看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

熊本大震災に対して。DMATってなに?災害医療とは?

今日は久しぶりに日記を書こうと思いますね。

内容は、熊本の大震災についてです。

震度7の発生と震度6の本震が発表されましたね。

皆さんご存知の通り、多数の死者と多くのケガ人が、今も発生しています。 津波の危険性は、現在の所はありませんが、引き続き警戒をしなければいけません。

1人でも多くの命が、助かりますように心よりお祈り申し上げます。

さて、地震が続き避難生活が続いております。この時期には、環境の変化、物資が足りないなど、様々なトラブルが予想されます。

慢性期の病気を抱えている患者さん、今回の地震で受傷した方にとっては、深刻です。地震現場の病院は、患者さんが殺到し、病院のキャパ越えが容易に予想されます。また建物自体が、倒壊の危険性がある、ライフラインが途絶えている可能性があるなど、様々なトラブルが考えられます。

このような超急性期のときに、DMAT(災害医療派遣チーム)が初期活動をします。私も、DMATの資格を持っているので、今書いている現在も、待機中だったりします。いつでも出動できるように、本日、病院内で医療物資を準備していました。北海道で、遠方なので待機中なのですが、被害が拡大するようなら、出動するかもしれません。

では、DMATとはどのような活動をするのでしょうか?現場に向かうだけではダメ?CSCATTTってなんでしょう?解説していきますね!



DMATってなに?

DMATとは、大地震および航空機、列車事故といった災害時に、被災地に迅速に駆けつけて、救急治療を行うための、災害医療チームのことをいいます。

なぜDMATが誕生したかというと、阪神淡路大震災の時を考えてみます。この時に問題になったのは、「避けられた災害死」です。

上記に書いたように、現場の病院には、傷病者が殺到し対応困難が予想されます。そのときには、現場の緊急治療や病院支援を行いつつ、同時に域外搬送を検討し、避けられた災害死を減少させるように行動します。

DMATは、災害の超急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性を持つチームの位置づけとなっています。あくまで48時間以内というのは、目安なので、その限りではありません。

DMATの活動内容は、どんなことをするの?

少し上記で触れましたが、具体的にしていきますね。まずは、病院支援があります。

病院支援

被災地域内の病院に対する医療支援をいいます。多くの傷病者が、来院しているので、トリアージや診療支援、広域医療搬送のためのトリアージを含みます。

広域医療搬送

被災地域で、対応困難な重症患者さんを被災地域外に搬送することをいいます。広域なので、航空機を使用していきます。今回の場合は、九州なので、札幌など遠くの北海道に搬送することも考えられます。

SCU(ステージケアユニット)

広域医療搬送拠点での臨時医療施設のことをいいます。患者さんの状態を安定化し、搬送のためのトリアージを行う場所となります。自衛隊などの航空機による搬送のため、設置されます。

現場に向かうだけではダメ?CSCATTTってなに?

災害が起きて、現場に向かうだけではダメです。必要な医療を提供するためには、指揮・命令系統が整い、情報を掴んでいなければいけません。

必ず大地震が起きた時には、災害対策本部が設置されています。参集拠点が決められているので、そこにまずは向かうようにします。そこで、「○○の人員不足。病院支援に向かってください。道路状況は、□□なので、十分に気をつけてください。」

というような感じで、必要な地域に医療を提供していくのです。災害対策本部としても、どこにどの程度の人員を配置しているのかを把握する必要があります。これが、うまくできていなく、個人行動になってしまうと、医療支援を適切に行っていない地域が必ず発生します。

CSCATTTという意味ですが、

C:指揮と連携
S:安全
C:情報伝達
A:評価

T:トリアージ
T:治療
T:搬送

これらを把握し、行動するのが大事になります。現場の情報は、かなりの混乱があります。訓練での体感としても、現場の混乱がひどく、情報伝達が難しい状態になります。

「情報を制する者は、災害を制す」といわれているぐらい、正しい情報を得ることが、重要であるといわれています。

いかがでしたでしょうか?

普段の医療は、1人の患者さんに多くの医療を提供することに力を入れている、いわゆるICUなどがそうですよね。

しかし、災害医療となると、物資は限られていますし、何より傷病者数が尋常ではありません。大事なのは、避けられた災害死が起きないようにすること。生命を維持するような対応が、求められます。

そこでトリアージが行われ、今すぐ対応しないと亡くなってしまう方から、優先的に対応します。

腕や足が骨折していたとしても、別な傷病者の血圧が低く、ショック状態であれば、そちらを優先します。

1人でも多くの命が助かりますように。
 




関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。