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輸液ポンプ使用時、クレンメの位置はどこですか?

今回は「輸液ポンプ使用時、クレンメの位置をどこにしているのか」について記載していきますね。

病院で働いた経験がある方は、輸液ポンプに触れたことは必ずあると思います。それほど、使う頻度が高い機器になります。

輸液ポンプは、薬液ボトルの高さ、チューブや血管の抵抗などを影響を受けず、設定した一定量を投与することができます。

といっても、5~10%程度は、誤差が発生しますので、自分の目で確かめる必要があります。あくまで機器なので、誤作動を起こしていないのかは、看護師がチェックをしないといけません。

では、今回のタイトルですが、輸液ポンプを使用しているとき、クレンメの位置はどこにありますか?輸液ポンプより上?輸液ポンプより下?その理由とは?解説していきましょう!




輸液ポンプより、クレンメの位置を下にする理由

輸液ポンプの閉塞警報センサーは、流量制御式の場合、輸液ポンプの下側にあります。

閉塞警報センサーとは、輸液ラインが膨張する(つまり液が通らない)ことによって、センサーが押し出され、作動する仕組みになっています。

クレンメを下側にしておくと、クレンメの開け忘れによって発生する、輸液ラインの閉塞(膨張)を発見できるということになります。

クレンメの開け忘れは、当然ですが、流量制御式の輸液ポンプは正常に機能しなくなります。

また、閉塞が解除された直後、輸液ポンプのルートを外した直後の場面では、薬液が患者さんの身体に一気に注入してしまう危険を回避することができます。

フリーフローという言葉を聞いたことがありますか?

クレンメを開け忘れてしまったと気付き、すぐにクレンメを開けてしまうと、一気に大量の薬液が患者さんに投与されてしまうことをいいます。

薬剤の内容によっては、患者さんの大きな影響を与えてしまう可能性が十分にありますので、注意が必要です。

対応としては、

・輸液ポンプを停止し、ドアを開け、膨張して上がっている圧力を薬液側に抜く

・液面の調整を行う

・自然滴下を確認してから、輸液ポンプに改めてセットする

このような手順を行うことで、大量の薬液が投与されてしまうのを防ぐことができます。

その他に、下側にクレンメをつけたほうが良い理由としては、気泡混入した場合の対処をするためです。

臨床現場での体感として、輸液ポンプのアラームは、閉塞アラーム、そして、気泡混入のアラームが、圧倒的に多いです。

気泡混入のアラームが発生したら、ポンプを停止し、クレンメを閉じます。気泡を取り除くためには、上に移動させることが除去ができますよね。

もし、クレンメが上にあったら、どうでしょう?気泡を上に戻すことができなくなってしまいます。

このことからも、クレンメを下側につける必要があります。

輸液ポンプより、クレンメの位置を上にする理由は何かあるの?

私の働いている病院では、上記の流量制御式のポンプが採用されているので、クレンメを輸液ポンプの下側につけることになっています。

輸液ポンプには、滴数制御式輸液ポンプというのがあります。

この場合には、クレンメが上になります。なぜかというと、滴下を見ているので、滴下しないとアラームが作動する仕組みになっています。

つまり、輸液ポンプを使用するときには、どのタイプの輸液ポンプを使用しているのかを把握する必要があるということになります。

結局、臨床現場ではどう対応したらいいの?

基本的にクレンメは、輸液ポンプの出口側と患者さんの間にセットするのが原則でよいです。

閉塞警報センサーが、輸液ポンプの出口側に設置されているからです。

仮に、クレンメを輸液ポンプの上にセットし、クレンメを開け忘れてしまったとします。すると、どうなるか?

流量制御式の輸液ポンプでは、警報が作動しません。一時的に薬液が、患者さんに送られますが、患者さん側から薬液が戻ってきて、空回りをするようになります。

積算の数字は増えているのに、薬液は減っていないという経験をしたことはありませんか?まさに、この現象が起きているのだと思います。

アラームを正しく作動させるために、正しいセットを心がけましょう。

いかがでしたでしょうか?

輸液ポンプは、24時間持続で点滴を管理しなければいけない患者さん、循環器の患者さんのように、一定以上の輸液を入れることで、心臓への負担がかかるリスクがある場合など、多用されています。

正しい知識を持って、使用する分には、とても便利なME機器になりますが、知識が不十分で対応してしまうと、思わぬ事故につながります。

機器は、時として誤作動を起こすことがあります。その異常を早期発見することが大事です。患者さんに安全な医療を提供するために、知識を蓄えていきましょう!
 





 

 

 

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