許を取得していない医師は、医療用麻薬を処方することができません。私の病院で塩酸モルヒネやフェンタニルなどを使用する際には、必ず麻薬施用者番号を記載して管理しています。

では、なぜ取得していない医師がいるのでしょうか?

理由としては、2年に一度、保健所で麻薬施用者の更新をしなければいけません。申請に書類の用意や費用がかかるので、医師の分野によって、必要でなければ申請しないのです。

なので、在宅を健康を支えている訪問看護師や施設管理者などは、安心して過ごしてもらうために、どの医師が麻薬施用者の免許を持っているのか把握する必要があるのです。

病院で持続皮下注射をしている方は、在宅でも同じようにできるの?

医療用麻薬の経口摂取が、困難になった方の場合には、持続皮下注射を使用し、疼痛緩和を行っていきます。

では、在宅でも同じようにすることができるのか?という話しになりますよね。

在宅では、

・薬剤が取り出せない構造
・患者さんが注入速度を変えることができない構造

これが重要になります。上記を満たさなければ、過大投与になる可能性が高まってしまいますからね。

では、上記を満たすためにはどうしたらよいのでしょう?

ディスポーザブルPCAポンプの存在

医療者側が、医師から決められた流量を設定し、ロックアウトタイムというのを設定します。ロックアウトタイムとは、分かりやすく言うと、痛みがあったときに薬剤を頓服としてプラスで入れることができる時間をいいます。

例えば、ロックアウトタイムを1時間と設定しているとします。その場合、患者さんがボタンを押すと決められた量が自動的に注入されます。30分で再び押しても、薬剤は入りません。なので、過大投与にはならないということですね。

私が以前扱ったPCAポンプでは、実際に早送りとして使用した回数、実際に患者さんが押した回数を履歴で確認できました。これを確認することで、実際に痛かった回数、早送りをした回数を確認でき、医師と除痛について、検討することができたのです。

施設では、医療用麻薬をどう管理しているのか?

病院では、厳重に麻薬金庫に入れて管理していると思います。では、施設ではどうなのでしょう?

医療用麻薬適正使用ガイダンスによると、「患者さんの療養場所が介護施設であっても、医療用麻薬の管理は、自宅と同じでよい。」とされています。

なので、基本的には施設職員が、薬剤を一括管理してよいです。ただし、必ず他の利用者と間違えないように、氏名を書き、明確にする必要はあります。

患者さん自身が、内服管理をすることができれば、医療用麻薬であっても特に問題ありません。しかし、認知機能の低下や他の方が、不意に部屋に入るような危険性がある場合には、管理をすることも必要でしょう。

状況によって、柔軟に対応しないといけませんが、大事なのは、疼痛の訴えがあるときに素早く対応ができる準備をしていくことです。そのため、医療用麻薬の理解が必要になりますね。

いかがでしたか?今の時代の流れとしては、病院→在宅へシフトしてきています。自宅で一人で過ごすことは、困難であったとしても、入院までには至らない方が増えていくことでしょう。 医療用麻薬を使用している方は、正しい理解が得られれば、生活の質を保ちながら生活することが可能になります。





 

 

 

看護師とお金、転職事情について興味ありませんか?

 

「もっとお金が欲しい。」

「職場の環境が・・・」

「もっと自由に働きたい。」

「時間のコントロールをしたい。」

 

このように思う方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

看護師とお金、転職について考えてみる

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。