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認知症患者さんの意思決定支援は、どうしたらいいの?

今回は「認知症患者さんの意思決定支援」について記載していきますね。

高齢社会に伴い、ますます高齢者が増えてきています。増えてきているに伴い、認知機能障害をもった患者さんも増えてきています。

その時、患者さんの治療や療養先をどうしたらいいのか、悩む場面が増えてきていると感じます。

あなたは、認知症の人の意思決定支援とは、何だと思いますか?
よく勘違いされやすいのは、「覚えるのを助けるように関わる」と思う方が多いのではないかと思います。

でも、認知症の方は、判断や表現の障害を伴っています。また認知症という診断名がつくと、「すべて判断できない人」と思っていませんか?

認知症を患っている患者さんは、どこを支援しないといけないのでしょう?様々なシチュエーションを想定しながら、解説していきますね!




患者さんと医療者のやり取りで、認知症はどう行動するの?

認知症で考えられる問題は、すぐに忘れてしまうという記憶障害があります。それ以外にも、様々な情報をまとめて理解し、処理しようとする能力である、実行機能の障害があります。さらに、自分自身を説明する能力、いわゆる社会的認知の障害もあります。

言葉に書くと、なかなか難しいので、場面で説明していきますね。

・検査の必要性を十分に説明したとします。でも、「痛いから嫌です。辛いのであれば、しません。」という理由だけで、拒否をしてしまう。

・点滴加療中であるが、現実を理解できずに自己抜針してしまう。治療の必要性を説明しても、理解できない。

・ADLが低下し、一人では過ごすことができない状態だが、理解できず、毎日家に帰れると話す。

このような、様々な場面で認知症は影響を受けてしまうことがわかります。

認知症の方の、意思決定支援を進める前に必要なこととは?

意思決定支援をする時には、なるべく他の症状を取り除いたり、集中できる環境が必要です。具体的には、

・せん妄など精神症状がある場合は、判断能力や理解力を改善できるように、薬剤や環境調整を行う

・身体症状を緩和すること。疼痛などの不快症状は、注意力をさらに低下させる。

・会話をする時間を十分に確保すること。すぐに返事を求めないことが大切。

・認知症の方が、緊張しない環境づくり。信頼している関係者を同席することが、良い。

・難しい言葉で説明をせずに、シンプルに伝えること。

このように、意思決定支援を進める前に、認知症患者さんの症状緩和や環境を整えていくことが大事になるんですね。

認知症の方の意思決定支援は、どう進めたらいいの?

まず大事になるのは、先に書いたように、色々な情報をまとめて、理解して、処理をすることができない、実行機能の障害が中心にあるということです。

つまり、重要なことを理解し、処理できないのです。何と何を比較していいのか、わからないのです。

なので、要点を絞って、比較できるように配慮していく必要があります。

実行機能の障害をクリアした場合は、言葉の能力を確認しましょう。理解して選択できたとしても、それをうまく言葉に表現できないことがあります。

これらをフォローしていくのが、意思決定支援になります。

認知症の方の意思決定支援をする上で、注意すること

あなたは、認知症と診断された方を先入観で見ていることはありませんか?

本人が何を望むのか?本人に聞くことはなく、家族などに聞いてしまうことはありませんか?

この行動は、「認知症だから、本人に説明してもわからないはずだ。」という先入観が混じっています。

確かに認知症の程度によっては、全く意思疎通ができない場合もあります。ですが、認知症が多少進行した程度では、表現ができる場合が多々あります。うまく表現できないこともありますが、うまく医療者が、くみ取ってあげればいいんです。

また、意思決定支援をする上で重要なのは、口調に注意することです。強い口調で話すと、責められているような気持ちになります。これでは、緊張してしまい、うまく表出ができなくなってしまいます。

ポイントは、選択肢は簡単にし、優しい言葉を使用すること。優しい雰囲気で話すのが、緊張しないポイントなので、ゆっくり丁寧に話すようにしましょう。

認知症の進行具合により、アプローチの仕方は異なってきます。ですが、基本は上記に書いた内容になります。思いこまずに、本人がどうありたいのかを、何度も繰り返し聞いていくことが大切ですよね。





 

 

 

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