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ノロウイルスが発生したとき、看護師の正しい対応とは

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今回は「ノロウイルスが発生したときの、看護師の行動」について記載していきますね。

 

あなたは、ノロウイルスが発生したとき、どのように行動をするか知っていますか?

 

 

冬の時期になると、ノロウイルスの話題が必ず出てきます。

 

ノロウイルスは感染力が非常に強く、一度感染すると嘔吐や下痢などの辛い症状を引き起こします。

 

 

また、やっかいなのが、感染力が強いという点です。

 

つまり、病院内で発生したとき、患者さんや看護師などの関わる人全てに、感染する可能性が出てくるのです。

 

 

だから、特に冬になると、病院内はノロウイルスに敏感になるんですよね。

 

感染力が強いノロウイルスではありますが、感染を拡大させないためにも、看護師の適切な対応が必須となります。

 

 

では、

 

・ノロウイルスは、どうやって感染する?感染経路は?

 

・ノロウイルスの感染予防ポイント、吐物処理のポイントは?

 

・病棟でノロウイルスが発生!初期対応は?

 

解説していきましょう!

 

 

ノロウイルスは、どうやって感染する?感染経路は?

 

病棟看護師として知っておきたい知識は、

 

 

“どうやって、ノロウイルスが患者さんや看護師に感染するのか”

 

という点だと思います。

 

 

主な感染経路としては、

 

・接触感染

 

・経口感染

 

・飛沫感染

 

・空気感染

 

 

というように、様々です。

 

接触感染と飛沫感染、空気感染については、もう少し具体的にしていきましょう。

 

接触感染では、ノロウイルス患者さんの吐物、下痢便に触れてしまい、それが手指を介して取り込んでしまうことをいいます。

 

 

「じゃあ、直接触れなければ良いのでは?」

 

こんな風に思うかもしれませんが、それ以外でも感染してしまうのがノロウイルスです。

 

 

吐物や下痢便の処理をする際、正しい感染対策をしていないと、気づかずに手指や衣類に付着したまま行動してしまうのです。

 

それが、病室やトイレのドアノブ、カーテンなどの物に触れたとしたら、どうでしょうか。

 

このように、間接的に接触感染を起こしてしまうことがあるのが、ノロウイルスです。

 

 

飛沫感染と空気感染は、嘔吐したときに発生します。

 

嘔吐した飛沫を吸い込んでしまうと飛沫感染、吐物が乾燥して空気中にあるのを吸い込んでしまうと、空気感染となります。

 

 

なので、飛沫感染にはマスクが必須ですし、空気感染が起こらないように十分な換気が必要となるわけです。

 

 

ノロウイルスの感染予防ポイント、吐物処理のポイントは?

 

基礎知識として覚えておきたいのが、ノロウイルスは

 

 

“アルコールによる消毒は効果がない”

 

ということです。

 

そのため、ノロウイルスの可能性が少しでもある場合、流水+石けんでの手洗いが必要となります。

 

これを徹底するだけで、

 

 

「医療従事者の手を介して、感染させてしまう」

 

というのを防ぐことにつながります。

 

ただ、入院している以上、患者さんに様々な物品を使う場面ってありますよね。

 

その際には、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するのが一般的です。

 

 

では、病棟看護師として、どのような場面で行動する必要があるのか具体的にしていきましょう。

 

 

ここでは、

 

“病棟看護師としての正しい感染対策”

 

 

という視点で書いていきますね。

 

病棟看護師が対応する場面では、

 

・噴水様の嘔吐を突然した

 

・トイレ内での排便後、清掃処理

 

・オムツ内での便失禁時の対応

 

 

などが主にあげられます。

 

病棟看護師として、必ず覚えておいてほしいのが、

 

 

“感染を拡大しない。自分の身は自分で守る”

 

ということです。

 

自分の身を守る行動=感染を拡大しない

 

ことにつながります。

 

どういうことかというと、自分の身を守るということは、感染防護を行うはずです。

 

標準予防策としては、

 

 

・手袋

 

・マスク

 

・ディスポエプロン

 

・ゴーグル

 

 

これらを使用していきます。

 

そして、一処置一手洗いを徹底しましょう。

 

これだけで、感染予防に十分な効果が期待できます。

 

 

次に、吐物処理について書きますね。

 

まず覚えておきたいのが、予想以上に吐物は広範囲に飛び散っているという点です。

 

目に見える吐物はもちろん、広いスペースまで消毒エリアとして考えます。

 

 

消毒エリアに行く前には、事前準備として感染防護服を着て、

 

・バケツ

 

・次亜塩素酸ナトリウム液

 

・ビニール袋

 

・ペーパータオルなどの拭けるもの

 

 

などを準備します。

 

一度、消毒エリアに入ってしまうと、再度とりにいくのが難しいので、しっかり準備をするようにしましょう。

 

 

基本的に消毒するエリアには一人で行います。

 

看護師のマンパワーによりますが、理想は清潔エリアに一人いるのがベストです。

 

 

ただ、夜勤の場合や業務が忙しいことが予想されるので、ケースバイケースになります。

 

 

対応の一例としては、

 

吐物処理は、まず目に見える吐物をペーパータオルで処理

次亜塩素酸ナトリウムを浸したビニール袋に、汚染したペーパータオルを捨てる

次亜塩素酸ナトリウムに浸したペーパータオルなどで、汚染エリアを広範囲に拭く

乾いたペーパータオルで同様に広範囲に拭く

 

 

というような流れになります。

 

吐物が乾燥してしまうと、空気感染を引き起こしてしまうので、すみやかに処理をして十分な換気をすることが求められます。

 

 

病棟でノロウイルスが発生!初期対応は?

 

ノロウイルスの感染拡大させないためには、

 

・感染源の対策

 

・感染経路の対策

 

 

というのが、ポイントです。

 

例えば、大部屋の患者さんがベッド上で噴水様の嘔吐をした場合、どうするでしょうか。

 

患者さん本人の個室隔離が基本となります。

 

 

それ以外の方法としては、コホーティング管理(集団隔離)という手段もあります。

 

必ずしも、個室管理が難しいことも多いので、それ以上の感染拡大をさせないために有効な手段となります。

 

感染経路対策としては、関わる医療従事者の接触感染、飛沫感染予防、出入り時には、流水+石けんの手洗いを徹底します。

 

 

病棟でノロウイルスが発生した際には、

 

 

“これ以上、感染を拡大させない”

 

という意識で行動することが求められます。

 

入院中の患者さんは、様々な疾患を抱えています。

 

 

ノロウイルスを感染してしまうことで、体力のない患者さんは、生命の危機に陥る可能性も十分にあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

冬の時期になると、ノロウイルスの話題が毎年出てきます。

 

 

ノロウイルスは強いウイルスのため、少量のウイルスで感染をすぐ起こしてしまうのが特徴です。

 

ノロウイルスを起こさないために、予防をするのが基本ではありますが、発生した際には、感染拡大をさせないことが大変重要です。

 

 

看護師として、正しい知識をもち、正しい行動をすることが、患者さんを守ることにつながり、また自分自身も感染から身を守ることにつながります。

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