看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

あなたは、オムツを正しく使用できていますか?

今回は「オムツの正しい使用」について記載していきますね。

看護師として、介護職として、様々な職種でオムツを使用する機会があると思います。

以前、消化器病棟で働いている時は、ADLが自立している方が多いこともあり、あまりオムツについて意識することは、正直あまりありませんでした。

現在は、慢性期病棟で働いており、寝たきり状態の患者さんが、多いときは8割ぐらいいます。その時、

「下までおしっこが漏れている。」

「横からおしっこが漏れてしまった。」

「吸収量が足りないから、高吸収の尿取りパットを買ってきてもらわないと。」

こんな声が聞こえてきますし、私自身も体験しました。

正しいオムツの選択が重要で、同じオムツをむやみに使い続けることはよくないと感じました。

では、オムツの基礎知識ってなんだろう?適切なオムツの選択はどうしたら良いか?オムツは、大は小を兼ねない?オムツの正しい当て方とは?解説していきますね!




オムツの基礎知識について

オムツは、アウターとインナーに分けることができます。

アウター

・テープ式オムツ:
寝ている状態でも、排泄物が漏れないように作られています。デメリットとしては、股関節の可動域が制限されてしまいます。また車いすトイレなど、離床が進んでくると、着脱が難しくなります。

・パンツ型紙オムツ
リハビリ期になると、適応になります。寝たきりの状態のまま使用すると、横漏れの原因になるので、患者さんや利用者さんのADLを見極めることが大切です。

・布ホルダーパンツ
吸収素材がないので、尿取りパッドを併用して使用します。尿取りパッドのみを交換となるため、活動している人にとっては、簡便になります。

インナー

尿取りパットのことになります。メーカーによって、かなり吸収量に違いがあるので、患者さんや利用者さんに適した尿取りパットの選択が大事になります。

例えば、頻尿で1回量が少ない方であれば、1回分の吸収量(150ml前後)の小さい尿取りパッドで十分でしょう。

しかし、排尿回数が少なく、1回量が500ml程度の多量の排尿がある方の場合なら、どうでしょう?尿取りパッドを超えて、アウターのオムツまで漏れてしまいます。当て方によっては、うまくアウターに吸収されず漏れてしまう場合もあります。

この場合は、高吸収パットが適応となります。

このように、オムツの種類はたくさんあるので、現在の適応を見極める必要があるんですね。

適切なオムツの選択をするためには、どうしたらいいの?

対象の方が、どういうADLの状況なのかを考える必要があります。寝たきりなのか、リハビリ期なのか、活動期なのか、この3つに大きく分けて考えてみると、わかりやすいです。

寝たきり

寝たままの状態で交換が可能なテープ式オムツが適応となります。テープ式オムツは、開閉が簡単で、排泄物を広範囲に吸収できるのがポイントですね。

リハビリ期

昼間は、活動を妨げずにトイレの排泄訓練をする必要があります。なので、パンツ型紙オムツの適応となります。夜間は、失禁がないのであれば、パンツ型紙オムツのままでよいです。

夜間寝ている間に、毎回失禁をしている状態であるなら、夜間はテープ式オムツが適応となるわけです。

ここがポイントで、同じオムツを使い続けると、対象者に不都合が生じます。活動中にテープ式オムツを使用すると、活動制限になりますし、夜間失禁するのにパンツ型紙オムツのままだと、シーツ汚染など負担を与えてしまうことにつながります。

対象者の状態をよく観察し、オムツを合わせていく時期になります。

活動期(歩行可能レベル)

自力で歩行することができる状態は、パンツ型紙オムツ、または布ホルダーパンツが適応になります。どちらの場合も、活動に制限がかからないです。尿失禁の程度によって、選択していくことになります。

オムツは、大は小を兼ねない?

一般的に話しになると、「大は小を兼ねる」と言われますよね。しかし、オムツに対しては間違いです。

適したサイズより、大きいサイズを選んでしまうと、股漏れや背漏れなど、排泄物をしっかりと吸収できないことが起こります。

特に高齢者に使用することが多いオムツですが、るい痩や腹水など、体形の変化がみられる場合が多いです。

家族が、サイズをわからずに大きいオムツを買ってきてしまい、仕方なく使っていると、やはり漏れが頻発します。

必ず本人に合ったサイズを事前に伝えて、日常生活援助を気持ちよく行えるように、配慮していく必要があります。

ちなみにサイズを合わせるときは、

・テープ式オムツは、ヒップサイズ

・パンツ型紙オムツは、ウエストサイズ

で合わせるので、覚えておきましょう。

テープ式オムツの正しい当て方とは?

忙しい毎日で、ついつい正しいオムツの当て方をできていない場合があります。

・固定テープの位置が左右均等ではない

・両ソケイ部に空間ができていて、フィットしていない

・オムツがずれており、排泄物の股漏れの可能性がある

これらの一つでも該当すると、漏れを起こす原因となります。その結果、ご本人はもちろん、介助者にも負担がかかってしまい、双方にとってデメリットが発生してしまいます。

正しいテープ式オムツの当て方は、

・側臥位の状態で、背骨とテープ式オムツが、中心になるように合わせる

・股にテープ式オムツの前側を挟み、長さが均等になるように合わせる

・仰臥位(真っすぐ)になり、尿取りパットを両ソケイ部に沿わせるように当てる

・テープ式オムツの固定テープは、クロスさせるように当てる

・股のギャザーがしっかり当たっていることを確認する

このように注意してあてると、漏れる可能性が格段に減ります。

いかがでしたか?看護師や介護職では、日常生活援助であるオムツ交換は、日々あります。患者さんや利用者さんの気持ちを考えてみると、少しでも不快感なく過ごしてもらいたいですよね。

本当だったら、トイレに行きたいけど、間に合わない、もしくは動いてはいけない状態のため、失禁という方法しかない。であれば、漏れないようにして、少しでも負担を減らしてあげるのが大事だと思います。

尿漏れがあったときは、シーツ交換や更衣など、寝たきり状態の患者さんや利用者さんに、大きな負担を与えてしまいます。

正しいオムツのサイズや、当て方を行い、少しでも不快感を減らすことにつながれば良いなと思います。





 

 

 

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