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抗がん剤投与の豆知識!PVCフリー、ポートってなに?


今回は、「抗がん剤投与時の知識としてPVCフリーやポート」について記載していきますね。

PVCってそもそもなに?PVCフリーとはどういうこと?

PVCは「ポリ塩化ビニル」の略称です。PVCフリーは、このポリ塩化ビニルがないということを意味しています。 
普段の医療で、点滴をするときにはこのPVC輸液セットを使用しています。

PVC輸液セットは、安価で優れた耐水性があるので、普段は有効的に使用されているんですね。
製造の際にDEHP(フタル酸エチルヘキシル)というのを混入して、製品の形を整えています。




抗がん剤で、なぜPVCフリーを使うことがあるのか?

このDEHPですが、普段は溶出することはないのですが、 抗がん剤の種類によって溶出することがあります。
DEHPは、人体に及ぼす影響があるとされているため、PVCフリーの輸液セットが必要となるのです。

PVCフリーの輸液セットが必要になる抗がん剤は、
・パクリタキセル
・エトポシド
・ドセタキセル

これらが該当します。抗がん剤投与の際には、添付文書の用法・用量でDEHP溶出やPVCフリーが明記されているか、必ず確認するようにしましょう! 

次に「ポート」についてです。
ポートは、血管内に薬剤を簡単に注入できる医療装置みたいな感じですね。
ポートはセプタムといわれるものが、完全に皮膚の下に埋め込まれるので、日常生活に大きな弊害がなく過ごすことができるものです。

このポートのメリットは、抗がん剤投与の際にも大きく役立ち、血管外漏出のリスクを減らすことができます。
刺す場所が明らかにわかっているので、刺入しやすいのです。 

点滴をしばらくしていない時の、ポートの管理はどうするの?

4週間に1回は、ポートにヘパリンロックをする必要があります。 
理由は、血栓形成を防ぐ意味があります。

ポートのデメリットは?
メリットを上記で記載しましたが、もちろんデメリットもあるので覚えておきましょう。 代表的なものを記載しますね。

・カテーテルピンチオフ
留置カテーテルが閉塞および損傷をいいます。注入に抵抗があり、患者さんの体位変換を行うと注入が
できる場合には、ピンチオフ現象を疑います。この場合には医師に報告し、胸部レントゲンを撮り画像診断を
してもらう必要があります。 

・感染
感染率が非常に少ないといわれていますが、在宅で患者さんが自己抜針をすることもあるため、清潔操作が
完全にできていない可能性があります。感染が起きた場合には、抗生剤投与などを行いますが、改善が見られない場合にも抜去にいたるケースもあります。

私も、何人もの人がポートの感染を起こし、抜去になるケースを見てきました。何かの処置を行えば、必ずデメリットとなる部分が出てくる。医療は難しいなと改めて感じた事例でした。

抗がん剤投与に関しての豆知識、臨床現場での参考にしていただければ幸いです。
 





 

 

 

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