看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

黄疸って何?黄疸になると、どうして治療が必要?

今回は「黄疸って何?黄疸になると、どうして治療が必要なのか」について記載していきますね。

 

あなたは、黄疸を見たことがありますか?

 

見た目では、全身が黄色くなり、眼球も黄色になっていきます。

 

特に消化器内科で働いている看護師にとっては、黄疸は必要な知識の一つです。

 

この黄疸ですが、なぜ黄疸をそのままにしておくと、危険なのでしょうか。黄疸の代表的なものは何でしょうか。

 

では、黄疸ってそもそも何?黄疸の代表的な原因は?検査データでは、どのような異常があるの?黄疸は、そのままにしておくとどうなるの?胆管ドレナージって何?解説していきましょう!

 


 

黄疸ってそもそも何?

 

血液中には、ビリルビンという黄色い色素が存在しています。そのビリルビンが、何らかの影響で遮断されると、黄疸になってしまいます。

 

黄疸の発見は、全身の皮膚よりも先に、眼球結膜汚染として発見されます。なぜかというと、眼球って元々は白いですよね。

 

それが、黄色く反映されやすいので、早期に発見されるんです。

 

で、ビリルビンなんですが、すい臓で、ヘモグロビンから作られます。これが、胆汁の中で排泄がされて、十二指腸に排泄されます。

 

そして、多くは腸の中で代謝がされていくんですね。ちなみに、便が茶色になるのは、このビリルビンが関与しているんです。

 

このビリルビンの経路に、どこか異常があると、代謝できなくなるので、全身の皮膚や眼球に黄染として出現するのです。

 

黄疸の代表的な原因は?

 

私が働いていて頻発している黄疸の原因は、閉塞性黄疸になります。

 

閉塞性黄疸の原因は、総胆管結石が多いですが、すい臓がん、胆管がん、胆管炎などの原因としてあります。

 

閉塞性黄疸は、上記に書いた原因で胆管が閉塞してしまうと、胆管内圧があがります。

 

行き場がない胆汁は、肝静脈内に逆流してしまって、全身に胆汁が流れてしまって、黄疸が起こってしまいます。

 

私が消化器内科病棟で働いていて、原因不明の閉塞性黄疸で入院してきた患者さんの場合は、ほとんど、がんであった記憶があります。

 

検査データでは、どのような異常があるのか?

 

閉塞性黄疸では、肝障害を起こしているので、肝臓の酵素であるAST・ALTが上昇します。

 

そして、胆道系の酵素であるALP・γGTPの上昇も見られます。

 

その後に、遅れてビリルビンが上昇していきます。

 

また、便の性状ですが、茶色ではなく、灰白色便になるのが特徴です。

 

なぜかというと、閉塞しているので、腸管にビリルビンが通過できないためです。本来であれば、腸内で代謝され、茶色の色素になるため、便が茶色になるんですね。

 

黄疸は、そのままにしておくとどうなるの?

 

閉塞性黄疸の場合だと、

 

・胆汁の排泄ができない

・肝細胞へ影響が出てきて、肝予備能の低下が発生する

・閉塞時間が長いと、最終的に肝硬変になってしまう

・胆汁へ感染が起きると、胆管炎を起こしてしまう

 

このようなデメリットが発生します。胆汁の排泄ができなければ、消化や吸収ができなくなってしまいますし、肝臓の機能も低下します。感染を起こし、敗血症など重症化してしまうと、生命の危機に陥ることもあります。

 

胆管ドレナージって何?

 

基本的には、全ての閉塞性黄疸に対して、適応になります。

 

胆管ドレナージといっても、アプローチの仕方はいくつかあります。

 

私の病院では、代表的な2種類を行っていて、

 

・経乳頭的ドレナージ(ERCP)

・経皮的ドレナージ(PTCD・PTGBD)

 

これらを行っています。基本的には、ERCPといって、内視鏡を使いながら乳頭に到達し、胆管内にステント留置もしくは、鼻にNBチューブを出す方法があります。患者さんの状態を見ながら、決定していきます。

 

このNBチューブですが、固いチューブで鼻からなので、患者さんの不快感を伴うことが多いです。また、理解力が低い方の場合だと、あっという間に自己抜去してしまうこともあるので、必要時、一時的な抑制が必要になることもあります。

 

患者さんの負担だけを考えると、ステント留置の方が、患者さんにとっては楽です。

 

このERCPができない場合には、経皮的ドレナージを行います。これは外から針を刺して、チューブを留置する方法になります。

 

経皮的ドレナージをした数日間は、チクチクするような痛みが出ますので、適宜痛み止めを使用し、除痛していくことが、看護師にとって大事になります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

消化器って、範囲が広いので覚えることがたくさんあって、大変だと思います。

 

ですが、一つ一つ覚えていくことで、患者さんに安全と安楽を提供できることになります。

 

一気に覚えようとすると、逆に混乱をしてしまうので、黄疸というテーマを決めて、それに関与する知識を覚えていくところから始めても良いと思います。

 





 

 

 

看護師とお金、転職事情について興味ありませんか?

 

「もっとお金が欲しい。」

「職場の環境が・・・」

「もっと自由に働きたい。」

「時間のコントロールをしたい。」

 

このように思う方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

看護師とお金、転職について考えてみる

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。