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境界性パーソナリティ障害は、どう看護する?

今回は「境界性パーソナリティ障害の看護」について記載していきますね。

精神疾患の一つとして、境界性パーソナリティ障害というのがあります。

精神疾患は、様々な種類と特徴があるので、一つ一つ覚えていくとよいでしょう。

さて、境界性パーソナリティ障害ですが、どのようなイメージを持っていますか?

わかりやすいイメージとしては、リストカットがわかりやすいでしょうか。

では、境界性パーソナリティ障害とは何なのか?自傷行動があったときには、どう対応したらよいのか?極端に好意的もしくは、攻撃的な態度があったときには、どう対応したらよいのか?解説していきましょう!



境界性パーソナリティ障害とは何なのか?

パーソナリティ障害に共通するのは、つらい感情を感情だけで抱えきれずに、行動で表現してしまうのが特徴となります。

悲しみや不安などを、リストカットや薬物依存などの行動化につながります。

境界性パーソナリティ障害を抱えている患者さんは、感覚がとても繊細です。

ちょっとした何気ない一言や行動が、深読みすることにつながってしまい、対人関係がこじれてしまうことがあります。

理解者を求め、傷ついてを繰り返しということが、起こります。

自分の中で混沌と渦巻いているものが、感情や思考の影響を受けて、心的状態が目まぐるしく変化します。

症状としては、表出される言動が激しく、突然、反抗をして非難する言動がみられるため、周囲の人達が、振り回すということが挙げられます。

自分の責任は考えずに、他人を責める傾向があります。

自傷行動があったときには、看護師はどう対応したらよいのか?

行動化って、すべてが悪いわけではないんです。

行動化には、悲しみや不安を和らげる効果がありますし、より強い行動化になるのを止める力があります。

このような行動化の良い部分を伝えながら、関わることが良いと考えます。

例えば、

「○○さんの行動は、このようなプラスになっているのは事実ですよ。つらい毎日をなんとか過ごしてきたんですね。」

というように、まずはプラスな部分があるのだということを伝えて、認識してもらいましょう。

その上で、自傷行動に対して、

「その一方で、自分の身体を傷つけてしまっている。私は、○○さんに、しないでほしいと考えています。」

と伝えていきます。

「入院環境は、感情をコントロールするための、きっかけになります。」

というように、素直に伝えていきましょう。

しかしながら、最初から上記のような対応をするのは、難しいのではないかと思います。

看護師としては、行動化を見つけた場合、どのように対応したらよいでしょうか。

ずばり!行動化に至った感情を聞いてみましょう。

どんな気持ちで行動したのかを聞いた上で、どんな感情であっても、認証するのが大事です。

「身体を大事にしてほしいです。」などと伝えて、一つ一つの行動に対して、初回と同じように対応しましょう。

間違っても、

「なんでまたやったの!」
「何度も言ったのに!」

というような否定的な言葉は、避けるようにしましょう。

極端に好意的もしくは、攻撃的な態度があったときには、看護師はどう対応したらよいのか?

境界性パーソナリティ障害は、理解者を求め、傷ついてを繰り返します。

そのため、「あなたしか頼れる人がいないです!」

というような理想化を話すこともあれば、

「あなたなんて、もう二度と来ないで!」

というような価値下げが、次々と変化していきます。

このように感情の変化が著しいため、看護チームとして対応が困難になる場合があります。

理想化を話しているときは、悪い気はしないので、ケアをしてあげたいと思いますよね。

逆に価値下げは、あまり関わりたくないと思うはずです。

関わりのポイントとしては、看護師として接するということです。

つまり、どのような感情で来たとしても、一定の距離を保ち、ケアの質をキープすることが大切です。

これを知識として持ち合わせていないと、振り回されてしまうので、注意していきましょう。

患者さん自身は、とても感情が不安定です。そのため、関わる看護師が、一定の態度を保つことが大事なんですね。

いかがでしたでしょうか?

今回の境界性パーソナリティ障害以外にも、感情の起伏が激しい患者さんって、結構いると思います。

訴えを聞いて、対処することは大事です。

でも、強い口調ばかりにつられてしまうと、落ち込んでしまうばかりで、看護として良いことばかりとは思えません。

大事なのは、その人に対して、何が必要で、どんな看護や医療を提供することが重要なのかを考えることです。

相手の感情に対して、自分も感情で対応していては、滅茶苦茶になるのは目に見えています。

その場の雰囲気や立場によって、対応は変化すると思いますが、一歩引いた位置で見れるようになると、冷静に判断できるのかもしれませんね。




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