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DVT(深部静脈血栓症)ってなに?ケアはどうする?

今回は「DVT(深部静脈血栓症)とケア」について記載していきますね。

DVTの患者さん、もしくはリスクが高い患者さんの、ケアを行ったことはありますか?

様々な科で見かけるDVT予防。
外科や整形外科、脳神経外科、呼吸器内科、緩和ケア、循環器内科など、ほとんどの科でDVTのリスクがある場合、予防を行っていきます。

では、DVTとは何か?予防のためには、抗凝固薬?DVT予防とケアのポイントって?弾性ストッキング、弾性包帯、観血的空気圧迫法とは?それぞれのトラブルを防ぐためのポイントは?解説していきましょう!




DVTとは何か?予防のためには、抗凝固薬?

深部の静脈内で作られた血栓を、DVT(深部静脈血栓症)といいます。

この血栓が剥がれ、肺動脈に流れ込んで閉塞を起こせば、肺血栓塞栓症が発症し、大変危険な状態になります。

肺血栓塞栓症を起こすと、1割以上の死亡率があります。

なので、発症を予防することが、大事なのです。

発症予防に一番有効的なのは、抗凝固薬の使用になります。

比較的最近出てきた薬剤で、NOAC(リクシアナ錠)が登場しました。

予防的な抗凝固薬の使用には、有効で、私が働いている病棟の患者さんにも、数名使用されています。

DVTのリスクを把握し、予防行動をとることが大事になっていきますね。

DVT予防とケアのポイントって?

上記に書いたように、予防的に抗凝固薬の投与は重要ですが、一番コストがかからずに、大切な予防行動は、早期離床になります。

しかしながら、何も対策をとらず、第1歩行やトイレ歩行などをすると、肺血栓塞栓症の発症する割合は、どのぐらいだと思いますか?

なんと、術当日~術後1日目までに、50%発生するといわれています。

恐ろしい数字ですよね。なので、血栓のリスクが高い患者さんは、抗凝固療法をしていない場合、術後の第1歩行までは、間欠的空気圧迫装置をつけて、予防をしているのです。

さらに、ハイリスクの患者さんに限っては、術後、下肢静脈エコーでチェックをしてから、離床を促すときもあります。全例をすることは、手間を考えると不可能なので、あくまでハイリスクの患者さんの時に、行う場合があるということを、理解しているとよいでしょう。

でも、患者さんの状態によっては、すぐに離床できないときもありますよね?

その場合には、ベッド上でのケアも必要です。

・ベッド上での足の運動

30分に1回程度、足関節を10~20回、曲げたり伸ばしたりします。

・足のマッサージ

ふくらはぎを、足先から膝に向かって、5回前後マッサージをします。

・ベッド上での足上げ

足を15㎝程度挙上して、足関節の運動を10~20回程度行います。

これらのケアを行ってもらうように指導していきますが、痛みが強くてできない場合も多いので、医師と相談しながら対処していく必要があります。

性ストッキング、弾性包帯、観血的空気圧迫法とは?それぞれのトラブルを防ぐためのポイントは?

・弾性ストッキング

静脈を圧迫し、深部静脈へ血流を集中させます。血液量が増えれば、静脈還流を改善できます。サイズが、S・M・Lというようにあるので、サイズを測って、適切なサイズを選ぶことが大切です。

弾性ストッキングのトラブル好発部位は、骨突出部位、弾性ストッキングのしわになりやすい部位、モニターホールである足趾部をチェックします。

そして、必ず1日1回以上は、弾性ストッキングを外して、皮膚状態を観察するのが、トラブルを防ぐためのポイントです。

・弾性包帯

弾性ストッキング同様の効果があります。足の形や大きさに大きく影響されず、合わせやすいのが特徴です。正しく使用すると、弾性ストッキングと同じ効果を得ることができます。

注意点は、巻き方によっては、適切な圧が得られないことがあります。また時間の経過とともに、ゆるんでしまうことがあるので、観察が必要です。

弾性ストッキング同様の観察にプラスして、ゆるくないのか、逆に圧迫が強すぎて、チアノーゼが出現していないのかを確認していきます。

・間欠的空気圧迫法

腓腹筋や足底を間欠的に圧迫をして、血流を改善する装置をつけます。

既に血栓がある場合、または可能性がある場合には、逆効果なので使用することはできません。
注意点は、上記と同じで、皮膚トラブルがないのか観察していくことが大切になります。

いかがでしたでしょうか?

DVTの予防目的は、深部静脈の血流のうっ滞を防ぐことにあります。

上記に書いた予防方法は、結果として血流の改善を促すことにつながっています。

どの方法を行うにしても、患者さんの負担が強くなる、皮膚トラブルが起こる可能性、抗凝固薬を投与中の看護など、必ずリスクが伴います。

今、患者さんにどのような処置を行っており、何を観察しなければいけないのかを理解することは、とても重要です。

しかしながら、知識がなければ理解することは、できません。知識は、理解や考えるための大事なアイテムです。

知識をつけて、患者さんに安心・安全な看護、医療を提供できるようにしていきましょう。





 

 

 

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