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夜勤で循環器症状の訴えがあったら、どう対応する?

今回は「夜勤で循環器症状の訴えがあったら、どう対応するのか」について記載していきますね。

日中の場合だと、何か異変があれば、比較的、医師に連絡しやすいと思います。

しかし、夜勤の場合だと、より緊急性が高いのかを判断することが求められます。

もちろん、一人で判断が難しい場合もあるので、同僚の看護師と一緒に判断することは大切です。

ですが、知識があっても判断を迷う場合と、知識がなくて判断できない場合では、大きな違いがありますよね。

「胸が苦しい。」

「胸が痛い。」

このような訴えがあったとき、どう対応したらよいでしょうか。すぐに医師にコールしますか?

臨床経験をされている方であれば、経過観察の場合もあるし、緊急性が高い場合もあることを理解しているはずです。

循環器症状は、いくつか代表的なものがありますよね。

では、夜勤で動悸の訴えがあったら、どう対応しますか?夜勤で呼吸困難の訴えがあったら、どう対応しますか?夜勤で胸痛の訴えがあったら、どう対応しますか?解説していきましょう!



夜勤で動悸の訴えがあったら、どう対応しますか?

動悸とは、普段は気にしない心臓の鼓動を感じることを言います。

動悸の訴えとしては、

「なんかドキドキするんだよね。」
「脈がバラバラな気がする。」
「脈が飛ぶような感覚があります。」

というように、様々な訴えがあります。動悸って、心臓の鼓動を速さや不整、強く感じるなど、多様なのです。

ほとんどの場合、自然に落ち着くので、ついつい「なんだ動悸か。様子見てよいだろう。」

というように、安易に考えてしまいがちですが、もし致死性不整脈を起こしていたとしたら、生命の危機に陥ってしまいます。

じゃあ、どうしたらいいの?という話しになりますが、夜間に動悸を訴えている場合には、

・不整脈の有無を確認する
・既往歴や主病名などに、循環器疾患がないか確認する
・心電図モニターを装着してみる

このような行動をしてみましょう。不整脈があって、循環器疾患も患っている。心電図モニターを装着して、VFやVTなど、危険な不整脈が把握できれば、迅速な対応が求められるので、すぐに医師にコールしますよね。

逆に正常波形で、循環器疾患も今までなく、徐々に症状が落ち着いていくのであれば、精神症状も加味して、経過観察となるでしょう。

上記に挙げた内容が、一つでも街該当するのであれば、医師に状態報告を兼ねて、医師にコールするのを私は選択します。

夜勤で呼吸困難の訴えがあったら、どう対応しますか?

呼吸困難とは、その名の通り呼吸が、しづらい状態を言います。

呼吸困難の訴えとしては、

「息ができない。」
「息苦しい。なんとかして。」
「酸素を吸い込めない。」

というように、緊急性が高い状態が多いです。

呼吸困難を訴えた場合、どのように対応したらよいでしょうか。

・直ちにバイタルサイン測定を行い、全身状態の把握を行う
・呼吸回数が増加し、SPO2も低値であれば、酸素指示を確認し投与検討
・呼吸困難の訴えが初回なのか、数回続いているのか情報収集をする

これらが、呼吸困難を訴えたときの初動ではないかと考えます。

病状が落ち着けばよいですが、心不全や気管支喘息、肺炎など、発症したと予測される場合には、

医師にコールし、夜勤であったとしても、緊急性が高いので、詳細を伝える必要があります。

時間との勝負になることもあるので、迅速に対応することが多いのが、呼吸困難の特徴です。

夜勤で胸痛の訴えがあったら、どう対応しますか?

胸痛とは、胸の不快感、圧迫感、締め付けられるような痛みを言います。

胸痛は、循環器病棟で働いている看護師にとっては、ドキッとする症状ではないでしょうか。

胸痛の訴えがあったとき、疑われる疾患は、狭心症や心筋梗塞だからです。

特に心筋梗塞の場合には、これまで経験したことがないような、強い痛みを感じるとされています。

また、急性大動脈解離の場合には、胸痛にプラスして、強い背部痛も感じるのが特徴です。

胸痛の訴えとしては、

「胸が締め付けられるようだ。」
「胸が苦しいんだ。」といって、胸をさすっている
「胸が痛い!なんとかしてくれー!」

というように、緊急性が高いのがわかると思います。

胸痛を訴えた場合の初動としては、

・バイタルサインの測定を行い、循環・呼吸の観察を行う
・全身状態の観察を行い、疼痛、呼吸困難などの症状出現がないか確認
・心電図モニターをすぐに装着する
・早い段階で、12誘導心電図を記録する

これらを迅速に行いつつ、医師に詳細を報告する必要があります。心筋梗塞または急性大動脈解離の場合には、超緊急度が高いので、1分が生命予後を左右します。

いかがでしたでしょうか?

循環器の症状は、どれも緊急度が高いことが多いです。

夜勤の看護師は、症状の訴えがあったときに、観察ポイントを迅速に把握し、適切にアセスメントをする必要があります。

緊急性が高いのか、様子を見てよいのかは、正しい観察や知識、アセスメントなしでは、判断できません。

夜勤の時間で、患者さんの状態が変化するということは、意外と多いのではないでしょうか。

症状の訴えがあったときに、すぐに異常が見られないこともあります。その時に、「特に異常ないから、朝まで様子を見ていて大丈夫か。」と安易に判断しないことです。

その症状の訴えをきっかけに、全身状態が悪化することもありうるのです。

必ず訴えがあった患者さんは、要観察と覚えておきましょう。

患者さんの安全を守るためには、看護師の正しい知識と判断能力、行動力にかかっているのです。




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