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末梢静脈カテーテルを穿刺時など、注意することは?

今回は「末梢静脈カテーテルを穿刺時、注意すること」について記載していきますね。

看護師をしている限り、避けては通れない手技の一つになりますよね。

あなたは、どのようなことに気をつけて、末梢静脈ルートを確保していますか?

高齢者であればあるほど、点滴が必要としている人に限って、

「血管が細くて入らない。」
「すぐに腫れてきてしまう。」
「血管が逃げる。」

こんな言葉をよく耳にします。末梢静脈ルートを確保するコツみたいなのは、あるんですか?

なんていう言葉をよく、新人看護師や比較的経験年数が少ない方に、質問されます。

では、末梢静脈カテーテルを穿刺するときの、コツってあるの?急変時と通常の治療の場合の、穿刺部位って違うの?なぜ?上肢と下肢、どちらを優先で選択するの?末梢静脈ルートには、なるべく三方活栓や延長チューブを使用しない理由とは?解説していきましょう!




末梢静脈カテーテルを穿刺するときの、コツってあるの?

高齢の患者さんに多い特徴としては、

・血管が蛇行している
・皮下脂肪が減少している
・動脈硬化が進行している

このような条件が揃っていることがあります。この条件が揃っていると、何が起きるのかというと、

「血管がすぐ逃げるんだよね。」

ということになります。

血管が逃げないように、するコツはあります。

穿刺と逆方向に皮膚を伸展させるのが、ポイントです。

この知識は、比較的知っている方が多いのですが、私の経験上、皮膚を伸展させるだけでは、恐らく逃げます。

大事なのは、

皮膚を伸展させる+血管に沿って、伸展させる

これがコツというように、 伝えています。ただ、皮膚を伸展させていても、全然違うところをやっている場合が多いんですね。

これを覚えているだけでも、スキルアップにつながっていくと思います。 

では、逆に浮腫や肥満など、皮下脂肪が増加している場合には、どうしたらよいか?

穿刺が難しい原因としては、血管までの距離が遠いから。

一つの方法としては、血管がありそうな部位を狙って、軽く指で押さえるのが有効な場合があります。

そうすることで、血管が見えることもあるので、難しい場合は、一度やってみる価値はあると、臨床経験上思います。

急変時と通常の治療の場合の、穿刺部位って違うの?なぜ?

基本的な穿刺部位の選択としては、

両前腕

手背

正中

上腕

下肢

こんな順番が一般的ですよね。私の場合も同じで、両前腕や手背、上腕、それでもだめなら、指に入れることもあります。

では、急変の場合も同じ穿刺部位でしょうか?

急変時の第一選択部位は、肘正中皮静脈となります。

なぜかというと、確実に穿刺しやすいのが特徴なのと、心臓に近く、すぐに薬液の効果があるため。

急変の場合は、今後の末梢静脈留置の場所など、細かいことは考えません。

何よりも大事なのは、一刻も早く末梢静脈ルートを確保し、生命維持を考えます。

入院中の生活は、落ち着いてから考えたらよいのです。

上肢と下肢、どちらを優先で末梢静脈ルート確保を選択するの?

基本的には、上肢を選択するようにします。なぜかというと、歩行など行動ができる人にとっては、歩行の妨げになってしまいます。

また、静脈炎のリスクが高まるとも言われています。そのため、できる限りは上肢の方がよいのですが、もちろん例外もあります。

・両上肢に創傷がある
・寝たきりの不穏患者さんで、上肢に入れると末梢静脈ルートを自己抜去した経緯がある
・上肢に血管がみあたらない

これらが、挙げられると思います。

基本的に、どこに末梢静脈ルートを留置するにしても、血管や神経の走行を理解していることが大事になります。

末梢静脈ルートには、なるべく三方活栓や延長チューブを使用しない理由とは?

基本的に、長すぎる末梢静脈ルートは、引っかかってしまったり、転倒につながることもあります。なので、患者さんの行動をよく確認した上で、長さを調節することが大切です。

また、三方活栓ですが、あればあるほど、感染リスクが高まります。

投与経路が増えるということは、それだけ便利な部分はありますが、感染リスクも同時に高まることを覚えておきましょう。

私の普段の臨床では、輸液セットだけでは短いので、延長チューブ50cmを使用していることが多いですね。もちろん、延長チューブを使用する際も、なるべく細いものを使用し、感染リスクを下げることを徹底しています。

 
いかがでしたでしょうか?

私は、スタートが消化器内科病棟だったので、かなりの末梢静脈ルート確保を行ってきました。

末梢静脈ルート確保のコツは、色々ありますが、やはり数をこなさないと難しい手技なのだと思いました。

コツをマスターするにも、数をこなさないと、自分自身にうまく落とし込めないんですよね。

数をこなして、初めてコツがわかることもあります。

きっと、全くうまくいかなかった時期もあるでしょう。急に誰でも入るようになった時期もあるでしょう。それらを私も全て経験しました。

知識と経験は、とても大事だと思います。知識は、努力をすると、誰でも覚えることができます。

患者さんに、良い医療を提供できるように、スキルアップを目指していきましょう!





 

 

 

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