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体位変換は2時間毎にしなくても良い?

今回は「体位変換は2時間毎にしなくて良いか」について記載していきますね。

 

あなたは、体位変換を2時間毎に行っていますか?

 

褥創予防の基本的ケアの一つに、体位変換がありますよね。

 

動ける方は、普段無意識に寝返りを行い、除圧を行っています。

 

除圧をしているので、褥瘡予防をしていることになるんですね。

 

なぜ、2時間毎の体位変換が推奨されていたのかと言うと、標準マットレス上の臥床による実験研究の結果からです。

 

でも、ここ最近では、体圧分散寝具って、たくさん発売されていますよね。

 

体圧分散寝具を用いた研究結果から、4時間以上にならない範囲で、対応しても良いとされています。

 

では、実際に4時間毎の体位変換を行って、褥瘡は発生しないの?2時間毎の体位変換を行う必要がある人の対象は?解説していきましょう!

 


 

実際に4時間毎の体位変換を行って、褥瘡は発生しないの?

 

私が働いている病棟では、実際に4時間毎のオムツ交換と体位変換を行っています。

 

私の病棟は、寝たきり状態の方が、約9割を占めていました。

 

以前は、2時間毎の体位変換を行っていたようですが、相次ぐ腰痛の発症、2時間毎の夜間の体位変換に、1周りすると1時間以上かかったそうです。

 

そして、またすぐに体位変換ということで、看護スタッフが疲弊してしまい、なんとか良い方法はないか?と議論した結果、4時間毎体位変換を導入したとのことでした。

 

結論から言うと、腰痛は劇的に減りましたし、新規の褥瘡発生はありませんでした。4時間毎体位変換は、時間を決めて、仰臥位、左右の側臥位を基本としています。

 

しかし、これは褥瘡が発生していなく、何もトラブルが発生していない人限定で行っています。仙骨にうっすらでも、赤みがあるようであれば、左右4時間の体位変換に切り替えますし、それでも改善が見られなければ、2時間毎体位変換を行うようにするのが、条件になります。

 

2時間毎の体位変換を行う必要がある人の対象は?

 

上記でも少し触れましたが、褥瘡発生のリスクが少しでもありそうな場合には、2時間毎体位変換に切り替えます。

 

また、既に褥瘡を持ち込んでいる場合には、2時間毎体位変換で、褥瘡悪化予防を行います。

 

褥瘡発生のリスクを具体的にすると、

 

・仙骨に発赤がみられた

・皮膚剥離がみられた

・採血結果より、アルブミンなどが低値で低栄養状態である

 

これらが該当する場合には、2時間毎の体位変換に切り替えていきます。

 

2時間毎の体位変換といっても、左右なのか、仰臥位を含めて3方向で行うのかは、個々の患者さんの状態にもよります。

 

リスクは高いが、仙骨などに発赤がない場合には、3方向で対応でもよいです。

 

また右側の腸骨のみに発赤や褥瘡がある場合には、仰臥位と左側臥位で対応することも可能です。

 

ここで言いたいのは、ルーチンで体位変換をするのではなくて、相手に合わせた適切な体位変換が求められているのです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

昔と今では、日々看護技術や看護のエビデンスは変化しています。

 

この医療業界は、日々勉強といわれていますが、その通りだなーと最近よく思います。

 

私も本を読んでいて、覚えることも多いですし、臨床経験を通じて覚えることもたくさんあります。

 

私が、消化器内科病棟で働いていた頃、2時間毎体位変換は当たり前でした。今の病棟に配属になり、4時間毎の体位変換は、まさに衝撃でした。

 

でも、新たに褥瘡を発生した患者さんもいませんし、看護スタッフの身体疲労の軽減にもなる。日々進化しているのだと感じました。

 

その一方で、学生時代に同一体位で圧を測定する実験に参加したことがありました。

 

あなたは、同一体位でどのぐらいいられますか?

 

ちなみに、私は30分でかなり辛かった経験があります。ということは、2時間毎体位変換でも、患者さんにとっては、辛いのではないか?

 

4時間毎体位変換を行い、介助者の負担が楽になった分、このような経験があるので、複雑な気持ちでもあります。

 

以前、在宅に退院される方で、自然に除圧をしてくれるマットレスを使用した方がいました。

 

皮膚科病棟で、体位変換をしなくても褥瘡の発生が見られないのかを確認し、在宅に退院しました。

 

その方は、特に皮膚トラブルもありませんでした。

 

これは、私の想像だけでしかありませんが、このような除圧マットレスが主流になれば、介護をする側、される側のお互いにメリットがあるように感じました。

 

新しい知識をつけることは、看護師のスキルアップにもつながり、患者さんに良い看護を提供することにもつながります。





 

 

 

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