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うつ病、躁うつ病の方に看護師として、どう対応する?

今回は「うつ病、躁うつ病の方にどう対応するか」について記載していきますね。

一般病棟で働いていると、うつ病や躁うつ病の患者さんに出会うことがあります。

精神疾患を抱えている患者さんに、どのように接してよいか困ってしまうこともありますよね。

では、うつ病や躁うつ病とは何なのか?躁転したとは何なのか?対応の原則は、認証?希死念慮がある方には、TALKの原則に沿って、話しを聴くことが大事?解説していきましょう!




うつ病や躁うつ病とは何なのか?

うつ病や躁うつ病を抱えている患者さんは、後悔というものに周りを固められているような状態をいいます。

抑うつ自体は、疲れた神経を守るための防衛反応です。しかし、うつ病となると、考え方の段階で、後悔に支配されてしまい、身動きができなくなってしまうんですね。

症状としては、何をするにしても、おっくうになってしまいます。今まで楽しかった趣味でさえ、楽しいと思えなくなっていきます。すぐ疲れやすくなり、食事でさえも、美味しいと感じなくなります。

思考が、後悔にとらわれている状態なので、頭が回らなくなり考えること自体が辛い行為となります。

「こんな状態なら、どこかに消えて死んでしまいたい。」

という感情が生まれてくるのです。

うつ病の方に言ってはいけないことで有名なのは、励まさないことです。

上記のような状態のときに、励まされても逆効果なのが、理解できると思います。

うつ病の方は、感情コントロールが難しくなり、イライラや攻撃性を伴うことがあります。

・患者さん自身に向かう(自責)

・医療者など、他者に向かう(他責)

これらが、後悔という舞台で、何度も繰り返されていくのです。

躁転したとは何なのか?

躁は、うつ病とは逆に気が大きくなって、自信を持って、物事に対して何でも発言することができたり、行動できる状態をいいます。

何をするにしても、全ての抑制の鎖が外れている状態です。イメージとしては、敵陣に中央突破をしているような感じです。

後悔による反応で、苦しい状態の中で攻めて、「埋め合わせをするんだ。何とか取り返すんだ。」という考え方に変化します。

でも、今まで行動化しなかった方が、急激になんでも行動できるようになったら、どうなるでしょうか。

そうです。かなりのエネルギーを使用するので、躁の後には、再び抑うつ状態に戻ることが多いのです。

症状としては、急に多弁になる、不眠の状態で、「寝なくても大丈夫」と話して、夜中に行動するなどが挙げられます。

この場合には、躁うつ病を疑います。また、抗うつ薬を内服中で、このような症状が見られた場合には、躁に切り替わったと考えて、躁転したと考えます。

躁うつ病の方は、どう観察したらいいの?対応の原則は、認証?

入院中の場合は、日常生活と比較すると活動範囲が狭くなりがちですよね。

観察ポイントは、

・食事量が変化していないか
・本や新聞を読んでいる方だと、急に読まなくなっていないか
・夜、眠れないことが多くなっていないか
・話しの口調が、ゆっくりに変化していないか、
・ここ数日、落ち着かない様子が見られていないか

これらを観察していき、異常があれば、しっかりと患者さんに聞いてみることが大切です。

対応のポイントは、認証です。

例えば、抑うつを訴えている患者さんの場合は、抑うつの理由をしっかり受け止めた上で、

「そのような事情があって、気分が落ち込んでいらっしゃるんですね。」というような返事をします。

精神症状は、一人で抱えきれなくなった時には、外に出すことでこころが壊れてしまわないように防御をします。

そのため、「一人で抱え込みすぎると辛くなるので、看護師に話してみましょう。○○さんだけで、抱える必要はないですよ。」

というように、こころの重荷を一部医療者に投げられるように、関わってみることが重要です。
 
希死念慮がある方には、TALKの原則に沿って、話しを聴くことが大事? 

こころの辛い状況が続いてしまうと、死んだほうが楽だと考える場合があります。これを希死念慮といいます。

この場合、どう対応したらよいでしょう?正直その場を離れたい気持ちはあるでしょう。ですが、しっかりと関わる姿勢が大事になります。TALKの原則を聞いたことがありますか?

T(ell):あなたを心配しているということを伝える
A(sk):自殺をしたいと思ったのか、率直に聞く
L(isten):徹底して聞き役になる
K(eep):安全を確保する

となります。正直、「もう辛いから死にたいんだ。」といわれたことがあります。

内心では、かなり焦りました。でも、ゆっくり話しを聴いてみることが大事です。

ポイントは、辛いというところに焦点をあてます。そして、自殺という言いづらい内容を伝えてくれたことに対して、礼を伝えます。

この会話をできるだけ、ゆっくりと言葉で伝えます。一人じゃないという空気感を作り出すためにも、ゆっくりとした口調で話すのが、大切です。

対応が無事終わった後は、看護スタッフ間や医師に相談し、患者さんの了承をもらってから、精神科医師に相談をしていき、進めていくのが大事です。

いかがでしたでしょうか?

一般病棟に入院している患者さんは、身体のみではなく、精神症状もしっかりとケアをしていく必要があります。

入院生活は、日々の日常生活と比較すると、行動が制限されることが多いです。
特に高齢者の場合では、環境の変化に適応できない場合が多いのです。

患者さんが、安心して入院生活を送れるように、看護師は、身体面と精神面の両方をアセスメントし、適切なケアを提供する必要があります。





 

 

 

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