看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

患者さんや家族の暴言、暴力はどこまでが許される?

今回は「患者さんや家族の暴言、暴力はどこまでが許される?」について記載していきますね。

看護師としては、患者さんを少しでも安全・安楽に過ごせるように、日々考えて行動しています。

しかしながら、臨床経験上、医療従事者、特に看護師が、日々患者さんや家族からの暴言・暴力などにさらされていることがわかります。

「患者様なんだろ?」と患者さんから言われたこともありますし、

「あなたには、来てほしくない。」と家族から言われた経験は、一度はあるのではないでしょうか。

私の臨床経験としては、特に担当看護師ではなく、日勤リーダーだったのですが、家族より

「いつまで待たせる気だ。仕事があるんだぞ!」と言われ、胸ぐらを掴まれたこともあります。

外科のICが予定されており、手術などの影響で待つことも事前に伝わっていましたが、このような反応をする方もいます。何度も医師に時間について、電話連絡をし、来られない状況を説明していますが、被害を受けたのは看護師です。

看護師の立場としては、最善の対応をしたのではないでしょうか。

確かに患者さんの病状として、上記のような発言があり、心理面でアプローチをしなくてはいけない場合もあります。身体症状の悪化が原因で、拒否をする場合もあります。

でも、よく考えてみてください。看護師も患者さんや家族と同じ、一人の人間です。

突然、胸ぐらを掴まれたら、あなたはどう対応したらよいでしょう。

迷惑行為について、実行するのかは状況によりますが、知識として知っておくことは重要だと考えます。

では、暴言・暴力があったとき、どう対応したらよいのか?暴言・暴力が続く場合には、どう対応したらよいのか?解説していきましょう!




暴言・暴力があったとき、どう対応したらよいのか?

対応のポイントしては、いくつかあります。

暴言・暴力の強さで、対応をする

どういうことかというと、凶器を持ち出している場合は、危険性が非常に高いので、迷わず警察に通報するようにします。

これは、実際に私が救急外来で働いている時にありました。病院に来た時には、既に心理面でおかしい様子が見られ、凶器を持っていたんですね。

このような場合には、警察に対応してもらい、全員の身の安全を最優先に考えます。

では、一時的に混乱をして、大声を出しましたが、その後は冷静になった場合では、どうでしょう?

患者さんや家族が、一時的に怒るケースって結構ありますよね。でも、冷静になれば危険性として考えると低くなるので、様子をみても大丈夫と判断しても良いでしょう。

つまり、自分や周りに身の危険性があるのか、ないのかで判断するのが重要となります。

しかしながら、暴言・暴力を繰り返すケースもあると思います。その場合には、個人としての対応ではなく、病院として統一した対応を検討する必要があります。

毅然とした対応は、暴言・暴力に対して有効的であるとされています。

対応レベルを徐々に上げていく

まずは、柔軟な対応をしてみてください。それでも、暴言・暴力が続く場合には、強い対応にシフトしていくのが、基本となります。

柔軟な対応とは、注意や警告のレベルのことをいいます。そして、対応した事実をしっかりと、看護記録として残しましょう。

暴言・暴力を繰り返している場合には、この看護記録が、とても有効となります。

しかし、上記に書いたように、凶器を持ち出すなど、危険性が高い場合、柔軟な対応は不要です。最初から、強い対応をし、身の危険がないようにしましょう。

暴言・暴力が続く場合には、具体的にどう対応したらよいのか?

凶器などの危険性がある場合には、すぐに警察対応となります。それ以外の場合で、段階的な対応について、もう少し具体的にしていきましょう。

暴言・暴力が何度も発生している

柔軟な対応(口頭で注意や警告を伝えます)

その後、何度も繰り返す場合

書面で注意や警告を伝えます

その後、何度も繰り返す場合

強い対応

このような流れになります。

強い対応というのは、民事的、刑事的な対応となります。

刑事的というのは、人に傷害を与えたのであれば、傷害罪が適応されます。上記で書いた、胸ぐらを掴んだ戸言う内容も、この傷害罪に該当する場合があります。

それ以外にも、恐喝をすれば、恐喝罪がありますし、病院の物などを壊す行為があれば、器物損壊罪があります。

ここまでのケースはまれですが、知識として知っていれば、どのように対応してよいのかわかるので、自分一人で抱え込まなくて良いケースも出てきます。

いかがでしたでしょうか?

人と関わる仕事をしている限り、このようなケースは、必ず発生します。発生しないことが望ましいですが、0にすることは難しいでしょう。

日々の対応で、ある程度コントロールすることは可能ですが、想定外のことは起こります。暴言・暴力が発生したとき、どのように対応したらよいのかを事前に理解しておくことは、自分の身を守る上で、大変重要です。

困った場合には、一人で対応せずに、上司や周りのスタッフに必ず相談しましょう。

患者さんに良い医療を提供するために、時には看護師自身の身を守ることも重要なのです。





 

 

 

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