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化学療法の骨髄抑制ってなに?看護のポイントは?

今回は、化学療法(抗がん剤)のがん治療で、最も出やすい副作用、「骨髄抑制」について記載していきますね。

骨髄抑制とはどういうことを言うのか、解説していきます。

骨髄抑制とは、化学療法によって造血幹細胞を障害し、白血球や赤血球、血小板が減少してしまうことをいいます。つまり、白血球↓は感染、赤血球↓は貧血、血小板↓は、出血のリスクが高まることになります。

化学療法は、がん細胞以外に、細胞分裂が活発な正常細胞にも大きく影響を及ぼすのが最大の弱点です。
骨髄では細胞分裂が活発に行われているので、ほとんどの化学療法で骨髄抑制が起こります。




じゃあ、それぞれ(白血球、赤血球、血小板)どれぐらいの数字になったらよくないのか?

・白血球:1000以下 好中球500以下
・赤血球:6.5以下
・血小板:25000以下

これらが下回るとグレード4となり、最も悪い数字となります。

それぞれ(白血球、赤血球、血小板)が低下すると、どのような症状が出るの?
これが非常に重要で、知識があると早期発見になるので、必ず覚えておきましょう!

白血球が低下すると、わたし達が風邪を引くのとは全く違います。感染しやすい状態(易感染状態)となり、
何が問題かというと、敗血症や肺炎などの重症感染症を起こしやすくなるリスクがかなり高まります。つまり、
感染が生命の危機をまねく恐れとなるのです。

赤血球が低下すると、倦怠感(身体がだるい)、めまい、動悸、息切れなどの症状が見られるようになります。
赤血球は臓器や組織の酸素を供給する役割があるので、このような症状が出てくるようになるんですね。

血小板が低下すると、出血しやすい状態となり止血ができない状態になります。これが、腕や足などのかすり傷ならいいんです。圧迫止血がなんとかなります。それがもし、脳や消化器などの致命的な臓器から出血したと考えると・・・危険な状態になりますよね。

化学療法を受けている患者さんは、いつ頃から低下するの?
それぞれの最低値になる知識がまず必要です。薬剤によって、若干の差はあるのでおおよそで覚えておくといいです。

・白血球低下:1~2週目
・貧血:数週~数ヵ月後
・血小板低下:2~3週後

このように、投与1週間程度は、数字が最低値にならないのがわかります。

この知識があった上で、看護介入をした方が、患者さんにも説明できますし、今どのような状態にあるのかを把握する材料にもなります。

 具体的な看護師のポイントは?
それぞれが低下した時の、対応について書いていきますね。

白血球減少の場合は、看護師は
・基本的な手洗いや消毒の徹底
・適切な無菌操作の実施
・医療器具の衛生管理

これらを徹底します。その上で、極度の白血球減少の場合には
・面会者の制限、マスク着用必須
・室内の清掃
・生花の持ち込み禁止
・加熱食

このような対策をし、他人から感染しないように細心の注意を行います。

赤血球減少の場合、症状が強い時には
・活動を制限し、安静を保つ
・転倒、転落をしないように環境を整備する

これらを行っていきます。

血小板減少の場合、出血傾向があるので
・転倒、転落しないように環境を整備する
・出血部位が確認できれば、圧迫止血
・他の頭や消化器などの出血が疑われた場合には、バイタルサインの測定などを行い、医師に報告

これらの対応を行っていきます。
症状の早期発見によって、それぞれ治療ができますので、看護師は異常の早期発見が非常に重要です。

知識を持って、患者さんの看護を行ってみましょう!





 

 

 

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