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子供の熱性けいれん!慌てないで対応するためには?

今回は「子供の熱性けいれん!慌てないで対応するためには」について記載していきますね。

 

あなたは、熱性けいれんをみたことがありますか?

 

小児看護、救急外来で看護をしたこともいると思いますし、母親として体験した方もいると思います。

 

小さい子供、概ね5歳ぐらいまでに発症します。

 

小さい子供なので、目の前の症状に冷静でいられないことも多いのではないでしょうか。

 

では、熱性けいれんとは何?どんな症状なの?熱性けいれんが起きたら、どう対応したらいいの?熱性けいれんの検査って、どんなことをするの?解説していきましょう!

 


 

熱性けいれんとは何?どんな症状なの?

 

2015年のガイドラインより、

「主に生後6ヶ月~60ヶ月までの乳幼児で、38℃以上の発熱を伴う発作性のけいれん」

 

としています。

 

症状としては、

 

・38℃以上の発熱

・全身性のけいれん

・脱力

・一点凝視

 

などが一般的です。

 

基本的には、5分以内にけいれんがおちつくことが多いです。

 

私が救急外来で働いていた頃、熱性けいれんで運ばれてきた子がたくさんいたのですが、ほとんどは、救急外来に到着する頃には、けいれんが落ち着いていました。

 

でも、目の前でけいれんをして、眼球上転などをしていたら、恐ろしいですよね。

 

冷静で知識がある方であれば、5分間は様子を見ても良いです(呼吸など異常がない場合に限り)が、少しでも不安があるなら、救急車を呼ぶのが賢明ですね。

 

5分以内に熱性けいれんが落ち着けばよいのですが、なかには5分以上続く場合もあります。

 

これは、熱性けいれん重積状態といいます。

 

この状態になると、薬物治療を検討しなければいけません。もしかすると、てんかん発作の可能性も否定できないので、治療をしていく必要が出てきます。

 

熱性けいれんが起きたら、どう対応したらいいの?

 

目の前で、熱性けいれんが起きたら、どのように行動したらよいでしょうか。

 

上記に書いたように、5分以内であれば経過観察をして良いですが、その5分間をただ見ていれば良いということではありません。

 

その子が、安全な状態であるのかを観察すると同時に、ベッドや床など安全が100%確保できる場所で寝てもらいます。

 

医療従事者であれば、気道確保がされているのか、バイタルサインの測定を行いましょう。

 

場合によっては、酸素や吸引が必要になることもあるので、準備を行います。

 

では、簡単な事例を通して、行動を具体化していきましょう。

 

3歳の男の子が、39℃の発熱があり、ソファーで寝ていたが、突然けいれんを起こし、眼球上転をしている状態を発見。

広い床に急いで抱えて寝てもらい、安全確保をした。と同時に救急車を呼んだ。呼吸は問題なくできている。

4分後、けいれん発作は落ち着き、目を開けて「こわい。」と話している。

救急車に乗り、救急外来を受診。意識など変化なく、母親と会話している。

医師の診察後、入院はせずに解熱剤とダイアップ坐剤を処方してもらい、帰宅した。

 

 

どうでしょうか?熱性けいれんを起こして、一番スタンダードだと思われる内容を、想像して書いてみました。大事なのは、ABCが確保されていることです。

 

一般家庭でも、気道確保と呼吸の確認は行うことができます。もし、子供に異常がある場合には、知識があるのとないとでは、違いが出てきてしまいます。

 

熱性けいれんの検査って、どんなことをするの?

 

明らかに発熱が見られて、数分後にはけいれん発作も落ち着き、意識もクリアの場合には、熱性けいれんが強く疑われるので、検査をしないこともあります。

 

しかし、他にも原因が少しでも考えられる場合には、検査をすることがあります。

 

検査の内容としては、

 

・血液検査

・髄液検査

・頭部CT検査

・脳波検査

 

などが行われます。血液検査は、点滴ルート確保を行う時に一緒に採血をすることが多いですね。

 

その他の検査は、けいれん発作が続いている、重積発作状態の場合には、その子の状態を見ながら検査をしていきます。

 

私が救急外来で体験したのは、血液検査と脳波検査になります。小児病棟に入院してから、状態が落ち着かなければ髄液検査や頭部CT検査を行っていると聞いたことがあります。

 

ルーチンに行う検査ではないので、必要に応じて行うと覚えておくと良いでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

目の前で突然けいれんをして、意識がなくなれば慌てる方が多いと思います。

 

正しい知識を行動レベルで覚えておくと、完全に冷静とまではいきませんが、知識がない人と比較すると、比較ができないぐらい違いがはっきりすると思います。

 

今回は、熱性けいれんを取り上げましたが、どの疾患に対しても同じです。

 

知識がなければ、漠然とした不安ばかりが強くなってしまいます。

 

知識は大切なので、覚えていきましょう。





 

 

 

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