看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

化学療法って吐き続けるの?看護のポイントは?


今回は、化学療法の悪心・嘔吐について記載していきますね。

抗がん剤は使ったら、いつ吐くの?

医療ドラマの影響で、上記のように吐いているイメージがついていると思います。
まず化学療法の悪心・嘔吐は、発現時期により3種類に分類されます。

・急性悪心・嘔吐
 抗がん剤投与後24時間以内に見られます。

・遅発性悪心・嘔吐
 抗がん剤投与24時間以降に見られ、数日間持続する場合もあるのが特徴です。

・予測性悪心・嘔吐
 化学療法が開始される24時間前頃から見られ、前回の抗がん剤投与時に悪心・嘔吐の
 コントロールが不十分であった場合に、出現することがあります。




抗がん剤投与後の、悪心・嘔吐の実際は?

私は以前、消化器内科の化学療法チームで、さまざまな抗がん剤を投与した患者さんを看護してきました。
医療ドラマでは、抗がん剤を投与すると吐き続け、「辛い」という印象を前面に押し出しています。

実際のところはどうか?
医療ドラマのように、吐き続けるということは非常にまれです

抗がん剤は使ったら悪心・嘔吐があるはずだけど、なぜ吐かないのか?
抗がん剤自体には、悪心・嘔吐を誘発する薬剤です。
逆にいえば、吐くことがわかっているので対策ができるんです!
抗がん剤の種類に合わせて、制吐剤の投与を事前に行います。

制吐剤を事前に投与することで、急性悪心・嘔吐を予防することになります。
遅発性悪心・嘔吐に関しては、患者さん個々にあわせて、追加で制吐剤を使用し症状を軽くまたは消すことができます。

悪心・嘔吐の観察ポイントは、
・悪心・嘔吐の出現状況(悪心の程度、嘔吐の回数、嘔吐物の性状、持続しているのか)
・制吐剤の効果が見られているのか

これらを観察し、必要時医師に相談していくことになります。

環境の調整と食事に対する援助、精神的サポートは
・においがかなり敏感になる患者さんがいるので、環境調整を行う
・食事は、基本的には食べられるものになりますが、刺激が少なく少量で栄養価の高いものが選択
・患者さんの苦痛が緩和されるように、訴えをよく確認し不安を解消できるようにする

悪心・嘔吐に対しての、看護介入のポイントは?
看護師は、上記のような薬剤の知識を持っていることが大事になります。
知識があれば、患者さんの嘔吐の種類も把握できますし、患者さん本人に化学療法の副作用を説明する
ことができるようになります。

患者さんにとって、知識があり辛さを理解してくれる看護師は、ものすごい頼りになります。
なので、患者さんの悪心・嘔吐の症状にいち早く気づいてあげることが大事です。

「患者さんの辛さを共感し、一緒に治療の副作用を戦うことができる」
こんな看護師になれたら、「患者さんのために」になると思いますので、がんばりましょう!





 

 

 

看護師とお金、転職事情について興味ありませんか?

 

「もっとお金が欲しい。」

「職場の環境が・・・」

「もっと自由に働きたい。」

「時間のコントロールをしたい。」

 

このように思う方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

看護師とお金、転職について考えてみる

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。