看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

看護師として、叫んでいる患者さんにどう対応する?

今回は「叫んでいる患者さん」について記載していきますね。

病棟で働いている看護師にとって、不穏患者さんの対応には、日々苦労しているのではないかと思います。

不穏とは、行動が過剰で落ち着かない状態のことをいいます。

不穏の原因は、身体的苦痛やせん妄、不安などの様々な原因で、不穏を引き起こします。

様々な原因があるので、どう対応してよいのかわからなくなることがあります。身体的苦痛なら、原因を取り除く鎮痛剤が必要になりますし、身体的苦痛以外なら、精神症状を疑い、対応していかなければなりません。

これらの対処方法を理解することで、叫んでいる患者さんを対応できるようになります。

では、身体的苦痛以外の場合、せん妄なのか見抜く方法は?叫んでいる患者さんを興奮状態にしないための関わり方法とは?解説していきましょう!




身体的苦痛を否定した場合、せん妄なのか見抜く方法は?

せん妄の初期症状は、上記のような不穏や興奮とは限りません。

「何かいつもと違うような行動と言動が目立つ」という感覚が大事になります。

具体的には、

・普段は穏やかだが、イライラしていたり、表情が険しいことが多い

・何度も同じ話しを繰り返す

・看護師が伝えた内容を理解していない、記憶にとどまっていない

これらの徴候がある場合には、せん妄の初期症状かもしれません。

初期症状が見られる場合には、見当識障害と記憶障害がないかをチェックしていきましょう。

見当識障害は、日時や場所について質問します。過度に聞きすぎると、患者さんのストレスにつながるので、適度に確認しましょう。

記憶障害は、日常会話の中に組み込んで質問すると、違和感なく確認することができます。例えば、今日の食事の内容や家族が面会に今日来ていたのであれば、家族が面会に来たのかを確認します。

これらが該当すれば、せん妄を起こしていると判断する材料となります。

叫んでいる患者さんを、さらに興奮状態にしないための関わり方とは?

実際に、例を挙げながら説明していきますね。

患者Aさん「おーーーい!おーーーい!」

病室で叫んでいる人がいるので、訪室してみると、点滴は自己抜去され、裸でフラフラ歩いている人がいました。 

あなたなら、どう対応しますか?急いで制止するように対応しますか?

焦って対応すると、恐らく「やめろ!何をするんだ!」という反応が見られ、興奮状態を助長させてしまう可能性が高いでしょう。

対応のポイントは、

驚かせないように、ゆっくりとした口調で話しかけてみる

急に声をかけたり、行動を制止すると、患者さんはより興奮し、声を上げ、暴力に発展する可能性があります。

静かに近づき、「こんばんは。看護師の○○です。今は夜中の○○時でしたが、どうされましたか?」と聞いてみましょう。

この言葉の中には、様々な見当識を高める言葉があるのに気づきましたか?

こんばんは→夜に使用する言葉

看護師の○○→看護師であることを伝えて、安心してもらう

夜中の○○時→時間の認識をしてもらうため 

このような意味を含めて、上記のような言葉にしました。どれか一つでも、患者さんに反応すると、落ち着くかも知れません。

行動を制止しない

患者さんの行動を制止したり、指示命令は、興奮状態を助長する可能性があります。ここでは、患者さんのペースを乱さないような関わりが必要です。

一緒に行動することで、安心感を伝えやすくなります。

指示はせずに、自ら決められるように促していく

行動の指示をするのではなくて、自らの意思で行動できるような声かけが必要です。

「歩いて少し疲れましたか?お部屋にお茶を用意しましたが、いかがですか?」と声をかけてみるのも一つの手段です。

水分摂取を促すと、部屋に戻り落ち着く場合が、臨床経験上多いですね。

指示薬を使用する

このタイミングで、不穏時指示薬や不眠時指示薬を使用していくのが、理想です。上記の途中で薬剤を使用すると、患者さんは興奮状態なので、拒薬や危険行動をする可能性が高いです。

落ち着いた所で、薬剤を使用すると、そのまま翌朝まで落ち着くことも多いです。

いかがでしたか?つい興奮し、叫んでいる患者さんを見ると、行動を制止したくなる気持ちはあるでしょう。でも、良く考えてみてください。

患者さんにとっては、混乱と不安で辛い状態なのです。そこで、行動を制止されたら誰でも暴れたくなりますよね。

患者さんに何が起こっているのかをアセスメントしながら、上記のような対応をしていくことが大事です。上記のように対応していると、患者さんから何かしらのヒントをもらえることがあります。

身体症状が辛いなら、それに対しての訴えがありますし、精神症状であれば、それに対しての訴えが必ずあります。

「おかしい。変だ。」と簡単に考えるのではなくて、「何が起こっているんだろ。原因を排除するためにどうしたらいいのだろう?」と考えてみましょう。 このような対応ができるようになると、看護師のスキルアップにつながると思いますので、是非やってみてくださいね。





 

 

 

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