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抗がん剤の毒性ってなに?看護師はどう取り扱う?

今回は「抗がん剤の毒性に対して、看護師はどう取り扱うのか」について記載していきますね。

抗がん剤をよく取り上げられる内容としては、患者さんに投与後の副作用についてが多いですよね。

副作用としては、嘔気・嘔吐、骨髄抑制、食欲不振などの症状が、一般的です。

抗がん剤の種類によっても、出現しやすい副作用症状は違います。

しかしながら、患者さんに投与する前に、看護師や医療者も取り扱いを注意しないといけません。

では、抗がん剤が暴露すると、どのような影響があるのか?抗がん剤の暴露は、どんな場面で起こりやすいの?抗がん剤の暴露対策として、どうすればいいの?万が一、抗がん剤に暴露してしまった場合、どう対応したらいいの?解説していきましょう!






抗がん剤が暴露すると、どのような影響があるのか?

医療者が、抗がん剤に暴露してしまうと、様々な有害作用を起こす危険性があります。その中でも、大きく急性期症状と長期的な症状に分けることができます。

急性期症状

・外皮および粘膜に対して、皮膚炎など
・神経系として、頭痛やめまいなどの症状
・消化器系として、嘔気・嘔吐、腹痛など。
・呼吸系として、呼吸困難
・アレルギーを起こす

などが挙げられます。

長期的な症状

・悪性腫瘍、つまりがんを引きおこすリスクが高まる
・生殖系として、妊娠に関してのリスクが高まる

などが挙げられます。

このように挙げてみると、かなりの有害作用があることがわかりますよね。

じゃあ、どんな場面で抗がん剤の暴露を受けてしまうのでしょうか。

抗がん剤の暴露は、どんな場面で起こりやすいの?

暴露する経路としては、

・吸入
・経皮
・経口
・注射針の誤針

などが挙げられます。

吸入は、抗がん剤の粉末を吸い込むことで発生しますし、経皮は、抗がん剤が皮膚に付着すると起こります。

そのため、注意をしないとすぐに暴露してしまいます。

暴露する場面としては、

・注射薬のミキシング
・注射薬の投与時
・抗がん剤がこぼれたとき
・投与後、患者さんの排泄物取り扱い時

などが考えられます。以前私も、注射薬のミキシングや投与時、防具は来ていましたが、皮膚に触れそうになりましたし、こぼしそうになった経験もあります。

誰にでも起こりうるのです。大事なのは、仮に発生したとしても、自分の身が守られている状態にしておくことになります。

抗がん剤の暴露対策として、どうすればいいの?

医療機関によって差はありますが、基本的には、個人防護具を着用することが大事になります。

では、どのような場面で、どのような暴露対策をするのがよいでしょうか?

注射ミキシング時が、特に暴露をする危険性が高いので、解説しますね。

注射ミキシング時には、個人防護具を使用していきます。

個人防護具を具体的にしていくと、

・長袖ガウン(身体に抗がん剤が触れるのを予防するため)
・手袋(手指への抗がん剤付着を予防するため)
・マスク(抗がん剤の粉末など、吸入を予防するため)
・ゴーグル(抗がん剤が飛散したとき、眼を保護するため)

となります。私が消化器内科病棟で、働いていた時には、このような個人防護具を使用し、注射ミキシングを行っていました。

本来であれば、クリーンベンチや安全キャビネットと言われる場所で、注射ミキシングを行うのが、今、考えると理想でした。ですが、そのような場所は存在しなかったのです。

それであれば、自分の身は自分で守るしかないので、個人防護具を徹底するしかありません。

万が一、抗がん剤に暴露してしまった場合、どう対応したらいいの?

どんなに予防をしていても、暴露してしまう場合は、きっとあると思います。

その時の対応について、

・個人防護具や服に抗がん剤が暴露した場合、汚染した部分に触れないようにし、注意して脱ぐ
・皮膚に付着した場合は、すぐに流水で洗い流し、石けんで洗浄する
・目に入った場合は、すぐに水や生理食塩水で、15分以上洗い続ける
・針を刺してしまった場合は、すぐに血液を絞り出し、流水で洗う。

このように、どんなに気を付けていても、ミスは必ず起こります。ミスを起こしてしまった場合には、すぐに行動できるように、事前に知識をつけておきましょう。

いかがでしたでしょうか?

抗がん剤は、治療のために有益な部分もありますが、それに伴い、副作用も強いのが特徴です。

患者さんの副作用が、最小限におさまるように観察し、看護をしていくことは、もちろん重要です。

ですが、それ以前に自分の身をしっかり守るようにしましょう。

患者さんに提供する前に、自分の健康を害してしまっては、元も子もありませんよね。

正しい知識をもって、適切な暴露対策をすることが、安心・安全な医療を提供することにつながるのです。





 

 

 

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