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看護師にとって、心電図を理解することは重要

今回は「基礎的な心電図理解」について記載していきますね。

心電図は、循環器病棟の患者さんはもちろん、全身状態が悪い患者さんに対しても装着されます。

心電図を見て、「○○なので、この病気が疑われる!」と理解するのは、難しい方がほとんどでしょう。

私自身も、全てをわかっているわけではありません。ですが、基本的な心電図の理解はしています。

心電図を見て、正常か異常なのかを見極めることが、大事なのです。正常の範囲内であれば、経過観察になりますし、異常があれば、医師に報告し指示を仰ぐという行動につながりますよね。

異常なことに気付かないで、患者さんの容態が悪くなってしまうことが、まずいのです。

では、心電図の基本波形とは?心電図波形の正常値とは?波形が異常な時に、何を疑う?解説していきましょう!




心電図の基本波形とは?

心電図には、大きく分けて3つの山が記録されます。

P波:小さな山で、心房の興奮8脱分極)

ORS波:大きく尖った山で、心室の興奮(脱分極)

T波:なだらかな山で、両心室の興奮からの回復(再分極)

この一連の流れが、心臓1回のポンプ作業を表します。心臓には、表面に流れるわずかな電流に刺激されて、ポンプ作業を繰り返しています。これを心電図波形といいます。

さらに、上記内容より

PQ間隔:心房の興奮から心室筋が興奮を開始するまでの時間

QT間隔:心室筋の興奮(脱分極)から、興奮が回復(再分極)するまでの時間

というのが、基本的な知識となります。

心電図波形の正常値とは?

まず、横軸の1mm(1メモリ)が0.04秒ということを覚えておきましょう。 これを覚えておくと、異常値が発見された場合に、医師に電話で具体的に伝えることができます。

とはいっても、それぞれの波の正常値を理解していないと、異常なのか判断ができません。

P波:0.06秒~0.10秒

ORS波:0.06秒~0.10秒

T波:0.10秒~0.25秒

PQ時間:0.12秒~0.20秒

QT時間:0.30~0.45秒

これらが正常範囲です。でも、これすぐに覚えるのって大変ですよね?そこで、

5メモリ、3メモリ、460と覚えておきましょう。これが、臨床ですぐ役に立つ知識です。

PQ間隔:5メモリまでが正常

QRS波:3メモリまでが正常

QT間隔:460msec以上になると、QT延長となり、心室頻拍など、致死的不整脈の危険性がある

これを最低限覚えておくと、正常か異常を判断する知識となります。

それぞれの心電図の波が、異常な場合はどう判断する?

全てを書くと膨大な量になるので、特に覚えておいたほうが良い点を書いていきます。

P波

右心房に負荷がかかるような疾患はないか、疑います。肺気腫や重度な気管支喘息、肺疾患などの右心不全が見られると、「P波の高さが高く」なります。

また、左心房に負荷がかかっている場合には、心筋症や心筋梗塞などの左心不全があると、「ふたこぶのP波」になります。

両方に負荷がかかっている場合には、「P波が高くなり、ふたこぶ」ということになります。

QRS波

大きく下向きに尖った波形は、R波がありません。これをQS波といいます。この波の場合には、陳旧性心筋梗塞を起こしたことがある場合に発生します。

また異常Q波というのがあります。これも、陳旧性心筋梗塞を示す重要な波形となります。Q波が1メモリ以上で、R波の高さよりも深い場合、異常Q波となります。

ST部分

ST上昇で特に重要なのは、急性心筋梗塞を起こしている可能性があります。これを見逃してしまうと、亡くなってしまうリスクが非常に高いので、心電図波形において最重要所見となります。

逆にST低下をしている場合には、様々な可能性がありますが、狭心症の発作を起こしている場合に低下します。狭心症は、心筋梗塞に発展する可能性があるので、見逃さず医師に報告し適切な処置をする必要があります。

いかがでしたか?

心電図を全て理解することは、正直難しいと思います。しかし、正常か異常なのかを見極める、最低限な知識は必要です。異常がわかれば、患者さんの生命を守るために医師に報告し、対処できますよね。

特に時間と勝負になる、心筋梗塞などの生命に直結する病態は、見逃さないようにしていきましょう。心電図以外でも、患者さんの全身状態を観察し、気付ける場合が多いです。

患者さんの異常にいち早く気付くためには、知識が必要です。知識が付けば、あなたの看護師としてのスキルアップは間違いないでしょう。 





 

 

 

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