看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

抗がん剤の点滴は静脈炎を起こす?看護のポイントは?

今回は「静脈炎」について記載していきますね。

静脈炎は、血管の静脈に沿って発赤や血管痛が出現し、硬結、腫脹を伴い、静脈に炎症が起きた状態をいいます。

抗がん剤は、静脈炎を起こすのか?

血管刺激性をもつ抗がん剤は、 静脈炎を起こしやすいです。また抗がん剤以外にも、抗がん剤の前投薬で使用されるデキサートやザンタックといった、抗がん剤でない薬剤も静脈炎を起こします。

私が抗がん剤以外でよく見かけるのは、禁食や食欲不振時によく投与されるビーフリードですね。1000mlで約420kcalあるので、末梢点滴の中では一番カロリーが高いですが、静脈炎を起こしている方を結構見かけますね。



なぜ静脈炎を起こすのか?

静脈炎を起こしやすい人の特徴は、

・細い血管
・循環の悪い血管
・もろい血管

これらの血管が該当します。なぜかというと、これらの血管の場合、血流に乗らずに針先の血管周囲に
留まりやすいためです。

つまり抗がん剤の場合、

血管刺激性の薬剤+上記の血管=静脈炎を起こしやすい

こんな感じになるわけです。さらにがん患者さんが該当しますので、身体の調子が悪い方も当然います。
より、静脈炎のリスクが高まる形になります。 

抗がん剤の血管痛がある場合に、どう看護介入をしていくか?

一番最初に確認することは、血管外漏出がないか確認しましょう。 
これがないという大前提で話しを進めますね。 

血管痛があるということは、抗がん剤の濃度が高いのが原因です。なので、医師に血管痛があることを確認し、
側管から生理食塩液などを同時に滴下とするか相談するようにしましょう。

また、抗がん剤は○○分かけてという指示があると思いますので、医師に確認し投与速度を遅くしてよいか確認してみます。薬剤によっては、変更できないこともありますので、要確認です。 

一般的な看護技術として、注射部位の保温があります。
温めることで、血管を拡張し抗がん剤が血管に触れる量を少なくすることができます。
上記に記載した細い血管などには有効的なので、怪しいと感じたら投与開始から保温するのも良いでしょう。 

抗がん剤投与の、現場の実際は?

私は消化器内科病棟で、慢性期(化学療法チーム)の担当であったこともありますが、抗がん剤の末梢での
点滴はかなり緊張しました。何回も血管にちゃんと入っているか逆血(血管に入っていたら、血が引けてくる)をよく確認した記憶があります。

患者さんが「痛いんだけど」といわれた時は、顔が青くなりますね(笑)
明らかに血管外漏出がないとわかって、静脈炎の対処をするわけですが、 患者さんにはなかなか伝わらないので、よく看護スタッフ数人を巻き込んで、大丈夫なのかを確認し安心してもらうように伝えました。

それでも、痛いという患者さんの場合には、針の差し替えをします。これが毎回続く時は、医師に末梢以外での投与経路(ポートやCVといわれるもの)を検討したこともよくあります。

抗がん剤投与に関わっている看護師は、大変だと思いますが、 
「患者さんの治療と安心のために」頑張っていきましょう!





 

 

 

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