看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

食事中に誤嚥や気道閉塞を見つけたら、初期対応は?

今回は「食事中に誤嚥や気道閉塞をしたら、初期対応をどうするか」について記載していきますね。

施設や病院で、食事中の利用者さんや患者さんが、誤嚥をしてしまうことって、時折ありますよね。

誤嚥をしたとしても、本来であれば嚥下反射が人間には備わっているので、大事には至りません。

しかし、高齢者になると、嚥下反射が弱くなる傾向があります。

一番危険なのは、誤嚥をしたにも関わらず、不顕性誤嚥を起こしていることです。

不顕性誤嚥は、誤嚥をしても嚥下反射がなく、そのまま流れ込んでしまうことをいいます。

では、食事中に誤嚥をした方に対して、どうアセスメントしますか?気道閉塞が疑わしい場合には、初期対応をどうしますか?初期対応後のポイントは?解説していきましょう!




食事中に誤嚥をした方に対して、どうアセスメントしますか?

事例を通して、記載していった方が、想像しやすいと思うので、書いていきますね。

例えば、ベッドをギャッチアップして、食事セッティングをしたら、自力で食べられるような方がいたとします。

突然同室者の方から、「○○さんが苦しがっています。今すぐ見に来てください!」

と連絡があったとします。

訪室すると、○○さんは苦しそうに、チョークサインを出していました。声を出すことはできず、呼吸をすることができない様子が見られた。意識はあるが、かなり混乱している。口の色は、青紫色に見える。

チョークサインとは、窒息時に助けを求める時に、首をおさえるような行動を取ります。

では、この状況で、あなたはどのような情報を即座に必要としますか?

生命の危機がある場合には、ABCDが維持できているのかを評価する必要があります。

ABCDとは、

・A(気道)
・B(呼吸)
・C(循環)
・D(意識)

これを即座に判断する必要があります。

事例から考えると、

Aは、声を出すことができていないため、気道確保がされていない可能性が考えられます。

Bは、気道閉塞に伴い、呼吸ができていない可能性を考えます。

Cは、口の色が青紫色、つまりチアノーゼが出現してきていると考えられ、循環を維持できていない。

Dは、意識はあるものの、混乱しており、切迫している様子が見られる。

このことから、緊急性が高いことが考えられます。

気道閉塞が疑わしい場合には、初期対応をどうしますか?

事例の場合だと、完全気道閉塞を考えます。

完全閉塞の症状としては、

・声が出ない
・呼吸困難が強くなる
・チアノーゼが出現する

などの症状が挙げられます。

完全気道閉塞を疑った場合には、すぐに応援を呼ぶことが大事です。その後、腹部突き上げ法を実施してみます。上気道閉塞の場合が多いので、有効的な場合が多いです。

腹部突き上げ法のやり方としては、

相手の背後に回って、胴に両腕を組む

どちらの手でも良いので、拳を作る

その拳を相手の腹部に押し込んで、上に力を込めて突き上げます

この処置を繰り返す

という手順で行います。

これで、閉塞が解除できれば良いですが、難しい場合もあります。

医療機関の場合には、咽頭鏡で気道確保を行ったり、マギール鉗子といって、ハサミが曲がっているようなものを使用し、異物除去を行います。

異物除去が、困難な場合もあり、心肺停止状態になることもあるので、気道確保が確実にできるように、気管挿管ができる準備も行いましょう。

初期対応後のポイントは?

無事、気道の異物除去ができたら、ホッとしますよね。

ですが、腹部突き上げ法による合併症を観察しないといけませんし、循環動態など、全身状態を観察していくのを怠ってはいけないです。

異物除去までに時間がかかれば、それだけ改善までにも時間を要します。

腹部突き上げ法を行った場合、

・肋骨骨折
・胃部の損傷
・その他の疼痛

などが挙げられます。

高齢者で、異物によって閉塞をしてしまった場合、誤嚥した可能性も高いです。つまり、誤嚥性肺炎の症状がないのかも一緒に観察していくのが、大切です。

誤嚥性肺炎の症状としては、

・高熱
・咳
・呼吸困難
・肺複雑音
・チアノーゼ

などが挙げられるので、観察していきましょう。

いかがでしたでしょうか?

臨床現場で働いていると、突然の急変に直面することがありますよね。

私は、普段から急変時の想定をするように心がけています。

患者さんを受け持った時も、必ず一番起きてはいけない状態を想定して、行動しています。

何もなければいいんです。お互い笑顔で日常生活を援助したら、いいだけですもんね。

何かあったときは、時間との勝負なので、想定していないと、一瞬スタートが遅れてしまう気がするのです。

急変時の知識、行動力を身につけた上で、普段の日常生活援助を提供することが、患者さんの安心した入院生活を送ることにつながるのだと思います。





 

 

 

看護師とお金、転職事情について興味ありませんか?

 

「もっとお金が欲しい。」

「職場の環境が・・・」

「もっと自由に働きたい。」

「時間のコントロールをしたい。」

 

このように思う方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

看護師とお金、転職について考えてみる

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。