看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

入院している患者さんの精神症状、どう対応しますか?

今回は「入院している患者さんの精神症状の対応」について記載していきますね。

一般病棟に入院している患者さんは、何かしらの病名がついて入院していますよね。
今回の病名以外にも、既往歴として精神疾患を合併している患者さんは、結構います。

不安や抑うつ、焦燥感など、患者さんに精神症状として現れる内容は、様々です。

しかしながら、精神症状の共通していることは、辛さからこころを守るための反応だということです。

精神症状と向き合うには、基礎知識が必要となります。

では、精神症状の訴えがある患者さんに、どのように対応したらよいでしょうか?安易な共感ではなく、認証とは?負荷を与えない空気感とは?焦らずに、ゆとりをもつこととは?解説していきましょう!




精神症状の訴えがある患者さんに、どのように対応したらよいの?

まず、最初に書きたいのが、精神症状と日常生活で起こる感情の境目は、非常に判断が難しいところです。

時には、憂鬱であったり不安があったりしますよね。

精神症状というのは、よく言われている「1ヶ月間うつ症状が続いていたら受診しましょう。」というのを参考にしてみます。

生活の質に支障をきたしている状態が、一定期間続き、改善する様子が見られないことを精神症状ととらえることにします。

さて、このような精神症状を抱えている患者さんは、臨床経験上、予想していた以上に多いと思います。精神症状の知識としては、

・辛い出来事に対して、こころが抱えきれない状態で、外に出てくるのが症状

・外に出すことで、こころが壊れないように対処している

このようなイメージを持つだけで、患者さんへの対応は、変わるのではないでしょうか。この知識を持っていると、看護師としては、

・患者さんが抱えきれない部分を一時的に抱えておく

・患者さんのこころのゆとりをゆっくりあけていく

という風に、考えることができます。これが、精神症状を訴えている患者さんに対応する方法です。このように考えることで、患者さんを支持することにつながるのです。

なんでもかんでも、手伝うことが支持ではありません。それをやってしまうと、患者さんは依存してしまうからです。

支持=松葉杖や一部手を貸す

依存=車椅子や全介助

こんなイメージでしょうか。うまく支持をすると、患者さんが徐々に回復して、自立に向けて一歩一歩前進を始めるのです。

安易な共感ではなく、認証するとは?

では、具体的にしていきましょう。よく言われているのが、共感がありますよね。共感が悪いということではなくて、なんでもかんでも共感するのは、危険だということです。

例えば、

患者さんが、「○○なんだよね。」

看護師「その気持ち、わかります!」

こんな風に、共感する態度で対応したとします。

この時の反応としては、いくつか想定することができます。

「わかってくれたんだ。」とポジティブなとらえ方をする人もいますし、

「健康なあなたに、この辛さがわかるはずがない!」という思いを抱く可能性があります。

なので、精神症状に対しては、安易に共感はしないほうがよいということです。

ポイントは、なぞって繰り返すです。

患者さんの気持ちをなぞるように聞いていき、看護師と患者さんのイメージが一致するようにしていくのです。

これが認証につながるのです。

なぞって繰り返すことで、イメージが一致したという思いを両者共に感じ取ることができます。

負荷を与えない空気感とは?

言葉以外にも、看護師と患者さんの間には、様々な空気が存在します。表情やしぐさ、声のトーン、視線などがあります。

非言語的コミュニケーションは、対応一つで、良くも悪くも変化します。このことを知っているだけでも、負荷を与えすぎない空気感を作るきっかけになります。

あなたも、思い出してみてください。同じ言葉でも、語気が強かったり、目線が上からの場合、言葉の意味を強く感じたことはありませんか?

細かい部分ではありますが、一つ一つ配慮をすることで、空気感がよくなるのです。

看護ケアの部分が、患者さんにとって安心・安全な場になるように整えることで、こころのゆとりをゆっくり広げていくことにつながるのです。

焦らずに、ゆとりをもつこととは?

焦りの誘因は、不安や不眠、孤立などが挙げられます。

この焦りが強くなると、何かにはまってしまったかのように、症状が悪化していきます。

患者さんが、日々の生活をしていく上で、ゆとりを持てるように配慮することが大切です。

焦りを感じていると、精神症状が悪化します。なので、目標としては、自分自身の焦りに気づいてもらい、ゆとりがもてるような関わりをすることになります。

例えば、今後の治療についての不安があったとします。

治療について先が見えないと、暗闇から脱出できないような感覚で、焦りが発生します。

対処としては、現時点での説明、今後どのような治療が行われていくのかを何度も説明していきます。

1度の説明では、恐らく不十分です。何度も場を作り、説明していくことが必要になります。

いかがでしたでしょうか?

一般病棟に入院中の患者さんには、精神症状を抱えている患者さんもいます。

身体症状ばかりに目がいきがちですが、身体とこころは一心同体です。

どちらか崩れれば、もう片方も追いかけるような調子が悪くなっていきます。

患者さんのトータルをケアしていくことが、看護師には必要となります。患者さんが、安心・安全な療養生活を送れるように、知識を深めていきましょう!
 





 

 

 

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