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肝硬変の患者さんに対して、栄養サポートはどうしたらいい?

今回は「肝硬変の患者さんに対して、栄養サポートはどうしたらいいのか」について記載していきますね。

 

あなたは、肝硬変の患者さんに対して、看護を提供した事はありますか?

 

肝臓は、栄養素を代謝したり、栄養の貯蔵としての役割をしています。

 

エネルギーの代謝に関しても、深く影響を及ぼしています。

 

そのため、肝臓の機能が低下する肝硬変は、高頻度で栄養障害が問題となります。

 

肝硬変が進行した患者さんだと、9割以上といわれていますし、軽度の肝硬変であっても、約半数が低栄養状態だといわれています。

 

そのため、肝硬変の患者さんには、栄養サポートは不可欠であると思います。

 

では、肝硬変の患者さんにどのような栄養療法をしたらいい?浮腫や腹水を合併していたら、栄養はどうしたらいい?肝性脳症を合併していたら、どうしたらいい?解説していきましょう!

 


 

肝硬変の患者さんに、どのような栄養療法をしたらいい?

 

正常な場合には、肝臓に貯蔵されたエネルギーが、空腹時のエネルギーとして供給されます。

 

ですが、肝硬変の場合には、肝臓の機能が低下しているので、グリコーゲンの貯蔵量が著しく少ないです。

 

極端な話しで言うと、私が3日間絶食したとします。

 

肝硬変の場合だと、半日絶食したとします。この両者が、同じぐらいの低栄養状態に陥るということです。

 

ということは、夕食を摂取してから、翌日の朝食までって、半日ぐらい経ちますよね。なので、エネルギー低栄養状態の方の場合は、寝る前にエネルギー補給をすることが、推奨されます。

 

寝る前に補給したら、朝までに半日以内ですよね。

 

肝不全の方に対して、経腸栄養剤があるので、それを飲んでもらうことで、栄養状態を改善することにつながるのです。

 

ただしです。経腸栄養剤なんですが、これ、おいしくないんです。

 

私は、患者さんの気持ちが少しでもわかるために、試飲を大体しているんです。オレンジ味のフレーバーを入れてみたのですが、数口飲んで吐くかと思いました。

 

なので、栄養状態が改善するとわかっていても、なかなか積極的に進めて行けないのが、難点かもしれません。

 

浮腫や腹水を合併していたら、栄養はどうしたらいい?

 

肝硬変の患者さんは、両下肢に浮腫があったり、さらに悪化すると腹水の出現が見られます。

 

栄養ですが、厳しい塩分制限をしなくてはいけません。

 

塩分6g前後/日というように、普段私達が摂取している約半分に減塩しなくてはいけないので、厳しくなります。

 

状態によっては、飲水制限も必要になります。

 

腹水がある患者さんは、お腹が圧迫されて、食事が十分に摂取できないことも多いです。その場合には、上記と同じ肝不全用の経腸栄養剤だるアミノレバンやへパンなどを併用していきます。

 

肝性脳症を合併していたら、どうしたらいい?

 

肝性脳症の症状によっては、意識が混濁しており、食事が摂れない状況が、容易に想定されます。

 

経口摂取で可能な状態であれば、低たんぱく質の食事を基本としていきますが、たんぱくを制限しすぎると、栄養不良を起こすので、状態を見ながら調節していく必要があります。

 

経口不良であれば、アミノレバンの点滴があるので、それを使用していき、意識レベルの改善を行います。

 

血中のアンモニアが低下していけば、基本的には意識は改善されてくるので、経口摂取を進めていきます。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

食事制限があったり、嫌いな飲み物を摂取しなければいけない状況になりやすいのが、肝硬変です。

 

看護師にとって大事なのは、患者さんの気持ちを理解し、共感、傾聴する態度なのかと思います。

 

肝硬変の患者さんの訴えで、

 

「こんなおいしくないの、全部飲めない。あんた、飲んだことあるのかい?」

 

と聞かれたことが何度もありました。

 

私は、

 

「少しだけですが、飲んだことありますよ。ひどい味ですよね。それでも、○○さんは、身体のために、頑張って飲んでいるんですよね。」

 

という風に、声かけをしています。

 

変わりに飲む事はできませんが、私が実際に感じたことなので、共感をすることはできます。

 

こういった一つ一つの対応が、看護につながっていくのだと思います。

 

正しい知識を持ち、相手の気持ちになって看護をしていくことが、患者さんにとって安心した入院生活につながるのではないかと考えます。





 

 

 

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