看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

認知症高齢者の特徴、急性期・慢性期のケアポイント

今回は「認知症高齢者の特徴と、入院中の急性期、慢性期のケアポイント」について記載していきますね。

認知症の高齢者が、何らかの疾患を発症し、入院することは、比較的多いと思います。

疾患に対しての治療が、大きなトラブルなく進め、退院がスムーズになるように関わることは、極めて重要なことです。

そのためには、認知症高齢者の特徴を理解し、入院中の急性期、慢性期の看護ケアポイントを把握する必要があるでしょう。

では、高齢者の身体的・心理的な特徴とは?認知症高齢者が、入院中に体験しやすいこととは?入院中、急性期でのケアポイントは?入院中、慢性期でのケアポイントは?解説していきましょう!




高齢者の身体的・心理的な特徴とは?

身体的特徴

健康な身体のときは、防衛力・予備力・適応力・回復力の4つの力が維持されています。

これが、加齢に伴い低下していきます。

低下をしていくと、様々な症状が出現してきます。具体的には、

・防衛力の低下から、複数の疾患を抱えている可能性が高い
・症状が明確に出ないことがある
・適応力の低下から、せん妄を起こしやすい
・予備力の低下から、薬物の副作用が出やすい
・回復力の低下から、疾患の治療に時間がかかる

などが挙げられます。 

心理的特徴

今までの生活背景、仕事、家族関係など、体験している出来事に対して、どう受け止め、対処をしているのかによって、個人差があります。

認知症の場合、

・周りを落ち着かない様子で、見回している
・何かに向かって、大声を出すことがある
・いらいら、もしくは不安そうにしていることが多い

などが挙げられ、表情や行動を見ていくことが大切になっていきます。

認知症高齢者が、入院中に体験しやすいこととは?

入院中、せん妄や暴言、暴力、病棟内を徘徊する行動は、比較的多いと思います。

ほとんどの医療者は、環境の変化に慣れていないと判断することができます。
そのため、安心して入院生活を送ることができるように、援助をしていきますが、うまくいかない時ってありませんか?

この場合、身体の不調が影響している可能性が高いんですね。

身体の不調とは、例えば、腹痛、呼吸苦、口渇など、何か症状を感じているときです。

患者さんとしてみれば、「よくわからないけど、辛い。どうしたらいいのかわからない。」

という感情が出てくるはずです。それが、精神症状として出現してきます。

そのため、適切なアセスメントをしていく必要があります。身体的不調が原因で、精神症状がより強く出ているのであれば、原因を除去する必要がありますよね。

全体を考えて、アセスメントをすることで、認知症高齢者が、安心して入院生活を送ることにつながります。

入院中、急性期での認知症高齢者、ケアポイントは?

急性期治療の場合、疾患の治療が何よりも優先されます。それは、生命の危険性があるから。

緊急性が高ければ高いほど、侵襲が強い処置や安静にしていなければいけません。

つまり、認知症高齢者の心理状況を悪化させます。

これを回避するために、治療による疾患の回復を行いつつ、心理状況を悪化させないケアが必要になります。

急性期の場合、発熱や脱水、疼痛などの症状が混じっており、軽度の意識障害を起こしている患者さんは、印象として多いです。

この時の患者さんは、比較的身体の活動性は強くないことが多いです。この時期は、認知症の症状というよりは、意識障害によるせん妄や混乱に対して対応することがポイントです。

認知症高齢者の、急性期のケアポイントとしては、

・異常の早期発見のため、全身状態の観察と症状軽減を考える
・病状の変化に合わせて、必要な処置を検討する
・環境の変化、治療の不安や混乱に対して、対応する
・せん妄リスクが高いので、予防と発症時の対応について、想定しておく

これらが重要になっていきます。

入院中、慢性期での認知症高齢者、ケアポイントは?

急性期の治療を終えても、回復力が低下しているので、治療が継続する場合って多いですよね。

慢性期の時期になると、身体症状を悪化させないこと、日常生活を自分なりに発揮できるような環境づくりをすることがポイントになります。

認知症高齢者の、慢性期のケアポイントとしては、

・異常の早期発見と合併症の予防
・生活の質が維持・向上するために関わる
・精神症状が見られないか観察

これらが重要になっていきます。慢性期といっても、症状が再燃することも多いですし、精神症状など、わずかなサインが出ていることもあります。また、日常生活動作を維持し、できる範囲で行ってもらうことは、退院後の生活において、非常に重要になります。 

いかがでしたでしょうか?

現在は、慢性期病棟に勤務しているので、認知症高齢者の慢性期でのケアを行っています。

叫び声が聞こえたり、ナースコールが頻会になることと多いのが現状です。

以前の患者さんは、ADLはほぼ自立しており、徘徊している方もいました。

大事なのは、その方らしい生活を送るように配慮すること。ナースコールや叫び声があっても、訪室すると、静かになることが多いですよね。

「忙しいのに、何でこんなに呼んでくるの。たいした用事でもないのに。」と考えるのではなくて、

「不安が強くて、どうしてよいのかわからないんだな。」と考えるようにしています。

確かに多忙な時に、頻回なナースコールは疲弊しますが、不安な気持ちも理解できますよね。

患者さんに寄り添った看護を提供できるように、正しい知識をつけながら対応していきましょう。





 

 

 

看護師とお金、転職事情について興味ありませんか?

 

「もっとお金が欲しい。」

「職場の環境が・・・」

「もっと自由に働きたい。」

「時間のコントロールをしたい。」

 

このように思う方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

看護師とお金、転職について考えてみる

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。